星見当番の三角テント

こんばんは、星見当番です。
今夜は射手座の新月予報をお届けいたします。

12月16日の21時04分（日本時間）。
太陽と月が射手座の24度40分で角度差ゼロとなります。。
2009年最後の新月・射手座の新月タイムです。

お願い事のベストタイムは新月タイム開始から8時間以内です。
今回だと12月16日の21時04分から12月17日の朝5時03分までということですね。
このベストタイムを過ぎても、開始から48時間以内であれば新月効果は残っています。
でも、今回の場合12月17日の朝7時33分には月が山羊座入りしてしまいます。
できれば太陽も月も射手座にある間にお願いを済ませるのが当番のお薦めです。

さて今回の新月は射手座で起こります。
生まれた時の太陽が射手座にある方（いわゆる射手座生まれの方）、
同じく生まれた時の月やドラゴンヘッドが射手座にある方は、
それ以外の方よりも今回の新月の影響を強く受ける可能性が高いです。
射手座のよい面を大きく伸ばし、短所を克服するお願いに最適です。

射手座に特に天体を持ってない方でも、今回は射手座の支配分野に関するお願いが
叶いやすくなっています（勿論、射手座の支配分野以外の願いごとをしてもOKです）。

以下、射手座の解説と叶いやすいお願いジャンルです。

射手座は12サインの9番目、「自分→世界」の奇数サインです。
エレメントは「火」。「意志」や「熱意」「やる気」を重んじることを表します。
そして季節の最後に位置し、次の季節への橋渡し役となる「柔軟サイン」です。
柔軟サインは「調整」「フォロー」「アレンジメント」を得意とします。

願いごと常連さんは、いま挙げた射手座の三つのキーワード
「奇数」「火」「柔軟」を使って自分なりに願いごとを考えてみてください。


「奇数サイン」→自分から世界に向かってはたらきかける、外へ打って出ること

「火のサイン」→照らし、温める。勇気を出す。自分と周りを元気にする。

「柔軟のサイン」→使いやすく変える。応用する。ふたつのものの橋渡しをする。


あなたの願いごとの中に「奇数で火で柔軟の願いごと」はありましたか？
自分で見つけられた方は、そのまま行きましょう。見つけられなかった方、
答え合わせをしてみたい方は以下へどうぞ。

蠍座の次に来る射手座は火のサインです。火は「反発する力」を象徴します。
一つ前の蠍座が「ある特定の対象に没入する・傾倒する」サインなら、
射手座はその名の通り、矢のように「飛び出す」サインです。

蠍座のディープな愛としがらみを打ち破って広い世界へ、
外へ外へと飛び出していくのが射手座のテーマです。
射手座は旅行家・冒険家のサインです。自分の力を信じて
新しいことに挑戦しようとしている方を射手座の新月が応援しています。

射手座の支配星・木星が、射手座の「未知へと飛び出す心」をさらに後押しします。
なぜなら、木星というのは「拡大」や「成長」を促す天体だからです。
木星の発するメッセージは「お前は大きくなっていい（大きくなるに値する）」です。
その呼びかけに「よし、じゃあ大きくなるぞ」と応じてきたものたちを、
射手座と木星は応援します。

「広い世界へ出て行く」ことから、射手座は「遠距離の移動」を支配しています。
海外旅行・留学・海外移住などは射手座に支配されています（なお、近距離の移動、
国内旅行などは射手座の対向にある双子座の管轄です）。

海外旅行の予定がある方、留学や海外移住などを目指している方は、
射手座の新月に旅の安全と幸運、旅先での素敵な出会いをお願いしてみてください。

射手座は、双子座と並んで「学問のサイン」でもあります。
「読み書きそろばん系・初等教育」は射手座の対向にある双子座が担当し、
「応用系・高等教育」を射手座が担当しています。

これは、「双子座は近距離の移動・射手座は遠距離の移動」というのと
同じ分担です。身近なのが双子座、遠いのが射手座です。
双子座は虫眼鏡で射手座は望遠鏡、双子座は自分で運転する自動車やバイク、
射手座は大勢の人を一度に運搬する大型船舶や旅客機です。

