海外推理★クッキングママは名探偵

書籍名：クッキング・ママは名探偵
著者名：ダイアン・デビットソン
出版社：集英社

感想：
　舞台は、アメリカコロラド州。ケータリングの仕事をしながら、一人息子のアーチ１１才を一生懸命に育てる、ゴルディ・ベア。
　シリーズ化されていて、知る限りでは、只今８作まで刊行されている。全作通しての登場人物は、前夫の産婦人科医ジョン・リチャード。親友のマーラ。刑事のトム・シュルツ。途中から、ジュリアン・テラー。（個人的には、彼が大好き）
　さてさて本文は、ゴルディがケイタリングをする先々で、殺人事件が発生します。第一作目は、お通夜でのケータリング。アーチの元担任、ローラ・スマイリーの死は、どうやら自殺ではないらしい…。ゴルディの疑問から、事件は少しずつ紐解かれる。

　この本に出逢ったのは、私が海外から帰国した後の事（１９９７年）、本文中にあるお料理のレシピにまずひかれ、読み進めて行くうちに、舞台であるコロラドの風景が目の前に浮かぶ・浮かぶ。きっと彼女は、コロラドをこよなく愛しているのでしょうね。
　ちなみに我が滞在場所は、テキサス州のダラス。開放的な青空は、ちょっと似ているかもしれません。

　しかし彼女の書くお料理レシピは本当に凄い！『シリアル入りのチョコレートクッキー』を試しに作ってみましたが、本当に美味しいのです。『えびと蒸し鶏の生春巻き』も今度挑戦してみようかしら。