【メール便対応】湊かなえのデビュー作!!【告白】(文庫)
日比谷シャンテで六月から公開され高い興行収入で話題となっている「告白」をみた。
ハリウッドからリメイクの打診もきているとか。
原作は読みました。少し流れとして登場人物を少なくしたり設定に変化があります。けれどおおむね原作に忠実に作品として描がかれてます。
感想
映画だからか、うるさい生徒ばかりのクラスの雰囲気に「ここは中高一貫校か?」とおもいました。現代の中学生は平気で「内申で加算されるから、委員会やる」「自主的に生徒会に立候補しとく」などと計算して、当たり前にいいますからね。こんな中学は地方でもあれているとしてありえない設定になっているのではないかと…。茶髪だったり、ピアスしたり制服を含む服装があれているというわけでもないけど
こんな中学はちがうだろ~と思いました。
そうたえず中学生は進路の高校のことが気になる。部活動でいい成績が残せれば、部活のスポーツ推薦や特待生の対象になるかもしれない。英検や漢検をもっていれば加算して内申でいい評定で高校に書類がいく。
そんな中学のいまをしっていると携帯電話を授業中にいじってメールしたり、不登校の生徒に担任だけで対応するのが
うそでしょう~~ありえないと思ってしまう。
映画だから演出として過剰に表現していると思えばいいのかもしれないけど。登場している生徒が中学生の行動にみえない。これは一年生はない。もっと素直で従順で親や学校の先生といい関係のはず。あんなにおおっぴらに教科書を窓から投げたりしない。周囲のクラスや先生にすぐにわかってしまうだろうに…。他のクラスや他の教師がみえない。学校運営ってこうじゃないでしょ。親もいるだろうし。
映画をみて、原作では聞こえなかった雑音がめだって騒音にきこえてきたかんじ。
唯一、この作品のなかでひたすら女優として輝いているのが松たか子。
松さんの舞台を何度かみました。ミス・サイゴン、モーツァルト、ラ・マンチャの男。
松さんは父親との共演だろうが、以前に演じた人が有名だろうが、なんなくこなす。歌があっても、ダンスがあってもそつなくこなす。器用というか。こなせるというのがすごい。
松本家のお子さんで、一番秀でている方ではないかと思う。末っ子で女の子と生まれたら歌舞伎での舞台は踏めないし、親の苦労を見聞きして、幼いころから自然に身に付いた所作がくせもなく、映画でもテレビドラマでもこなせるのだろう。
松たか子の天性の魅力をこれからの可能性として高く評価したいです。きっと森光子さんクラスの女優さんになると思います。松さんが主役で公演回数を誇る舞台でもいいし、大河ドラマで主演をなさってもいい、ハリウッドスターと共演しても対等にやっていける逸材だと思います。
松たか子さんの素晴らしさにただ圧倒された映画となってしまいました。私にとっては後味のいい作品ではありませんでした。松さんの主演としての評価を確かめるだけにみてもいい映画かもしれません。
日比谷といえばこちらの像があります。
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