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2015.07.30
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カテゴリ:洋画

ターミネーター:新起動/ジェニシス
(C)Paramount Pictures 2014. All Rights Reserved
映画「ターミネーター:新起動/ジェニシス
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 ターミネーター・シリーズをリブートする目的で製作された。
 カリフォルニア州知事に就任している間、ターミネーター・シリーズに積極的に関与出来なかったアーノルド・シュワルツェネッガーが、本格的に参加。
 これにより、ターミネーター・シリーズの第3作と第4作が、まるで無かったかの様な扱いに。
 アーノルド・シュワルツェネッガーがT-800、ジェイ・コートニーがカイル・リース、ジェイソン・クラークがジョン・コナー、そしてエミリア・クラークがサラ・コナーを演じる。


粗筋

 2029年。
「審判の日」から30年以上に渡る人類と、人工知能スカイネットとの戦いは、ジョン・コナー(ジェイソン・クラーク)に率いられた人類側の勝利に終わる。
 が、その一歩前に、スカイネットはジョンの母親サラ・コナー(エミリア・クラーク)を殺害する為に、タイムマシンでターミネーターT-800を1984年に送り込んでいた。ジョン・コナーは、それを阻止する為に、カイル・リース(ジェイ・コートニー)を1984年に送る事に。
 タイムトラベルの瞬間、カイルはジョンが何者かに背後から襲われるのを目撃。それと同時に、「スカイネットはジェニシス」「審判の日は2017年」といった謎の光景を見る。
 1984年に到達したカイルを待っていたのは、ターミネーターT-1000だった。カイルは早くもT-1000に殺されそうになるが、女戦士となっていたサラと、彼女が「おじさん」と呼ぶ中年姿のT-800によって助け出される。
 タイムトラベル直前の話では、サラは戦士でも何でもないただのウェイトレス、という事だったので、カイルは訳が分からなくなった。
 サラは説明する。「過去」は書き換えられてしまった、と。9歳にT-1000の襲撃によって両親を失ったサラは、彼女を護る為に何者かが未来から送り込んだ「おじさん」の保護を受けてきたという。スカイネットから送り込まれていた、カイルが倒す筈だった青年姿のT-800も、サラと「おじさん」によって倒されていた。
 サラは、タイムマシンを製作していた事をカイルに明かす。彼女は、青年姿のT-800から摘出したチップを使い、「審判の日」の起こる1997年にタイムトラベルしてスカイネットを起動直前に破壊しようと考えていた。
 カイルは、自分がタイムトラベル前に見た謎の光景について述べ、1997年ではなく、2017年に飛ぶべきだと主張。過去が変わっている以上、阻止すべく「未来」も変わってしまったのでは、と。
 サラはカイルの主張に最初は納得出来なかったが、説得される。損傷によりタイムトラベル出来なくなっていた「おじさん」を残し、二人は2017年に向かう。
 2017年に到達したサラとカイルは、直ちに警官に逮捕され、病院へ連行される。
 この時空では、「ジェニシス」という、全てのコンピュータが一同にリンクされるシステムが近々起動される予定だった。「ジェネシス」こそこの時空の「スカイネット」であり、起動の日が「審判の日」だったのだ。
 二人は病院から脱出。初老姿となっていた「おじさん」とも合流。
 そこに、この時空のジョン・コナーが姿を現す。この時点で、カイルは自分がサラと結ばれ、ジョン・コナーの父親になる事実を知る。
 が、この時空のジョン・コナーは、T-3000というターミネーターに改造されていた。ジョン・コナーはスカイネット/ジェニシス側に付き、人類を滅亡させると宣言。
 カイルとサラは、「おじさん」の助けを借りて、ジョン・コナーから逃れると、ジェニシスを破壊する為に、サイバーダイン社へと向かう。
 ジョン・コナーは先回りしていて、カイルらを阻止しようとするが、倒される。
 ジェニシスは、サイバーダイン社ごと破壊された。


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感想

 ターミネーター第1作目(公開の時点ではシリーズ化されるとは誰も思っていなかった)は、未来からやって来た無敵のサイボーグと、生身の人間との死闘を描いた、SFホラー・アクションだった。
 が、シリーズ化され、続編が製作されていく内に、ホラー的な要素が排除されていき、ただのSFアクションに。
 本来は無敵で、不死身で、どこまでも追ってくる恐ろしい存在だった筈のT-800(アーノルド・シュワルツェネッガー)も、第2作で早くも「善玉」になってしまう。以降、T-800は、より進化した新型ターミネーターを迎え撃つ旧式兵器に成り下がってしまう。
 第1作は、か弱く、何の戦闘能力も無かったサラ・コナー(リンダ・ハミルトンによって演じられた)が、T-800との死闘を繰り広げる内に戦う事を学んでいき、タフな女性に変貌していく、という姿が見られた。
 が、シリーズが進むにつれ、サラは最初からバリバリの女戦士として描写される様に。
 本作では、第1作のサラ・コナーは、「過去が変わった」という面目で無かった事にされ、最初から女戦士として登場。
 カイルと同様、観る側もサラの描かれ方に動揺する。

 様々なサイボーグとの死闘が描かれるが、T-800は最早不死身のキャラとしてしか描かれないので、どんな危機に陥っても「結局どうにか切り抜けられるんでしょ?」と思ってしまい、手に汗を握る事が出来ない。
 安心して観ていられる、と言われればそうなんだが。

 第1作目のカイル・リース(マイケル・ビーンが演じていた)は、屈強な男ではなく、筋肉隆々のシュワルツェネッガーとは対照的で、それが危機感を煽っていた。
 本作のカイル・リースを演じるジェイ・コートニーは、シュワルツェネッガー程ではないにせよ、屈強な体格で、それなりに戦えそう。危機感を抱けられない。

 サラ・コナーを演じるエミリア・クラークは、どことなく第1作でサラ・コナーを演じたリンダ・ハミルトンと、顔立ちが似ている。
 エミリア・クラークの方が何となくごついが。
 ジョン・コナーを演じたジェイソン・クラークとは、苗字が同じだが(綴りも同じ)、血縁関係がある訳ではないらしい。役柄では血縁関係がある、という事になっているのに。奇妙である。

 本作の最大の展開は、人類を滅亡から救う存在だった筈のジョン・コナーが、逆に人類を滅亡させるターミネーターに改造されてしまっている、という事。
 第一作のT-800(悪玉)とジョン・コナー(善玉)の立場が、完全に逆転している。
 続編が計画されていて、どんな展開になるのかは不明だが、これまでの経緯を見る限りでは、どんな展開になっていても、驚きは無い。
「実はカイル・リースこそ新型ターミネーターで、サラを助ける振りをして近付くが、善玉のT-800に阻止される」
「実はT-800こそジョン・コナーの父親で、それを殺すためにカイル・リースが未来からやって来る」
「スカイネットは単なる未来のスーパーコンピュータで、全然悪くない」
「実はサラ・コナーこそ人類を破滅させる存在で、それをT-800とカイル・リースが共に阻止する為に殺しにやって来る」
 ……等々。

 最近のハリウッド映画の例に漏れず、韓国人俳優を起用。
 雑魚扱いだが。
 何故韓国人俳優をしつこく起用するのかが不明。
 同じ東洋人だから、中国や日本の観客が共感してくれるだろう、との思惑か。
 逆効果にしかなっていない。


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Last updated  2015.07.30 16:46:43
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