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星見当番の三角テント

蟹座の支配分野

蟹座で新月が起こる時は、蟹座の支配分野のお願い事が叶いやすくなります。
また、太陽サイン(いわゆる生まれ星座=生まれた時に太陽のあった位置)が蟹座の人、
同じく月のサインやドラゴンヘッドのサインが蟹座にある人は、そうでない人よりも
今回の新月の影響を強く受ける可能性があります。弱点克服のお願いをかけたり、
長所がより伸びていくようにお願いしたりするのに最適の時期です。

月は、蟹座の支配星でもあります。あるサインに、その支配星が入ることを
「支配星回帰」と言います。ホームグラウンドに帰ってきて、天体の力が強まります。

蟹座が支配しているのは、以下のような事柄・テーマです。

蟹座は物事を「外から内へ取り込む」「吸収する」という意味を持つ「偶数のサイン」です。
「偶数のサイン」は「女性サイン(陰のサイン)」とも呼ばれます。
そして、蟹座の支配星である月も同じく「吸収する」「取り込む」という働きを持つ
「女性(陰)の天体」とされています。天体にはそれに対応する数字もあるのですが、
「月の数字」は「2」で「偶数」です。蟹座と月は似たようなテーマを司っていて、
大きなテーマとして「受け身であること」「女性的であること」があります。

三区分で言うと、蟹座は「活動サイン」です。
「活動サイン」は「季節のスタート」を担当するサインで、蟹座は夏至の日を起点とする
「夏の最初のサイン」です。活動サインは、新しく物事を始めるのが得意です。
春の三つのサイン、牡羊座・牡牛座・双子座までの段階で伸ばしてきたものとは違った
新しい段階に入っていく始めのパートを受け持つのが蟹座です。

牡羊座で「生きるぞ!」という「根源的なやる気と生命力」と共に生まれ
牡牛座で「自分の体」という意識と五感を働かせることを覚え、
双子座では、前の二つを組み合わせて駆け回り、見聞を広めることを覚えました。
ここまでの段階は、「自分ひとりの力を伸ばす」ことに関係がありました。
蟹座からは、これまでの三つの力をうまく操りながら、別のテーマに取り組みます。
それは、蟹座のエレメントである「水」に関わるテーマ…「感情と絆」の問題です。

蟹座・獅子座・乙女座までは、人生双六風に言うと前思春期から思春期、成人直前
(社会人デビューする直前)までに当たります。所謂「むずかしいお年頃」です(笑)。
様々な形の「自分の気持ち」と向き合う段階になります。蟹座はその最初のサイン。
まずは、身近な人と、安心できる小さな空間の中で絆を育てていくことから
蟹座のレッスンは始まります。身近な人のいる、安心できる小さな空間…家族。
「家族」は最初の人間関係です。対人関係の基礎を、ここで育み身につけます。
「家族」「親子(特に母と子供)」「家庭」は蟹座の大きなテーマです。

双子座でやんちゃに走り回っていた子供も、夜になれば「家」に帰ります。
「家」は「外の世界」よりは狭いですが、そこにはよく知っている人がいて、
わくわくするような刺激は少ないけれど危険からは守られています。
「家族の一員」としての責任があったりもして、それが少し重いこともあるけれど
寝食を共にする仲間内ではくつろげて、何を言い出しても受け止めてもらえる
「気安さ」もあります。

蟹座は「帰ってくるところ」「心身の拠り所」としての「家」を支配しています。
「自分はこの家族の一員である」という「帰属感」、守られている「安心感」、
そこで生活を共にする「家族」「家庭」は勿論のこと、建物そのもの(家屋)も
蟹座が支配しています。ここから、「不動産」も蟹座管轄となります。

新居を建てたい(あるいは購入したい)、今住んでいる家を居心地よく改装改築したい、
など家に関する計画のある人は、蟹座新月にお願いしてみましょう。
改装改築に関しては特に、キッチン・バスルーム・ベッドルームが蟹座と縁が深いです。

蟹座は「母性のサイン」と言われます。蟹座の支配星「月」も母性と関係があります。
また蟹座のマーク(数字の6が追いかけっこしてるような)は「乳房と抱きしめる両腕」
をデザインしたものだとも言われています。「母であること(母である自分とわが子)」
「母と、母の子としての自分の関係」「育児」「成長」「養育」も蟹座のテーマです。
現実の子供、現実の母親だけではなく、内なる子供(インナーチャイルド)内なる母親
(インナーマザー)も蟹座の支配下にあります。

