締め切りのある仕事に追われていて、
ここ10日間ぐらい、まったく記事を書くことができませんでした。
皆さんに話したいことはたくさんあるのですが、
文章を思案するまとまった時間がとれなかったので、
仕方なく、ブログの更新を見送っていました。
忙しい状態は今も変わりませんが、
締め切りのある仕事はかたづけたので、ほっと一息。
ということで、さっそく講座の再開です。
今回は、4回目ですね。
これまでずっと、導入的な内容だったので、今回から本題に入っていきましょう。
「親がどのように働きかければ、子供は家で勉強するようになるのか」
これが、この講座のメインテーマです。
大切なことを一つ、言っておきましょう。
親のスタンス。
これです。
これが、子供に伝わります。
逆にいうと、親の言葉はほとんど伝わりません。
これは、親子関係にとどまらず、すべての人間関係に当てはまります。
親が子供に良い影響を与えるためには、
親のほうにしかるべきスタンスがないとだめ。
まず、この一点を心に留めておいてください。
具体的にいうと、
褒めるべき時にきちんと褒め、
叱るべき時にはきちんと叱る。
このようなことが、できるかどうかということです。
人は誰でも、スタンスのとれている人に一目おきます。
芸術家でいえば、独自の作風を持っている人。
政治家でいえば、一貫した主張を持っている人。
学者でいえば、独自の学説を持っている人。
評論家でいえば、独自の切り口で首尾一貫した論評ができる人。
こういう人には、独特のオーラがありますよね。
そして、「とりあえず話を聞いてみようか」という気になりますよね。
家庭教育においても、同じです。
親の側に何のスタンスもなく、子供に注文ばかりしていると、
子供はそのような相手を、
「うざい」とか「やかましい」と感じてしまうのです。
ですから、子供の目に自分がどう映っているのかということを、
まず考えてみましょう。
「親だから無条件に偉い」というわけには、いかないのですから。
そして、こちら側に何のスタンスもなく、
ただその時々の感情にまかせて
褒めたり叱ったりしているだけであるならば、
子供が言うことを聞かないのは、むしろ当然のことなのです。
すでにきちんとスタンスのとれている人に対しては、
私のほうから何も言うことはありません。
でも、もしそうでないのなら、これから、
「親としてのスタンス」ということを意識されたらいいでしょう。
「家庭教育の出発点は、まず、自分が、
親としてスタンスがとれているかどうか振り返ってみること」
これが、今日の話のキーポイントです。
私の義理の弟は、中学の教師です。
酒を飲むたびに、彼がしみじみと言うことがあります。
「非行に走る子はね、みんな、家庭が壊れているんだよね。
だから、俺たちにはどうにもならないんだ」
たしかにそうだと思います。
家庭が壊れていて、
(具体的にいうと、父親の浮気や暴力が当たり前といった状態です。)
家庭での教育力が0になると、子供は非行に走るようになります。
本来、学校や塾の教育力は、家庭の教育力に上乗せされるべきものです。
根本にあるものは、やはり家庭の教育力なのです。
もちろん、家庭というのは、親子関係を軸にしています。
だからこそ、親のスタンス。
これが、すべての出発点なのです。
そもそも子供は親から生まれてくるのですから。
ですから、スタンスのとれていない状態で、
子供にむやみに「勉強しなさい」というのは、
控えたほうがいいでしょう。
「勉強しなさい」と言いたくなったら、その気持ちをぐっとこらえて、
たとえば自分の中学時代の体験を話してみてください。
親は中学時代に、どのように勉強していたのか。
どのように勉強したら、成績が上がったのか。
あるいは、どんなふうに怠けていたら、成績が下がってしまったのか。
成功談でも失敗談でもかまいません。
中学時代のことなど忘れていらっしゃるかもしれませんが、
なるべく具体的に思い出してみましょう。
そして、子供に語るべきことがあるかどうかを、考えてみましょう。
もしも、何もないというのであれば、私のこの講座から、
親としてのスタンスを、一つずつ学ばれたらよいと思います。
親がまず第一歩を踏み出さなければ、何も始まりません。
まず、そのあたりのことを自覚なさってください。
自分のことを棚に上げて子供に何かを語ることはできませんので。
では、今回はこのへんで。
次回は、親がきちんとしたスタンスをとるための
具体的な内容についてお話しします。
簡単にいうと、効果的な勉強のやり方についてですね。
あまり効果の出ない勉強のやり方を親が子供に押しつけると、
大変なことになります。
でも、実際問題、そういう家庭って、けっこう多いんです。
たとえば、教科書を繰り返し読めばいいんだとか。
このような忠告は、あまり効果がなく、
ときとして逆効果になることもあります。
なぜなら、
教科書は教科書としての公的な役割を忠実に果たしているだけであって、
それがそのまま、
お子さんの家庭学習に大いに役立つわけではないからです。
この講座は、あなたのご家庭の教育力を向上させるための、
私からの入れ知恵です。
できれば一週間以内に、またお話ししたいと思います。
今回の内容に関して、何か感想があれば、お気軽にコメントください。
こういうことについて話してもらいたい、という要望なども歓迎します。
おたがいに交流しながら、ざっくばらんにいきましょう。
親の悩みって、尽きないですよね。
私にも二人の娘がいるので、よくわかります。
おたがいに頑張りましょう。
では、また。
私が主宰するネット塾
Last updated
2009.11.06 15:29:06