時の流れ
昨日は、恒例のフラメンコ練習&女子呑み特に発表会があるわけでもないんだけどやっぱり、フラメンコの後のお酒は美味しいので昨夜も、彼女が用意してくれた手料理&ワタシの持込み料理。彼女は洋風なカタカナのお料理が多いのだけどなんだかワタシは、いつもの老夫婦向け昭和な品々。ウドのきんぴらが好評でしたそれから、下に降りてってそこは、かつてワタシが通いつめた、ワタシのバーのあった地域。いつも、どこか郷愁をそそられます。まずは、よく通っていたスペインバルへ、グラナダ行きの報告を兼ねて。サービスで出してくれた、スペインのエビの「お刺身」だってワタシたちは、スペインが大好きなのにここんちのバルセロナ出身のオーナーは、日本が大好きなの。だから、ホントはカルパッチョみたいものなんだろうけどお刺身だって言ってた。すっごく味が濃いエビで、オリーブオイルとレモンゼストだけなのに何故か食べると、エビフライの味がするとっても美味しい「お刺身」でした。それから、2軒目は、なんと!かつてワタシのお店だった、その跡地へ。今までこの5年間、開いては閉まって開いては閉まってで伺うチャンスがなかったの。ワタシの設置した郵便受けが健在でしたよく郵便物が盗まれて苦労したのを思い出しました。それから、決して綺麗とは言えない、お店までの階段も変わらず。ここは、この上とその上の階が、バックパッカー用の宿で決して客層が良いとは言えなくてだから、郵便物が盗まれたり、この階段にもゴミとかいっぱいで絨毯とか板張りとか、そういうオシャレをすることができなかった。その辺、相変わらずのようでした。しかし。。。1歩店内に足を踏み入れると!!まあ。。。まったく、バー・アイールの面影皆無元はこれですもの。踏むとぐにゃっと中のインクが変形する床も衝撃的でした。そして、ワタシはあまり大きな店にしたくなかったのでお店を拡大したりはしなかったのだけどこの窓まで、というか。ところが、そこもすっかり巨大なテラスを増設してこんなに道路の上まで拡張されてました。ここまで見事に面影ゼロだと、逆に清々しくて変に、郷愁に浸らなくて済んだ感がありますね。そして、懐かしいついでに、かつてのワタシのライバル店へ。ここは、ママさんが未だに自ら毎晩出勤してるある意味マレーシアじゃあ珍しいというか、もう、偉い!の域。昨日もね、いましたよ、ママさん。オープン当時から働いている、バーテンダー兼キャッシャー?もう、ママさんの片腕となっている、獣医の男の子も健在。ママさん当時はワタシのことあまり好きではなかったのですけどねすごく懐かしがってくれて再会の乾杯をしました。ワタシがお店を開けた時には、想像すらしなかった今じゃガイドブックにも必ず掲載されているほどのちょーホットなナイトスポット、チャンカット・ブキ・ビンタン。時代の流れ。時代だけでなく、ワタシ自身に流れた時の大きさを感じた夜でした。それでもワタシは、今の自分が一番好き。いつでも、そう胸を張って言いたい。