子供時代(或いは現在)のお母さんとの関係での悩み、「母親」としての育児の悩み、
家族との関係で、もっと「安心感」や「親密さ」「和やかさ」を感じられるようにしたい、
身近にいる大切な人と、もっと気持ちを通わせたい、自分の気持ちを素直に表したい、
家族との時間をもっと作りたい、など「家族と自分との関係」全般のお願いをするのに
蟹座の新月は最適です。蟹座新月は「育ちゆくもの」と「成長の過程を見守るもの」
その両方を後押ししてくれます。小さな赤ちゃんも、お母さんになったばかりの人も、
小さなお兄ちゃんやお姉ちゃんも、ペットの動物を迎えたばかりの人も。
蟹座は、小さな愛情の芽を大きな絆の木に育てていこうとする人全てを応援します。

蟹座は「身近な人との感情的に親密な関係(時に「甘い」関係)」も象徴します。
「助ける/助けてもらう」「守る/守られる」「甘える/甘やかす」など、
お互いに気づかい、互いの感情を表現しあったり共有したりする関係です。
甘えるのが下手、助けて貰うのが苦手、でも、甘えてみたい守ってもらいたい、
そんな人は蟹座の新月に、そういう気持ちを表現できるようにと願ってみましょう。
或いは逆に「人に手を差し伸べるのが苦手」な場合のお願いにも向いています。
まず「大事な人の役に立ちたい気持」をそのまま出せるようにお願いしてみるのは
いかがでしょうか。

蟹座は「安心感と不安感」の両方を支配しています。
蟹座というのは感情の海に浮かんだ船のような性質を持っているサインで
「港」があってそこに碇を下ろして停泊しているときには「安全」で「安心」ですが
一旦沖に出ると波や海流や風の影響をモロに受けて「不安定」になります。
(「船」が多くの人を乗せるものだった場合、乗客もろとも「海」に翻弄されます)
「船長」がしっかりと空や波を読んで舵取りをすれば、船は風のように自在に走れます。
潮の干満のように、月の満ち欠けのように、不安定な気持ちの波に悩む人、
気持ちの波に身近な人を巻き込んで翻弄してしまう人(あるいは巻き込まれやすい人)は
「しっかりした拠り所」=碇を下ろせる場所(港)を自分の外に見つけるか、
そうでなければ自分が「船長」として心の船の舵取りに熟達するかしかありません。
蟹座の新月に、自分の気持ちと上手に付き合う道が見つけられるように願ってみましょう。
特に不安の強い人は、何か大きな力がいつも自分を守ってくれると感じられるよう
願ってみるのもいいですね。

蟹座はその支配星である「月」と同じく「反復(繰り返し)」という意味を持ちます。
「習慣」「反復練習」「くりかえすことで身につける事柄」に関するお願いをするのに
蟹座新月は適しています。部活動などで言う「基礎練(基礎練習)」もこれに当たります。
蟹座は12サインの4番目に当たりますが、「4」の数字には「基礎・基盤」という
意味があります。子供・ペットの躾に関すること(実は親・飼主の躾でもある;)
スポーツや楽器など反復練習が必要なものなど、「しっかり身につけたい」
「習慣にしたい」ものがあったら、蟹座新月に願掛けして取り組んでみましょう。

蟹座に新月がある時には、蟹座の美点を伸ばす願いだけではなく
短所を克服するお願いをかけることもできます。
蟹座的な性質が暴走した場合、「不安感(拠り所の無い感じ)」
「気分の変わりやすさ」「依存心の強さ(甘えすぎ)」「お節介」「人見知り」
「独占欲(囲い込みたがる)」「身内主義(排他主義)」などが出てきます。
それから「気持ちを分かってもらいたが(りすぎ)る」というのもあります。
「~してくれたっていいのに!」という文句が口をついて出てきそうになったら
危険信号です。こういったことで苦しい気持ちになっている方は
蟹座の新月に解決を願ってみましょう。

最後に、蟹座が支配している体の部位と病気について。
蟹座が支配しているのは乳房と胃、胸腔、膵臓です。良性悪性両方の腫瘍、
胃潰瘍、胃炎、胃もたれ、胸やけ、乳房に発生する疾患(乳癌や乳腺炎)、
膵臓炎などが蟹座の支配する病気です。蟹座で新月が起こる時には、
これらの部位の健康(病気予防)や、病気がある場合の症状改善を願うのに最適です。



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