学業の中でも、特に「より遠くへ行く」ために必要な「語学」や「地理・歴史」、
「広く高い視野から物を見、考える」ための「哲学・法律・宗教・思想」などが
射手座の支配を強く受けています。

今回の新月は大学生・大学院生および各種資格試験を受ける人の
学業成就祈願に最適です。特に語学系の資格を取りたい方は、
射手座新月へのお願いが吉です。

射手座は「教師のサイン」とも呼ばれ、「学ぶ側」だけでなく
「教える側」も支配しています。学校の先生（特に高校生以上を教える先生）、
および学校でなくてもレクチャーすることが仕事の方は射手座に守護されています。

他に、宗教家（お坊さん、牧師さん、神父さん）、裁判官なども
射手座に関連した職業とされています。

教師とお坊さんと裁判官ではだいぶ雰囲気が違うように思えますが、
どの職業も射手座のテーマである「広く高いところからものを見る・考える」ことに
関連しています。それに、お坊さんは自分の修業だけでなく、訪れる人に
神様なり仏様なりの教えをわかりやすく説明もできなければいけませんね。

射手座は柔軟サイン、二つのものの橋渡しをするサインです。
外国との交易・輸出入にも関わりますし、教育にも関わります。
どちらも、遠くにあるものを近くに持ち込む、馴染みのないもの、
わかりにくいものを手に取れるようにする橋渡しの作業です。

学び、理解し、教える（広める）。これらの職業についている方、
またはこれから目指す方々を射手座新月は応援しています。

射手座は、天秤座で始まった「他人の意見を聞く」というテーマも引き継いでいます。
天秤座では、「意見を聞く他人」は目の前にいる具体的な他人でしたが
射手座は「より広くより遠くより高く」のサインなので、意見を求める相手も
すぐそばにいる人間とは限りません。

遠い過去の人物の意見に書物を通じて接したり、動物や自然と触れ合いながら
「野生の知恵」「自然の知恵」を我が物にしたり。また「天から来る声」
といったものまで射手座は直観的にキャッチし、吸収します。

「直観に従う」「率直に話す」「即断即決」なども射手座の大事なテーマです。

言いたいことを思いついても、ついためらってしまって
思うことをストレートに言えない、という人。
やりたいことがあるのにぐずぐず自分に言い訳してしまって、
すぐに行動に移れないという人。

射手座の新月は自分への言い訳を断ち切るチャンスです。
目標にむかってまっすぐ飛んでいける即断即決さんになりたい人は
射手座新月にお願いしてみてください。

射手座が直接に引き継ぐのは、すぐ前にある水の固定サイン・蠍座のテーマです。
蠍座で一対一の関係にどっぷり浸かってエネルギー120％充填が完了したら、
次はそのエネルギーを解放しなければなりません。蠍座の感情的な縛りを
解いて、でっかい波動砲を撃つのが射手座の使命です。

それと同時に、射手座は遠い火の固定サイン・獅子座のテーマを引き継ぎ、
ほどいていくという使命も持っています。

蠍座と獅子座の共通点は「こだわりを持つ」ということです。
獅子座がこだわるのは「家族の誰とも違う特別なこの私！」。
蠍座がこだわるのは「他の誰よりも特別な、私の愛するこの人との関係！」。

射手座は、この「これが特別！これが唯一絶対の！マイプレシャアアアス！」
…というこだわりを手放すことがテーマです(^^;)☆＼(--;)。

「特別な自分自身」であることや「特別な唯一の相手との関係」から離れて
クールで身軽な旅がらすに戻りましょう。気分は木枯らし紋次郎です。

（ところで、木枯らし紋次郎っていうのは、すごく射手座的なキャラクターです。
渡世人だし楊枝は飛ばすし「あっしには関わりのねぇことでござんす」が決め台詞だし。
ついでに言うと紋次郎の生みの親である作家の笹川左保は11月25日生まれで
これまた射手座さんです）。

