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テーマ:本日の1冊(3684)
カテゴリ:アート
ハウスシェアリングをしている一人が、編集した本の初売りがあったので、神戸のオリエンタル劇場に行った。
今回の本は、演劇集団キャラメルボックスのプロデューサー加藤昌史氏の本で、「SKIP」の神戸公演の初日から、発売になった。 演劇集団キャラメルボックスは、来年20周年を迎え、上川達也などが在籍する劇団ではある。彼らは、演劇界では、いまひとつ高い評価を得ていないにもかかわらず、独自の路線で、独自のファンを獲得し、年間15万人近くの観客を動員する劇団である。 年間15万人というのは、かなり大変な数字で、サッカーJリーグのJ2クラスの1チームの年間動員人数と匹敵する数字で。一度の公演で800-1000人ていどのキャパシティしかない、劇場で達成してしまうというのは、至難のわざとしか言いようがない。 そして、彼らは、様々な商品開発も行い。それでも、かなりの売り上げを示しているようだ。 今回の「嫌われ者のすすめ」も、そのような、演劇関連ビジネスの一部のようだ。 さて、会場に、開場前につき、販売ブースを見る。 販売ブースには、様々なグッズが並んでいるが、その右端に、新商品のコーナーがあり、人が入れるぐらいのアーチがついている。 おそらく、ここで、劇団の誰かが、出てきて販売するに違いない。 もちろん、その前に、本日、先行発売の「嫌われ者のすすめ」が平積みされている。 開場してしばらくして、キャラメルボックスの加藤プロデューサーがやってくる。そして、その新商品のアーチの中に入って、直々に、売り子を始めた。 そして、買った人には、もちろん、サインを書く。 開演までの、あっという間に、30冊近く売れた。 実は、この本、表紙に仕掛けがある。それは「演劇人生ゲーム」なのだ。内容は、事実に基づいているので、ファンだけでなく、演劇やエンターテイメントを仕事にしている人には、泣ける内容が書いてある。 これだけでも、本代がでそうなぐらいの内容だ。 実は、この人生ゲーム。製本が大変だそうで、機械で折ることが出来ないため、全て手で折っているという、手間の掛かりよう。今回の発売においても、書店流通に回すより先に、神戸に先に何百部を送ってもらったそうだ。 それにもかかわらず、あっという間に30冊も売ってしまっては、あと、数日で、在庫が無くなるのが目に見えている。 ちなみに、この本です。 嫌われ者のすすめ 著者: 加藤昌史 表紙の加藤さんの写真は、なんとなく、ホリエモンに見えるのが、タイムリーというか、なんとも可笑しい。 さて、私たちは、席について、引き続き、観劇となった。 今回は「SKIP」という、ライトなSF小説を原作とした作品だ。 高校生の意識だけが、いきなりタイムスリップして、将来の自分にのりうつってしまうというストーリー。 幸いにしてか、高校の先生になっていたので、新たな、立場の違う学生生活を満喫してしまうというような話しだった。 劇の始まる前に、ちゃんと、新商品などの紹介コーナーがあったりと、なかなか商売が上手いのも、楽しめるし。公演中に携帯電話が鳴らないようにするための注意までもエンターテイメントにしてしまうのもなかなか楽しい。 そんなことで、新しい本がどんどん売れていくのをを見るのも嬉しかったし、劇も楽しかったということで、2倍以上楽しんだ、新神戸オリエンタル劇場でした。 ちなみに、この本は、とても面白いのですが。書店対策の弱い小さな出版社のため、本屋さんでは、なかなか見つからないので、楽天ブックスなどで購入する方がいいかもしれません。 買う人は、こちらからどうぞ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004.12.21 15:28:25
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