with 加藤裕司 from Pala
Acoustic Guitar:加藤裕司
ElectricGuitar:秋穂
Recorded:2003.6.3~2003.9.15

【加藤裕司 from Pala】
“誰の中にもある自分を取り上げたい”というバンドコンセプトのもとに活動中のPalaのギタリスト。Vo.&piano 歌姫とふたりで奏でるその音は、せつなく、また聴く者をやさしく包み込むあたたかさを持つ。また、ブルーグラスバンド「グラストリッパー」ではバンジョー奏者として待機中。


今回の録音をお願いしたとき、加藤さんに「ひとつだけ聞きたいのですが、なぜこの曲で、なぜ僕を選んだのですか?」と聞かれました。「弦楽器の美しさを表現したいんです」と答えると、一言、「わかりました。よろしくお願いします」と答えた加藤さんは、昔かたぎの職人さんのようでした。そして、最初のミーティングで「アレンジはほとんど決まりました」と言って聴かせてくれた演奏は、もうまさに私がイメージしていた音。ギタリストとして尊敬している加藤さんと一緒に演奏できたことは、私にとって、とても貴重な経験でした。(秋穂)


加藤さんとスタジオリハに入るときは、私とPalaのメンバーである歌姫さんは、いつもふたり、秋穂のレコーディング守神(いつも参加していたぬいぐるみたち)と一緒に床に座り込み、リハを見学。録音当日も、もちろん、4人でスタジオ入り。加藤さんの紡ぎ出すギターの音色に、歌姫さんが厳しい目を向ける。音楽に対する姿勢が、そのまま写し出されていたような気がする。MIXのベースができるまでは、レコーディングブースの中で、4人でおしゃべりタイム。レコーディング終了の安心感からか、記念撮影をしたり、なんだか子供に戻ったような4人、とりとめのない話に花が咲いた。その日、出来上がった曲を、さっそく帰りの車の中で秋穂と聴いた時、ギターのすばらしくきれいな音色に、涙がとまらなくなってしまった。(スタッフはっちゃん)


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