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2010.01.31
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おはようございます。

今回のおすすめニュースはこちらです。



 【著者に聞きたい】



 ■表現力に魅せられて



 聞こえない親を持つ子供を表すコーダ(CODA=Children of Deaf Adults)。視覚中心で手話を使う「ろう文化」の中で育った「聞こえる子供」の日常を、10年に及ぶ聞き取り調査から明らかにした。



 登場するのは、生後3カ月から母親の肩をたたいて呼ぶ赤ちゃんや、親が見ているか確かめてから怒り始める子供たち。身ぶりや表情を駆使し、親とコミュニケーションを取ろうとする豊かな表現力が、本書では目に浮かぶように描かれる。



 「ろう文化と聴文化のはざまで育ったコーダの手記を読んで、興味を持ったんです。そして何より彼らの表現力に魅せられてしまいました」



 そもそもは大学時代、ろう者をモデルにしたテレビドラマに触発され、手話を学んだ。「ミーハー手話学習者」と謙遜(けんそん)するが、比較文化を学ぶ中でコーダに着目し、手話という視覚言語と音声言語の境界で生じるズレを、さまざまなエピソードも盛り込んで、平易な言葉で書き下ろした。



 ただしコーダの日常は、プライベートそのもの。調査では「どこまで踏み込んでいいか、悩んだ」と振り返るが、40人近いコーダの協力を得て、「特殊な人たちの特殊な話ではなく、コーダは私たちの延長線上で淡々と日常を送っている」と再確認した。



 もちろんコーダならではの苦労もある。幼いころから病院などで通訳を求められ、早く大人にならざるを得ない。しかし「障害イコール大変ではなく、それをろう文化として出したかった」との狙い通り、本書に登場するコーダはそれぞれ2つの文化を行き来する中で喜怒哀楽をありのまま語り、それが人間くさい。



 「彼らの言葉が力になりました」。ろう文化は、澁谷さんの生涯の研究テーマになりそうだ。(医学書院・2100円)



 飯塚友子



【プロフィル】澁谷智子



 しぶや・ともこ 昭和49年、東京都生まれ。埼玉県立大非常勤講師、日本手話学会会長。東京大教養学部卒業後、ロンドン大、東大大学院で学ぶ。専門は比較文化研究、社会学。




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Last updated  2010.01.31 09:09:26
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