なりゆき散策日記

　日比谷で映画をみた。シャンテは　バブル期にできた映画館で　椅子もフカフカで好きな映画館。

　午前中の自由席。三が日だし　夫婦やらそんな組み合わせが多かった。
　　
人づきあいの極意

　ここでも　携帯電話の電源をお切りくださいとなっているのに　
メールの画面をチェックする男性が近くにいて　「今日は正月なのに～」
あんた電話中毒というやつでないかと　もう少しで　直接いいそうでした。

　いくら予告の間でも　あの携帯の画面の白さは　目立つし　後ろの席からは
とても迷惑なので　自分だけいいじゃないという考えは　やめてほしいです。

それからさ～私は　エンドロールまできちんと見る派なんだけど
本編がおわると　当たり前にさっと立って　出ていく人多いけど、
そんな人は　はじに座れって。たまに最後に　おまけの画像もあることもあるし
最後までみるのがくせだから　余韻のさめないときに
「私トイレいきたいの～」なんで　話をされながら席をたつ人がいると
いい年した　オババがなにをいってるんじゃ～と文句の二十もいいたくなるわ。
だれもあなたのトイレをダメとかいいませんよ。はじらいがないのかって。

　あ、スタッフに日本人の名前があるとか　けっこうネチネチみている私がおかしい？
ヤマモトなんとかって　名前あったのよね。訳以外ですよ。本場でがんばっている日本人が
いるのかもしれませんね。

映画は　「ブーリン家の姉妹」

　ヘンリー8世の時代。兄の急死により兄嫁と結婚したヘンリーには男児が生まれず
それが王位継承の意味でも不安だった。年上の妻。

そんな王室の問題を利用して　一族を栄華にもっていこうと計画している貴族があった。
ブーリン家。三代前まで平民だったという地方の一族。

聡明で賢い長女のアン、温和でいつも長女にかすんでしまう次女のメアリー。

王の接待を利用して　アンが妊娠して　生まれた子供が男子であれば　富と名声が
一族にふりそそがれるのは　まちがいないと計画をたてる。だが　館にきたときの看病の
ほんの30分間で　次女メアリーと接した王は　一族の宮廷への勤めを命じる。
姉妹は　妃殿下の侍女として　表舞台にでていく。王の関心は　メアリーに注がれる。

メアリーは結婚したばかりなのに　国王とベッドをともにして　王の子を妊娠する。
長女のアンには　王からは　誘いはない。けれど　メアリーが王の子を出産したとき王の関心と
興味は　アンにかわっていて　男子を産んでも　メアリーに言葉もかけない王。
　　　
　こんな男～～けっ飛ばしたい！！当時は出産で　死亡するくらいの時代なのに。
今のように情報もないから　王は絶対なのでしょうね。
　　　　　　
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　エリザベス1世の生母が　アン・ブーリンなんだけど　1000日のアンと有名なはなしですよ。
前妻をとばして　妃の座に収まるものの王の寵愛は薄れていき　男児は死産となり
最後は断頭台で一生を終える。
　メアリーは　男児をうむけどあくまでも子は私生児のままで　王の寵愛を姉に奪われて
姉の侍女となって　いつまでも姉をささえる。

　アンは　女王の座を狙い　メアリーは　そこまで考えないで一族のためにつくす。

権力ってすごいね。力があればたくさんの妻をもってもいいという
国が現在でもあるけど　そのぶん妻ももてない男性がいるということだし。
私は　たぶん多妻制の国に生まれたら　第一夫人にはなりそうもないし
これという特技もないし　あの時代でも現在でも　無理だ。

　メアリーにした仕打ちを今度は　アンにも平気でする。だから不倫して
略奪した男性は　同じことをまたするといわれるのね。この時代から。
だから　私とはうまくいくなんて　簡単に世の女性は受け止めていてはいけないわ。
前例があるのは　悪例の証拠です。だから今度はまじめになんて　男女の間ではありませんわ。

　メアリーが　最初は一族のためだと　とても従順でおとなしい印象なのだけど
だんだんたくましく芯のあるしっかりとした女性に変化する。　反面　アンは女王の
地位を要求して王を指図したのが　後半予定通りに男児もできず精神的におかしく
気品もなく乱れる様は　精神病かとおもうくらいでした。

　歴史の好きな方には　おすすめの映画です。

　体を簡単に許すから　あきられるのよ、私は　そんなことはしない。

そういっていた　アンも自分の侍女に国王の寵愛を奪われます。だから　ほら　前例があるのは悪例って。
こんなに賢いアンも　国王の好色さまで目がいかなかったのかしらね。プレゼント攻撃されたりいい気持ちでいた時間も長くはつづかない。

　エリザベス1世が　生涯結婚もしなかった理由が両親の不和から　あまり結婚に
たいして期待もなく保証もないと認識していたからかとわかりました。
　　　
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