旅のサロン　旅遊賓館

新宿区早稲田にある、ミャンマー・カチン料理店、ミッチーナへ行ってきました。

カチンとは、ミャンマー北部の州の名前で、ここにカチン族という少数民族が住ん
でいます。

ミッチーナというのは、このカチン州の州都の名前です。

現在も、カチン独立機構（ＫＩＡ）がミャンマーの軍事政権と独立戦争を繰り広げ
ていて、キナ臭い地域です。

カチン料理店は、高田馬場駅近くにもマリカというのがあります。

あっちはあんまりおいしくなかったので、ミッチーナに期待したいと思います。

場所は、明治通りと早稲田通りの交差点から早稲田通りを早稲田方面に２～３００
米ほど歩いたところの左手あるビルの２階です。



昼前に行ったのですが、おばちゃんがひとりでいました。

おばちゃんは、当然ながらカチン族で、ミッチーナ出身とか。

ミャンマー人らしく、フレンドリーな応対に、思わずこちらも笑みがこぼれます。

ミャンマー料理には和え物が多いのですが、ここにも何品かありました。

今日食べたのは、ナッツとトマトの和え物。

酸味が効いていました。

生のニンニクがスライスされていたのですが、これは横にどけてと。

なんせ、食べ終わったら電車に乗るので、まわりの乗客に嫌がられるかもしれません。




カチン料理は煮込み料理が多いようで、牛肉の煮込み、鶏肉の煮込み、豚肉の煮込みが
ありました。

この中で、今日は鶏肉の煮込みを注文しました。

煮込みは、日本のように野菜が入っていることもなく、本当に鶏肉だけを煮込んだもの。

鶏肉は骨付きで、かなりスパイスが効いていました。

最後の締めは、ミッチーナラーメンにしました。

ラーメンとは言っても、黄麺ではなく米の麺です。

豚の角煮が入っていて、これがおいしゅうございました。

ダシは豚肉や鶏肉、それに鶏がらを使っているそうです。

普段はおばちゃん一人で給仕も料理もこなしているようなのですが、忙しくなると、
近くに住む妹さんを呼んでくるとか。

この日も来ていましたが、おばちゃんに似ても似つかない、ぽっちゃりとした人でした。

日本人の意見を聞いて、たくさんの日本人に食べてもらえるようにしたいと、けっこう
意欲的な人です。

日本人好みの味にするとカチン料理ではなくなるし、これはこれで難しいですね。

最近できた新しい店ですが、駅から遠いという不利な立地条件を抱えているものの、
他のミャンマー料理店同様繁盛してほしいと、切に願うミャンマー好きのぼくなので
ありました。