水晶お笑い劇場・我輩は猫である我輩は水晶猫である。名前はまだない。我輩の居場所は革財布の中。星見当番の小銭を見張るのが我輩の仕事。 こんなに小さい我輩は、お財布の中に易々ともぐりこめる。百円玉にだって載れちゃうぞ。 自分では見えないが、我輩の頭頂部には穴があいているそうだ。星見当番が見つけてくれた。 後ろから頭を写すと、穴が透けているのがぼんやり見えた。諸君には見えるか?我輩の頭の穴が。 (星見当番登場)さて、ここにシャーペンの芯が一本あります。 (水晶猫)…ギクッ☆そ、それをどうする気だ、やめろ~~!! わ、我輩の頭になんてことするのじゃ~。 星見当番の奴、落語の「あたま山の桜」が好きだったのを忘れてたぜ… |