みちしるべ
みちしるべ
一歩
また一歩
もちろん、いわゆる「旅」の記録ではない
しかし歩んだ道を
避けて通れない道を
語りつがれるべき道を
ここに記しておこう
何度も足を運びつづける
溢れ出る涙は涸れることないけど
目を見開けて
歩み続ける
思うことはたくさんあるけど
黙して語らず
たゆたうように
歩みつづける
2011/5/11 まるくん
あの日から、
あの恐怖と驚愕と茫然と自失と後悔と自責と
あらゆる苦難の日から
それでも時は逆流することなく刻み
季節は巡り
不安な雲が広がりをみせながらも
日ざしが強かったり
さわやかに風が吹いていたりする。
旅人よ
旅の記録ではない
旅の記憶でもない
あなたの胸に常に刻むべき重しを
その刻印を押そう
空気すら読めない呑気なあなたのために
いつも厚化粧した自分しかみえないあなたのために
誰かのために
2011/5/11
まるくん
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先の未曽有の東日本大震災において犠牲になられたおひとりおひとりに衷心よりお悔やみ申し上げます。
また、被災地の支援活動にあたられた殉職者の方々に敬意を表するとともにお悔やみ申し上げます。
そして、東日本の広域圏で被災されたみなさまに心よりお見舞い申し上げます。
いまなお、被災者のみなさまは心の傷跡は癒されることはなく、また復旧復興の道のりも遠く険しく、生活再建もままならない状況にあり、私たち、いえ「私に」何ができるか問いかける日々をみなさまもお過ごしのことと拝察いたします。
このような前例のない大震災を目の当たりにしながらも、被災者のみなさまは激震の直後より冷静に、大変忍耐強く、お互いを励まし合い、譲り合い、支え合って今日を明日をお過ごしかということにでございます。
想像を絶する過酷な状況下にあって自らを律しひとを労わる精神が根付いていることに深い感銘を覚えるのです。
新島譲が著した「危時思偉人(危い時にこそ偉人を思う)」精神が東北地方のみなさまには潜在的にいまなお刻まれているのでしょう。
そして、国民ひとりひとりがこのようなときだからこそ、「自分も何かができる」と行動を起こし、「自分には今何ができるか」問いかけの日々を送り、先例のない、団結力を発揮しようとしています。
また、おひとりおひとりがあらためて防災の大切さ、防災意識の高まりを強く感じられていることと存じます。
地域を、ふるさとを深く見つめなおす、ひとりひとりの生活態度の在り方を見直す、ときが今なのだと感じます。
一方、自分はまた違う視点であらためて感じ入ることもございます。
自然のまえでひとは実に無力であるかという諦観とあわせて、ひともまた自然の一部であるという当たり前の真理を日々の暮らしのなかで忘却しがちではなかったかという再認識であります。
「人智を超える自然の脅威」とよく表現されますが、脅威であることも「自然」であります。
三陸沖沿岸部のみなさまは、自然の脅威と恵みを常に共存してきた精神が連綿と受け継がれているからこそ、あのような大恐怖の津波にあってもなお「海を悪くはいわない」「それでもこの地で暮らしていく」と報道を通じ伝聞します。
自然を祭る・暮らしのなかで祈るという日本古来の文化の精神はここにこそあるのです。
今一度、みなさまとともに自然とひとのつながり、ふるさとのつながりを再考し、活かしていかねばと思います。