野外活動、スポーツなどを通して人々と交流することも射手座の管轄です。
競技では特に、サッカーなどの団体競技が射手座の支配下にあります。
そのほか、射撃・アーチェリー・乗馬など半人半馬のサインに因んだものも
射手座の支配下に入っています。これらのスポーツをなさっている方は、
技術の向上や競技会での勝利を願うのもお薦めです。

「自然と親しむ」ということでバードウォッチングや山歩き、キャンプなども
射手座支配と言えます。「外で楽しく体を動かしたい」と願う人、
「何か野外活動の会に参加したい」と願う人は射手座新月がチャンスです。

射手座は「楽観主義者のサイン」と言われます。
これは射手座の守護星「木星」の性質と、射手座が「最後の火のサイン」であることに
関係しています。

射手座は、秋の最後を飾る柔軟サインです。
春の始まりの牡羊座、夏の盛りの獅子座に続く、火のサインの最終走者でもあります。

射手座の時期が終わってしまうと「冬至」です。
冬至は山羊座のはじまりです。ここから三ヶ月間は火のサインが現われません。
一年で最も寒い期間（北半球の場合ですね）、西洋占星術の冬が始まります。

射手座の火は、牡羊座の火ほど活発でもなく獅子座の火ほど安定感もない、
弱い小さな火です。牡羊座の火が、春を告げる生まれたての太陽で
獅子座の火が真夏の灼熱の太陽だとすれば、一年でいちばん昼間の短い季節、
クリスマス前の一ヶ月間を担当する射手座の火は暖かい食卓にともるキャンドルの火、
夜の街をかざるイルミネーションです。

「柔軟サイン」の「人や状況に合わせてフォローする力」を使って、
冬に入る前に人々に自分の持っている火（明るさや温かさ）を分け与えるのが
射手座のだいじな使命です。

射手座の火は、春にふたたび復活することを知って消えて行く火です。
太陽の光と熱に頼ることのできない寒い季節を、それまでたくわえてきた
じぶんたちの心の中にある暖かさ・明るさを交換しあって生き抜こう、
人間は、互いに光や暖かさを贈りあうことができるはずだ、と、
射手座はそういう風に人間を信じるサインです。

周りの人に、自分の持っている小さな火を分け与えるような人になりたい方、
誰か、笑わせてあげたい、喜ばせたい、温めてあげたい相手がいる方。
天のサンタクロース・木星に支配された12サインで一番の楽観主義者の
射手座パワーをチャージいたしましょう。

パーティーや忘年会の幹事さん、いらっしゃい。
大切な人のサンタクロースになりたいと願う方、いらっしゃい。
ゲストが喜んでくれるすてきなおもてなしをしたいという方や
クリスマスにボランティアに参加しようという方を
射手座新月が応援しています。

射手座で新月が起こる時には、射手座の長所を伸ばす願いだけでなく
短所を克服するお願いをかけることもできます。

射手座の短所は、楽観主義が行き過ぎた「無責任」「行き当たりばったり」。
それから「率直なもの言い」が行き過ぎた結果の「無作法」「毒舌」。
「説明過剰・あるいは説明過少（射手座と双子座の表裏一体性に関連）」。

広い世界、大きなものごとに接しているうちに、つい気が大きくなって
等身大の自分を忘れてしまう「誇大妄想」「自慢癖」「身の程知らず」、
ストーリーテラーがこうじた「説教癖」「大風呂敷」などがあります。
それから、好奇心旺盛なのが裏目に出た「お祭り好き」「野次馬っぽいところ」も
射手座の短所かな（汗）。

これらの射手座暴走にお悩みの方は、「行きすぎを押さえ、長所を出せますように」と
新月にお願いすることも出来ます。

射手座の支配する体の部位は肝臓と大腿部と坐骨神経です。
今回の新月はこれらの部位の健康を願ったり、肝臓病や坐骨神経痛の治癒を願うのに
適しています。激しい運動をする方で、大腿部の肉離れなどを起こしがちな方も
射手座新月に症状の改善や、肉離れが起きないように予防のお願いが出来ます。