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前号のあらすじ
2年目を無事黒字で終えた「空のカフェ」。株主のみんなに配当も支払うことができ、あなたは上機嫌でした。が、そんな矢先に1人の株主が株を売却したいと言いだしました。 =========================================== 「2年目も順調だったし、うちのカフェはもっと今後成長すると思うんだ。だから、株、持っておいたほうがいいんじゃない?」 あなたはその株主である友達に言いました。が、彼はもう売却を決めているようです。 そんな会話をそばで聞いていた別の株主である友達が言います。 「なんなら、私がその株式買い取ろうか?きっとこのカフェはもっと成長するだろうから、自分の持分を増やしておくのは損ないと思うのよね」 よかったですねー。あなたのカフェの株を買いたいと言っています。これで一件落着です。 と思いきや、別の株主である友達も言います。 「俺もその株、買いたいな」 あなたは思いました。「おおー!2人も買いたいという人が出てきたよ。これはもう願ったりかなったりだ!」 「うんうん、よしよし、じゃあ、あとは明日の開店準備にかかるかな」、とあなたは厨房へ行きました。 少し経つとフロアがなんだか賑やかになってきました。 「36万円!」 「うーん、36万2千円!」 「えーい、じゃあ、37万円!」 フロアではさっき株を買っても言いといた二人がなにやら険悪な雰囲気で声を張り上げて言い合っています。周りで他の株主たちははやし立てています。 「もう一声~!」 何のことか分からなかったあなたですが、すぐにピンときました。なんとこの2人は株の購入を巡ってオークション状態に入っているのです。この状況を株を売却したいといっている株主はニコニコしてみています。それもそのはず、もともと33万円で購入した株式を2人がオークションで購入してくれれば利益が出ます。今37万円まで値段が上がっています。4万円の利益が出ることになります。 そしてついに価格は40万円になりました。 2人の購入候補者ともにクタクタになっています。 「ハーハー」 「ゼーゼー」 さあ、40万円で落札か!?と思われたそのとき別の株主がまた言い出しました。 「40万円だったら、俺も売却したいよ。7万円も利益出るもんね。俺も売却する~」 「むむー!!!!なにごとだー!!!!」 あなたはびっくり仰天です。他に株を売却したいという株主が出てきたのです。 場は騒然とします。さっきまで「40万円!」と言い合っていた購入候補者の2人も静かになりました。2人とも考えていることは同じです。 「40万円だと売りたい人が他にも出てくるってことは、40万円は出しすぎかもな」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 5, 2004 01:09:47 PM
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