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カテゴリ:愛to少女マンガ
『泣き虫甲子園』 (あだち充先生・原作やまざき十三先生 少女コミック・文庫全3巻) 『夕日よ昇れ!!』
1970年より執筆活動を始められているみたいなので、
それ以降は、自信を持って「読み込んでる!」と言いきれるのですが・・・;
1977年と、1979年の作品なので、 読んでびっくり。 ・・・『タッチ』につながる要素満載!!
人物配置から、そこにある葛藤が落ちてくる感じ・・・でしょうか。
泣き虫甲子園は、 定年を間近に控えた熱血野球部監督の娘・夏子と、 家族をばらばらにしてきた『野球』が、自称「大嫌い」な夏子の中に、 結局、野球部が気になって気になってしょうがない・・・という、 ・・・夢と生死事がからんでいるあたり。・・・タッチだ!!
そして、夕陽よ昇れ!!。 これは・・・それこそ、タッチを語る上で欠かせない作品だと思います! 夕子の高校に転校してきたのは、 夕陽の海で運命的に出逢った剣一に惹かれ始める夕子は、 剣一との日々を悔いなく過ごすため、
逆タッチというか、「これが元か!!」と妙に納得しちゃいました。 「タッチ」という作品自体、かなりひねくれた作品だと思います。
タッチは、ここから派生した「パラレル設定」なのかな、と。
まとまりが良くて、とても「完成形」。 この作品、描く主本は、 ・・・が、弟の竜くんが・・・泣かすんですよ><! 先の長くないお兄さんのために、夕子ちゃんを焚きつけるようなこと言ったり、 ・・・実は、竜くんも夕子ちゃんのことちょっとイイナ、と思ってるんです。 でも、そんなのより何より、お兄さんにイイ思いさせてあげたいんです。
少女漫画ですから。 ラストに未来に希望を持たせるために、 それが、実際物語を走らせてみたら、 お兄さんと夕子ちゃんへの思いやりに溢れた・・・イイ表情するじゃないですか!
・・・女の子が、弟の方好きって設定でも
って、すごく思いました。
もちろん、長い後半があるからこそ名作の作品なのですが、 実際、カッちゃんが亡くなって、 だって、その後は・・・頑張って甲子園に行くだけですから。 物語的には一言で済む「一本道」だと思います。
で、やっぱりこの前半の三角関係・・・「主本」部分の下地は、 あとは・・・切っても切れない「甲子園」というツールを持ってきて・・・。
今までは、『タッチ』という作品を下地に、 『タッチ』自体が、完成形の作品から派生した、 パラレル作品だった!と!! 面白いなぁ・・・本当に。
長くなりましたが。 『泣き虫甲子園』、そして『夕陽よ昇れ!!』。 あだち充ファン必見の初期作品でした!! もっと早く手を出してればよかった><。 興味がある方は是非是非♪ 面白かったです~~♪♪ by姉 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.06.05 23:21:04
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