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テーマ:歌舞伎大好き!(1106)
カテゴリ:歌舞伎
歌舞伎座2023年7月大歌舞伎夜の部最後の演目は、成田屋さんのなんと豪華な舞踊でした
![]() 歌舞伎座 ![]() 【夜の部】 三、九世市川團十郎没後百二十年 新歌舞伎舞十八番の内 『鎌倉八幡宮静の法楽舞』 かまくらはちまんぐうしずかのほうらくのまい 作:松岡亮 ・・・あらすじ・・・ ここは、 鎌倉の外れにある荒れ寺の近く。 先頃よりこの荒れ寺に ちみもうりょう 魑魅魍魎が出現し、 人々を悩ましているという訴えがあったため、 鎌倉極楽寺の僧である方便坊(種の助)、 ![]() ![]() 普聞坊(廣松)、寿量坊(男虎)、随喜坊(玉太郎)たちが 法力で退散させようとやって来る。 ![]() 鎌倉山の山の端も、 ![]() 怪しの魔風湧き起こり ![]() やがて夜も更けると、 荒れ寺の主である老女に味方する物の主である 老女(團十郎)が姿を現し、 この老女を現し、 この老女に味方する物の怪の うぶめ 姑獲鳥(児太郎)や、 じゃこつばば 蛇骨婆(九團次)たちも出現する。 そして老女たちは、 ひと指し舞を踊って見せると、 他の物の怪にも披露するように促し、 姿を消していく。 この言葉を受けて最初に現れたのは、 提灯(新之助)で、 提灯は、自らの謂れを語っていく。 ![]() たずねる先祖の八代目 寄進なしたる謂れあり・・・ 続いて姿を見せたのは、 しろぞうず 狐の白蔵主(團十郎)。 白蔵主は、 狐を狩る猟師を懲らしめようとしたものの、 きつねわな 狐罠にかかってしまった失敗談を話す。 白蔵主と入れ替わるようにして、 三ツ目(ぼたん)が駆け付けると、 三ツ目は可愛らしく踊っていく。 ![]() 木場の方かたへのわび住まい 御贔屓(ごひいき)ありつき名取草・・・ ![]() そこへ 「油のご用はござりませぬか」と声が掛かり、 あぶらぼうず 油坊主(團十郎)がやって来る。 油坊主は、 京都八坂神社の灯籠に油を差そうとして、 かえって油をこぼした様子を物語る。 油坊主が足早に去ると同時に現れたのは、 三途の川の船頭(團十郎)、 町娘(ぼたん)、 若船頭(新之助)の親子。 姑獲鳥や蛇骨婆はこれに驚きながらも、 船頭親子が揃ったからは 共に踊ろうと申し出て、 一同は賑やかに踊り始める。 折しも鐘の音が響き、 主の老女の舞が始まる時刻となるので、 船頭を始めとした物の怪は、 これを見物するためにその場を後にする。 ![]() まもなく、老女は在りし日の静御前(團十郎)の姿になって現れ かつて鎌倉八幡宮で披露した法楽舞を踊ってみせる。 しずやしずじずのおだまき くりかえし ![]() 昔をいまに なすよしもがな ![]() そこへ幻の源義経(團十郎)も現れ、 ![]() ふたりは、華麗に舞う。 いつしか義経の姿も消え、 ひとり残った静御前は、 戦のために義経のみならず、 我が子まで殺されたことや、 仏法にすがった物の 救われなかった思いなどを振り返り、 恨みの念を強くしていく ![]() 世の中への呪いの思いも抱く静御前に、 平知盛や平家の官女、 さらに戦いのために死んだ民の霊が憑依していくうちに、 静御前の姿は化生(團十郎)へと変じる。 この様子を見守っていた方便坊や普聞坊たちは、 祈りの力で化生を退却させるべく挑んでいくものの、 恨みの念が強く圧倒されてしまう。 ここへ二宮姫(ぼたん)と 竹抜五郎(新之助)姉弟が駆け付け、 化生と対峙する。 大力無双の力を持つ、 二宮姫と五郎のために、 さしもの化生も怯み、 ついには退散させられるのであった。 ・・・おわり・・・ ![]() 歌舞伎座公演は、7月に終了しました。 (写真撮影:ほしのきらり。) ![]() 世界遺産に ![]() ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.08.02 00:10:14
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