きらりの旅日記

ヴェリニュスから車で４０分ほどの所にトラカイと言う町がある。森の中に無数の湖に囲まれた小さな村だと思ったら・・その歴史の深さに驚かされたのであります！その中心にあるのが『トラカイ城』であります。

　　　　　　　　　　　　「さ～皆さん右を見てください！トラカイ城に到着しましたよ～」


　　　　　　　　　　　　　　　　　うわ～～～っ！！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　と、誰もが声をあげた。


　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　歴史国立公園であるトラカイ城は、教材として子供たちの遠足に・・・


　　　　　　湖に浮かぶ様な三角お屋根のお城　トラカイ城が目に焼きつく


　　　　　　　　　　　　　　緑深い森の中・・・静かに時を見つめてきた古城の深い微笑み・・


　　　　　　なんと美しいんでしょう～そして・・深く吸い込んだ空気のおいしさって・・・格別



トラカイは、ヴィリニュスに首都を譲るまで、リトアニア大公国の首都でありました。


　　　　　　　　　　　　　　トラカイは、他民族の町であります。


　　　　　　　　　リトアニア人　ロシア人　ポーランド人　タタール人　カライメ人


　　　　　　トラカイは、内陸部の森の中にあります


　　　　　　　　　　　　　トトーリシュキュー湖　　ルカ湖　　ガルヴェ湖


　　　　　　　　　　　　　　　　　の３つの湖に囲まれた細長い半島の様な形をしております。


　　　　　　トラカイ城は、１４世紀～１５世紀初頭に完成した当時のリトアニアでは、


　　　　　　　　　　　　　　最も大きい城壁に囲まれた城であります


　　　　　　複雑な地形を生かし、複雑な構造の城を造ったのは、防衛の為でありました。


　　　ドイツ十字軍騎士団が、リトアニアをキリスト教国にする為に迫っていたからであります。


　　　　　　　　　　　　　１４１０年　ジァルギリス戦でドイツ騎士団に勝利し


　　　　　　　　　　　　　　　　　その後要塞としての役目は終わり、


　　　　　　　　　　　　　リトアニア大公国の権力者のお住まいになりました。


　　　　　　　　　最初にお住まいになったのは　ヴィータウタス大公　であります。


　　　　　　　　　ヴィータウタス大公が亡くなると、城は衰退してゆきます・・


　　　　　　　　　１７世紀にモスクワとの戦争中に城は、随分と破壊されてしまいます・・・


　　　　　　　　　第２次世界大戦後に城の再建工事が行なわれ、美しい姿が再現されたのです。


今回の旅行の目的のひとつはトラカイ城でありました湖にかかる２つの橋をかみしめて歩いて行く


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　イヨイヨ入城であります！


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