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非常に適当な本と映画のページ

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2014.06.01
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カテゴリ:洋画

 アメリカのマーベルコミックスのシリーズ作でも、長い間人気を誇ってきたX-MEN実写版の作品の一つ。
 過去に遡り、X-MEN誕生の秘話を描いている。
 X-MENシリーズではお馴染みとなっているキャラが登場するが、作品そのものがキャラの「若き日」を描いているので、演じている俳優のほぼ全てが若手である。


粗筋

 1944年。
 ナチス・ドイツの強制収容所で、シュミット博士(ケヴィン・ベーコン)は、両親と引き離されたユダヤ人少年エリック・レーンシャーが、手をかざすだけで鉄門を捻じ曲げるのを目撃する。シュミットは、母親を彼の目の前で殺害すると、エリックは怒りによりその能力が覚醒した。
 同じ頃、アメリカの裕福な家庭に育つ少年チャールズ・エグゼビアは、屋敷に忍び込んだ変身能力を持つ少女レイヴン・ダークホルムと遭遇。テレパス能力を持つチャールズは、自分と同じ特殊能力を持つ彼女を、家族として迎え入れた。
 1962年。
 成人したエリック(マイケル・ファスベンダー)は、第二次世界大戦終戦を機に消息を絶ったシュミットの居所を突き止めようと、元ナチスの者を襲っていた。
 その頃、CIA捜査官のモイラ・マクダガートは、軍事機密漏洩の捜査の過程で、セバスチャン・ショウ率いる特殊能力者(ミュータント)集団「ヘルファイア・クラブ」の存在を知る。彼女は、ミュータントの専門家に意見を求める為、ミュータントの研究者となっていたチャールズ(ジェームズ・マカヴォイ)と接触する。
 危険なミュータント集団の存在を知ったチャールズは、モイラへの協力を約束した。彼は、CIAの極秘研究施設「デヴィジョンX」に迎えられた。
 チャールズは、CIAと共にヘルファイア・クラブの逮捕の為にそのアジトへ出向く。同時に、ショウと名を変えたシュミットの居場所を突き止めたエリックも、そのアジトに姿を現す。しかし、ショウ一味は、チャールズとエリックの追跡を振り払って逃走してしまう。
 が、この時点で、二人のミュータント(後のプロフェッサーxとマグニート)が、運命の出会いを果たす事になる。
 チャールズとエリックは、ショウの野望を食い止める為に、世界各地のミュータントを探索し、仲間になるよう個別に説得を始める。
 ショウがそれを許す筈がなく、ディヴィジョンXを襲撃。チャールズが集めたミュータントの一部を誘惑し、仲間にしてしまった。
 ショウは、核ミサイルをキューバに運ぶよう、ソ連に進言。
 アメリカはこれに対しキューバを軍艦で封鎖網を敷く。
 いわゆるキューバ危機が勃発した。
 世界は、第三次世界大戦の危機に瀕する。
 これこそが、ショウが狙っていた事だった。第三次世界大戦を引き起こし、それを機にミュータントが支配する世界を築く事を狙っていたのだ。
 ショウの企みを阻止する為、チャールズとエリックは、ディヴィジョンXに残っていたミュータントと共に、キューバへ向う。
 壮絶な戦いの末、チャールズとエリックは、ショウの野望を打ち砕く。
 しかし、この時点で既にチャールズとエリックの考えにずれが生じていた。
 チャールズは、ニュータントと人間の共存を望んでいた。
 一方、エリックはミュータントと人間は共存出来ないと感じていた。寧ろミュータントが優等人種として、人間を支配するべきだと感じていた。その意味ではショウの考えに賛同していた。そこで、エリックは、自身の母親を殺害したショウを復讐として始末しながらも、その意思は引き継ぐ。
 チャールズはプロフェッサーXとしてX-MENを編成し、世界平和の為に働く。エリックはマグニートとしてミュータントによる世界征服へと動く事になる。


楽天ブックス(large)

感想

 本作は、X-MENシリーズの前章となっている。
 したがって、X-MENやその宿敵の誕生や、その中心的な存在の過去を描いている。
 シリーズ作ではあるが、独立した映画としても観られるように製作された為か、逆にシリーズ作全てを観た者からすると、矛盾点が。
 本作では、プロフェッサーxとマグニートは若い頃から知っていて、当初は行動を共にしていたものの、早い段階で袂を分けた、という事になっている。
 一方、別のシリーズ作では、かなり歳を取ったプロフェッサーxとマグニートが共に行動し、ミュータントと人間の共存を探る姿が回想シーンとして描かれている。この点をどう説明するのか。

 キューバ危機は、実はミュータントが絡んだ戦いでもあった、というのが今回のストーリーだが……。
 史実の出来事を、この様にフィクションを絡めて「新解釈」してしまうと、無理が生じる。
 本作では、ソ連がキューバにミサイルを設置しようと考えたのは、ミュータントによる入れ知恵、という事になっている。
 これは、そもそもキューバ危機のきっかけを作ったのはアメリカだった、という事実を完全に無視している(キューバでカストロが革命を起こし、アメリカ寄りだった政権を倒した。アメリカはこれを気に入らず、キューバと断交。キューバは止むを得ずソ連に支援を求めた)。
 悪いのはソ連で、アメリカに全く非はない、と白を切るのはどうかね、と思う。

 X-MENシリーズは、かなりの予算をかけて製作されていて、それが様々なシーンで見受けられる。
 ただ、クライマックスと呼べる米ソによるミュータントに対してのミサイル攻撃のシーンに至ると、予算が底を突いてしまったのか、ミサイルが見るからに安っぽいCGで、観ていて少々がっかり。

 プロフェッサーxは、アメリカの裕福な家庭で育った事もあり、ミュータントと人間との共存を過剰に追い求める。
 マグニートは、ナチスから迫害を受けるという不幸な環境で育った事もあり(作中では母親が目の前で殺されている)、人間を信用せず、ミュータントと人間との共存は有り得ない、と考える。目的の為には手段を選ばず、結局本人が憎んでいた筈のナチスや、復讐の対象だったショウの思想を引き継ぐ事になる。
 ……という事になっているが……。
 アメリカで育った者は必ず善の側に付き、それ以外は悪の側に付く、という描き方はどうかね、と思わないでもない。
 今時アメリカ万歳映画流行らない。

 本作では、様々なミュータントが登場するが、プロフェッサーxとマグニート、そして数名のミュータント(ミスティーク、ビースト)以外には、他のシリーズ作で登場するキャラは少ない。どうなったのかが知りたいところ。


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Last updated  2014.06.01 20:18:56
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