カテゴリ:リトアニア
リトアニアは、国民のほとんどが、カトリック信者であります。【世界遺産の街ヴェリニュス】にある教会「聖ペテロ・パウロ教会」は、大変に美しい教会、その中部は、驚くべき世界であります。
聖ペテロ アンド パウロ教会 リトアニア大公国首長ミーコラス・カジミラス・バッアスの寄付で建てられ 木造の教会があった。 しかし ロシアとの戦争ですっかり破壊され 1668年 建築家 ヤン・ザオルの設計で工事が始まり 1676年 教会の外装部分が完成 (空から見ると十字架の形) 1671年~1704年 教会内部の壁画制作がおこなわれる。 内部の装飾に30年 さぼっていた訳ではありませ~ん! 中に入るとそれも納得! 教会内部・中央の身廊 教会の中は、2000あまりの彫刻がある。 この漆喰彫刻のすべてが違うデサイン! ステンドグラスは、ありません! 内部は、真っ白です これ程までに漆喰彫刻で埋め尽くされた見事な教会は、見た事がありません! 「真っ白」が為に 教会に差し込む光りの加減で 美しい彫刻のお顔が 様々に変化する そうであります! 彫刻は、イタリアから名工の彫刻家達を招き、お手伝いを地元アシスタントが数百人あたった。 教会内部は、中央の身廊 と両脇には、側廊が左右にある。 側廊は、いくつものチャペルがあります。 側廊のチャペルのひとつ (これは戦いの様子) すべてのチャペルに見事な彫刻がある。 これ等の彫刻は イタリアから招き入れた名工達の力作であります。 それぞれにストーリーがあります。 これは美しい聖処女のチャペル シツコイですが、すべてが違うデザインであります。 2000以上の漆喰彫刻! 【彫刻のテーマ】 聖書と歴史・神話・逸話に登場する者・様々な民族と社会階級・職業を代表とする形象・想像上の生き物・悪魔・植物・動物・天体・軍事を象徴する物・聖具・日常の用品から取り入れられた物。 中央の空から見ると十字架のクロスした部分に当たる天井 ノアの箱舟(1905年)のシャンデリアが降りている。 中央の祭壇の絵画 1804年 「聖ペテロと聖パウロの告別」 アカデミズム派 プランチジクス・スムグレーグレーヴィチュス作 教会後方には、見事なパイプオルガンが、これも真っ白であります! 欧州の教会を見てまいりましたが、これ程までの彫刻群に彩られた教会は初めてでした。 それが、欧州の北の外れリトアニアにひっそりと存在したと言う事に更に驚くのでした! ブログ村のブログ・ランキングに参加しています☆黄色いタグにクリックをヨロシクです~ ↓ ありがとう お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.11.07 10:04:27
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