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ほろほろ日記

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2006.03.24
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カテゴリ:妊婦ライフ
今日は朝から快便♪
午後にもお通じがあり、お腹すっきり♪
最近は毎日お通じがあったけど、こんなにスッキリしたのは久しぶり(笑)
昨日は「ツワリ再来?」と思えるほどに、気分が優れなかったのですが、今日は快適に過ごせました。
私の体調がいいと赤ちゃんも気持ちいいのか、昨日に比べると胎動が頻繁のような気がします。


ところで先ほど夕方のニュース番組の特集で親の「過干渉」による「恋愛依存症」の30歳女性を取材していました。
どこへ行くにも親の干渉が付きまとい、2時間置きに電話やメールが入るといったもの。
その都度嘘をつき、親の前ではいい子を演じている彼女。
ちなみに公立高校の教師だとか(恐ろしい!)。

うーん。。。反抗期ってなかったの?(^^;
だって30歳でしょ。。。親なんて無視するくらいの生活力や精神力のある年齢じゃないの?

私も母の呪縛というものにかかって育ったほうだと思う。
ただしこれは「必要な呪縛」です。

母は私を信頼している→あえて言葉でうるさくは言わない→何も言われないと返って悪いことはできない

といった図式がうまい具合に出来上がる「呪縛」です。
これって普通のことだと思う。少なくとも、私の身の周りの友人では親に嘘をついてまで何かをしよう、という人はいない。
もちろん、思春期には多少の嘘もつきました。でもそれは他愛も無く罪の無いもの。
何か自分で悪いことをした、という自覚があると気分が落ち着かず、それを正したくなる自分もいる。。。といった具合にうまく循環して育ったと思います。
もちろん、母にはそんな私の性格はお見通しで「この子はうるさく言わずとも、悪いことをすれば自分から告白せずにはいられない」ということをわかっていたのですから『お釈迦様の掌の中』といった感じだったでしょう(笑)

もちろんある程度の反抗期もありました。
なにかにつけて、母親のすることが癪に障るのです。
そんなとき、母は真剣に向き合ってくれました。私が道理の通らないことを口にしても本気で取り合ってくれました。
もちろん、間違っていることは私は百も承知の上で母にぶつかっていました。
そして衝突をしたあとは。。。10分もすると母のほうから「お菓子食べよう」と声をかけてきて「はいおしまい☆」て感じでした(笑)

そんなことを繰り返しつつ、少しずつ親から離れ、親は私から離れ。。。気づけばお互いに必要なときに必要なだけ支えあう関係が出来上がっていました。
昨年の流産から今回の妊娠にかけては、母の存在がどれほどありがたいと思ったか知れません。
でも「お母さん無しじゃダメ」という関係ではなく、お互いに調子がいいときには1ヶ月でも連絡を取り合わないほどです。
「便りが無いのは元気な証拠」という、まさにそれです。
でも母から「困ったわ」という電話はありませんね。そこはやはりいつまで経っても「親」なんですね。

そんなふうにして大人になった私には、この特集のような女性の状況がまるで理解できません。
まぁ、小さな頃から親の干渉が当たり前で育ってしまうと『洗脳』されてしまってこうなるのかもしれませんが。。。
この人の親にしても、なぜ自分の子供に「完璧」を求めるのかも疑問だし。。。自分だって完璧じゃないくせにね?と。

母親の存在が鬱陶しい時期は確かにありました。
そしてあまりの信頼の大きさに押しつぶされそうなときも。
でもそこで言いなりになるような私ではありません(笑)
母の価値観をぶつけられれば、それには正面切って応戦しました。
私の価値観はこうだ!と。

ひとつのはっきりとした事例?をここで。。。
30歳のときでした。その頃になると親子喧嘩は殆どなくなりましたが、時々口げんか程度の事態になると、さすがにもう母には理屈では負けないくらいの自分の考えがシッカリとあり、母は「もう勝てない」と思うと切り札を出してきました。
『お母さんがあんたの年のときにはもう子供が2人もいたわよ!?あんたはなにしてるの?好きなことばかりして!』と。
(念のために。。。私はちゃんと働いていましたし、世間にも認められる資格も持っていましたし、好きなこと=旅行は自分で稼いだお金でしていましたし、なにはともあれ世間様に迷惑はかけていませんでした)
母は『これを言えばぐうの音も出まい』と思って、負けの喧嘩の最後にはこれを持ち出すのが癖でした。

最初の頃は私もただ「結婚できない出来損ない」と言われているようで黙り込んでしまいましたが、30歳も過ぎると強気です(笑)
母のこの台詞に、このときはこう応えました。
「そうよ!私はもう30歳よ!お母さんは何歳で結婚したの?25歳だっけね?25歳で結婚して子供を産んでずっと専業主婦しているお母さんと、20歳からずっと世間で働いてきている30歳の私と、比べようって思うわけ?私からしてみりゃろくに世間で働きもせずに結婚して子供産んで『私は立派な社会の一員です』て顔してる人のほうが世間知らずで子供に見えるけどね?
お母さんが30歳のときはおばあちゃん(母の母)はこんなことに干渉してきたの?お母さんは子供を2人産んだというだけで、世間のことをなんでも知っていたの?30歳で家庭を切り盛りできていたんでしょう?じゃあ、30歳の私が自分のことに責任が持てないと考えるのはおかしいんじゃない?少なくとも私には世間のことはわかってるよ?結婚して子供を産まなければ責任が果たせない、だなんて言うんじゃないでしょうね?」と一気に言いました。
しかも冷静に。

すると母は妙に納得した顔をして「そうね。。。あんたは30歳だもんね。子供はいないけど社会経験はお母さんよりずっとしてるわね。あんたの言うとおりかもしれないわ」と。

一人暮らしの経験が4年ほどあるとはいえ、ずっと親元にいたのですから母が「完全に子離れ」をするのはなかなか難しかったでしょう。
しかしこの一件で、なにかが変わったのは確かです。
これ以来、母は「結婚と出産」を切り札に用いることはなくなりました。
そしてようやく『私のあの小さかった娘はちゃんと30歳になったんだ』とわかってくれたようでした(苦笑)。

親子といえども他人です。分かり合うには正直に胸のうちをさらけ出すしか方法はありません。
これを親のほうから拒絶したのでは問題外です。
私は「嘘をつかず本音で話し合う」ことのできる親を持ってよかった、と感謝しています。


子供は私の所有物じゃない。
子供は一人の独立した人格です。
お腹にいるときから私の言うことなどきかないんだから(笑)、生まれてきたらなおのこと「他人」ですよね。
私も自分の子供に対して、同じように本音でぶつかっていきたいと思う今日この頃です。





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Last updated  2006.03.24 19:18:23
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