呪いってあるわ~
普段自分で着る服は、テーラーさんに仕立ててもらってます。いえ、別にセレブとかじゃなくてマレーシアの市販の服はセンスが悪いし質も悪い上にワタシは決まった形のものばかり着るので一つ気に入ったものがあると、布地屋さんで好きな布地を買ってその気に入っている服を持って行って同じものをテーラーさんにお願いする方が楽なの。だから、同じものばかり柄違いでいっぱい持ってますところが、テーラーさんは、中国正月の前は年に一番のかき入れ時なので(みんなお正月用のチャイナ服を新調するんです~~)特に急いでないワタシの服なんか、作っちゃくれない。そんな時に限って、フラメンコ用のブラウスが必要になった~~で、久しぶりに自分で作ってみたのだ。うん。なかなかの出来前回の割烹着より全然いいよって、サーも褒めてくれたし。そういう時、すぐ調子に乗るのがワタシ。色々作ってみたくなったのね~。で、この2日間ばかり、前に買ってあったお気に入りの布地でワンピースをせっせとこしらえておりました。興に乗ると、どこまでもとめどなく作り続けてしまうものでなんだかんだで朝から製作開始して気づいたら昨日の深夜になろうかというところ。さ~て、一番大事な、パーツの組み立てにかかりました。と、その時、どうにもこうにも、パーツが組み合わない部分あり。なぜこうなる?と、首をかしげて、パズルのように組み立てを再度試みて発見後ろ見頃が、同じもの2枚になってるつまり、背骨を中心に線対称の2枚でなくてはならないものが右側の部分が2枚ある状態になってる。なので、線対称に組み合わせようとすると、どちらか一方が裏になるのだよ。ここまでくるのに、朝から10時間。。。なぜ気づかない。実はここで分かりやすく写真を載せてないところが、本日の深いテーマなのだ。アリエナイ。。。いや。でも、どうせ裏地だし、もう、このまま作ろうと思った。作り直すなど、とっても面倒だし人前で脱がなきゃいいのだでも、ここで、はっと気が付いたことがあった。元々この布地、自分が気に入って買ったのだけどワタシのベリーダンス衣装をいつも買ってくれる常連さんも気に入ってたくさん買ってあったから、半分使って、その人に衣装を作ってあげたの。勿論その時は、すごく気に入ってくれて「お揃い(衣装)だね。」なんて言ってたのだよ。ところが、去年、確かブログにも書いたのだけど不治の病的病気にかかったせいか、精神まで病んでしまい突然切れて、まるでワタシのせいで病気になったかのような罵詈雑言で何度も不可解なメールを送ってきたのでワタシがしばらく衣装製作から離れてしまっていたせいもあったのでお詫びとか、お見舞いとか、色んな方面で誠心誠意接してはみたのだけど悪化の一途を辿っていたのでご縁を切らせていただいたの。つまり、今回ワンピなど仕立てようと思ったその布地は、彼女の片割れ。彼女の想いがこもっていると言えるかもしれない。いや、この場合、想いというより念だろう。いや、呪いだよ、呪い。え~~~、やだなあ。このワンピ、ちゃんと上手く出来たら、3月オーストラリアの娘のとこに着ていこうと思ったのに。4月フィレンツェで美術館に着ていこうと思ったのに。ダメじゃん。飛行機落ちちゃうよ。なんて思ったんだ。でもね。え?呪いだもん。飛行機乗らなくたって、そんな服着てるだけで交通事故に遭うかもしれない。道歩いてて上から石落ちてくるかもしれない。落とし穴に落ちるかもしれない。ひったくりに遭うかもしれない。ダメじゃん。全然そう思った瞬間、恐ろしくなって、そっこー捨てた2日間の製作の苦労なんか、これから起こりうる悪夢に比べたら安い。安い。勿論、写真なんか1枚も撮ってません。怖い。怖い。何か後ろで写ってそうですなので、本当なら、失敗写真で笑えるところ、みなさん想像するだけの頭痛い状態なってしまっているんです。ちょうど昨日、別の布地を買ってあったのでこっちにします。これもなにかの縁ですよね。こっちの方が、よっぽどフィレンツェの美術館ぽくないか。「受胎告知」見に行くにふさわしくないか。ああ。怖い。逆恨みとはいえ、人に呪われるようなことはいけませんね。あなたの後ろにも。ほら。。。