たそがれの写真家が書くあれやこれや

　角館から車で、20分くらいかな岩手方向に走ったところにあります。
　昔は、崖の中腹に漁師道があったんでしょうね。
　お互いを抱きかかえて、すれ違わないといけないような所だったことから付いた名のようで
　す。

　　昨年来たときには、がけ崩れで遊歩道が通行止めになっていたので、駐車場もがらんと
　　していましたが、今年はなんと様変わりなことか、自家用車は駐車場まで入れてくれませ
　　ん。500メートルも手前の畑みたいな所に、有料で入れられました。


なんと去年は一台もいなかった観光バスが、今年は次から次と押し寄せてきます。しかも
　そのほとんどがよみうり観光のツアーのようで、特設の屋台から彼らだけにたんぽ汁が、
　振舞われています。しかも側には、北仙市の職員が。

　　よみうり観光が、お金を出して自分の客にきりたんぽを提供するのは構いませんが、
　　公の場所でどうどうとやっているのはどんなものなんでしょうね。市の職員も居ると言う
　　ことは、市も関与しているということでしょ。癒着じゃないの。


　若佐の急流と呼ばれるところのようです。さっきまで雨が降っていましたし、ここ何日か
　雨が続いていましたので、ダムの放流をしていると言っていました。


　途中三つのトンネルがありました。いずれも手掘りのようですね。最後の長いトンネルだけ
　センサーに感応する明かりがつけられました。でも暗い事には変わりありません。
　それに雨上がりなので、道はぐちゃぐちゃです。


　回顧の滝(みかえりのたき)、何度も振り返ってみたくなるほど美しい滝ということから、
　名付けられたそうです。今は行けるのはここまでです。普通はカメラを縦にして、滝の全景
　を写すのですが、あえて周辺の木々を入れてみました。


　玉川の渓谷です。見て分かるように全くと言っていいほど紅葉は進んでいません。昨年も
　今頃来たのですが、それは綺麗な紅葉の世界でした。川のそばだから少しは早いかなと
　思って、まずはここに来てみたのですが失敗でした。


　うるしでしょうか。遊歩道の下の方に、渓谷に乗り出すように誇示していました。


　雨上がりですから、片側の崖からは水が滴り落ちています。そんな中、シダの葉っぱを
　写してみました。紅葉が撮れない腹いせなんでしょうか。


　抱き返り渓谷の後は、思い切って乳頭温泉まで登ってみました。途中からまたもや大雨です
　高度を稼ぐほどにブナの林の黄色が綺麗になるんですが、窓を開けると雨が吹き込んできま
　す。一番奥の蟹場温泉に入湯しました。

　　露天風呂がここの売りなんですが、百メートルも歩くそうです。笠をさしてもずぶぬれに
　　なることは間違えないので、うち風呂で我慢しましたが、とても良いお湯です。
　　その帰り、橋の上から撮ってみました。


　田沢湖を回って、角館に向かいましたが、いつの間にか雨は上がっていました。
　対岸に秋田駒ケ岳が裾を現してきましたが、相変わらず雲は暑いです。