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テーマ:食べ物あれこれ(49819)
カテゴリ:子育て・教育
先月、「#産休クッキー」なるワードがXを騒がせた。妊婦の女性が、「産休をいただきます ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いいたします」というメッセージと、かわいらしいイラストがプリントされたクッキーを職場で配った旨をポストしたところ、「不妊治療中の人への気遣いに欠ける」「産休で迷惑をかけるのにお花畑すぎる」といったバッシングが相次いだのだ。炎上した“産休クッキー”を手がけるメーカーの会長は、「世間の不満のはけ口に使われた」と話すが、その真意とは。
今回騒動となった“産休クッキー”を製造・販売するのは、ITベンチャー「ドリームエクスチェンジ」が運営する、「スイーツ工房focetta(フォチェッタ)」。同社によると、2012年ごろに、オリジナルイラストやメッセージをプリントしたクッキーを商品化したという。 クッキーのデザインは、顧客からの要望に応じて都度制作しているが、ニーズが見込めるものは一般向けとして商品ラインアップに加えている。“産休クッキー”も、15年ごろに産休を控えた女性からのオーダーを機に、定番商品となったものだ。 同社の“産休クッキー”には、赤ちゃんや動物、ベビーカーなどがモチーフのイラストとともに、「産休中よろしくお願いいたします」「ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いいたします」といったメッセージが添えられている。 中には、赤ちゃんのセリフとして、「みなさんの優しさに甘えているのはママじゃなくてボクだね」「ワタシが責任を持って職場復帰させるから」「何ヶ月か後の優しくなったママに期待しててね」などと書かれた、パンチの効いたデザインもある。 ■「ハッピーな雰囲気を出さないで」 産休を控えた女性たちは、どのような心理から、“産休クッキー”を配っているのだろうか。同社代表取締役会長の瀧口信幸さんは、オーダー内容をふまえてこう推測する。 「かわいらしく親しみやすいデザインが人気なので、産休を取ることへの肩身の狭さや引け目というよりは、職場で自分が抜ける穴を埋めてもらうことへの感謝や気遣いとして、同僚や後輩に渡す人が多いのだと思います」 だが今回、その親しみやすいデザインが、かえって受け取る側の感情を逆なでするとして、SNSで炎上した。騒動を受け、同社には匿名2件、記名1件のクレームが届いた。3件とも、「子どもに恵まれなかった女性」からのものとみられ、「こんなデザインのクッキーをもらっても喜べない」という趣旨の訴えだったという。中には、「ハートマークが描かれているのが許せない。ハッピーな雰囲気を出さないでほしい」という内容もあった。 【記事全文】2024年5月6日 「世間の不満のはけ口に使われた」 炎上した「産休クッキー」メーカー会長が嘆く日本社会の“生きづらさ” お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024年05月07日 19時10分43秒
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