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Dog photography and Essay

Dog photography and Essay

甘粛--蘭州・敦煌3


「建築物は皆古く風化しかかっていた」

「中国上海写真ライフ」では、
甘粛省「嘉峪関」の写真を公開しています。

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嘉峪関を中国語のピンインで書けば「jia1yu4guan1」
日本語で読んだら「かよくかん」と読むのだろうか?
嘉峪関は「A」が「AAAAA」と5つ並び世界遺産にしても、
おかしくは無いと思うが、国家級保護に名を連ねる。

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中国人のツアー客は、先ほどの奇石展示場で買い物。
沢山の石を購入していたが、私には理解できない。
売っているから買うと言うのは理解できる。

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だが、4キロほどはあろう石を購入して「重たい」と、
嘆いている姿も、気の毒と言うより哀れな感じだ。

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私達は万里の長城最西部に位置する関所を見て回った。
万里の長城で要衝であった嘉峪関は嘉峪関市の、
南西6kmに位置し西寄りの最も狭い土地にある。
建築物は皆古く風化しかかっているから感動した。

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「嘉峪関は天下第一雄関」

「中国上海写真ライフ」では、
甘粛省「嘉峪関」の写真を公開しています。

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「嘉峪関」は「山海関」と共に万里の長城で要衝であった。
「嘉峪関」は市中心から南西6kmに位置する。
2つの丘に挟まれた土地で一つを「嘉峪山」と呼ぶ。

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写真は入口を入り一本道を道なりに歩いていくと、
その右側に古い東屋風の所に「嘉峪関」と彫られた、
石碑が建てられていたが、750年の歴史がある。

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城壁の一部はゴビ砂漠を横切っており険しい地形に、
絵はがきなどの写真では、その威厳ある姿を誇る。
嘉峪関は万里の長城につながる関の中で唯一、
建設当時のまま残される建造物である。

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最東端にある山海関が「天下第一関」と称され、
最西端の嘉峪関は「天下第一雄関」といわれている。
シルクロードの重要な関として多くの人が通っている。

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「雄雌の区別がハッキリしない」

「中国上海写真ライフ」では、
甘粛省「嘉峪関」の写真を公開しています。

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「威宣中外」と書かれた大きく厚い木の板が、
軒下に掲げてあり、写真を撮ったが意味が分からない。
中外とは東西の意味で、東西に威勢よく広がる意味か。

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中国では建築物の屋根の先が尖り反り返っている。
その上には、色々な神話の中の動物が並んでいる。
これは魔除けとして古来より迷信化され来ている。

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750年前の獅子像であるが、現在の凝った彫り方ではない。
簡単に彫られていると言えばそれまでだが、
また現在の獅子像とは違い雄雌の区別がハッキリしない。
現在の獅子は子供をあやしている雌獅子像と、
鞠で遊ぶ雄獅子像とに分かれている。

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入口の獅子を撮影した後で振り返ると、かなり古い建物が、
建っており直ぐに駆け寄り撮影したが、文字が薄れて、
ハッキリと見えないが、道教の教えが記されている。
またその頃の武将の絵が壁の下側に描かれていた。

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「後進に道を譲る1」

「中国上海写真ライフ」では、
甘粛省「嘉峪関」の写真を公開しています。

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先日、日本より後進に道を譲ってはどうかと打診された。
まだ働ける事は分かるが、ある日突然辞職されても、
会社としては困ってしまうので、どうだろうか?との内容。

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私は今辞職になった場合、何をするべきか考えていないし、
あまりにも急な話なので考えさせて欲しいと返事をした。
だが、その返事に対して直ぐに返答が来た。

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上海を後進に譲ると言っても最低3ヶ月間は後進の教育に、
当たらないと、若い者がいきなりでは、直ぐに会社を、
辞められても困るので、ぜひ教育に当たってほしい。

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ある程度、やれると判断したら、あなたにはインドネシアへ、
新規立ち上げの仕事で行ってもらう予定でいる。
だから今後何をするのかとの心配は要らないとの回答。つづく

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「後進に道を譲った2」

「中国上海写真ライフ」では、
甘粛省「嘉峪関」の写真を公開しています。

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インドネシアへ行き新しく工場を立ち上げるとしても、
私の一番心配になるのが、やはり言葉の問題である。
中国へ来て既に1年間を越え、15年目に入った。

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中国語はいつも学習をして来たために通訳なしで、
全く問題ないが、インドネシアではこうは行かないだろう。
今回のような更迭にも似た移動は考えても見なかった。

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私が会社を経営していた時点では、サラリーマンが、
こんなにも精神的に辛い思いをしなければ、
ならないとは、思ってもみなかった事である。

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やはり、その立場に立ってみなければ何も見えないと、
今回ほど痛切に思った事はなかったが、本社より、
「シンガポールが嫌なら辞めて頂いても良いですよ」と、
言われた時には、さすがに笑ってしまった。つづく

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「後進に道を譲る3」

「中国上海写真ライフ」では、
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私よりインドネシアは若手に任せても良いのでは?と、
尋ねたところ、若い者では直ぐに嫌になり辞めてしまう。
そこで、経験豊富な貴方なら問題ないだろうと決定した。

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私に打診もなく先に決定されてもと言いかけて、その言葉を、
飲み込んだ。現在のサラリーマンの世界で文句を言えば、
この時とばかり解雇されてしまう事になってしまうからだ。

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私から言葉の問題が一番心配である事を伝えたところ、
普通の人は食事とか生活の事を心配するのに言葉ですかと、
今度は専務に電話を代わって、勉強好きな貴方なら問題ない。
言葉に関しては、こちらでは何も心配していないとの事。

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小さい会社でも派閥があり、専務派と新社長派と・・・。
私は何か事が起こると専務に良くは思われなかったようで、
その事から言うならば、私は新社長派に属するのかも知れない。

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今回の事で、上海から新社長まで電話を入れたが、今回の、
インドネシアは大切なプロジェクトで何とか手を貸してくれと、
どの道、逃げられないと悟った私は、1週間ほど前に本を購入し、
インドネシア語の勉強に入ったが、左眼球より出血し真っ赤に、
染まり左目が重苦しくてたまらない。つづく

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「後進に道を譲る4」

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今日は、私の後の仕事を引き継ぐ若い二人を連れ、
日本料理店へ行って来たが、一人が気分が悪くなり、
長居をせずに帰ってきてしまった。

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私にとっては久方ぶりの日本料理ではあったが、
気分が悪くなった一人が中国人の刺身を食べる様子を、
興味深げに観察していた所、刺身を食べるのに醤油と、
油をたっぷり入れた中に刺身を付けて食べていた。

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日本では刺身に油を付けて食べる習慣はないが、
こちら中国では油がなければ食べられない人もいる。
私は「郷に入れば郷に従え」の言葉を持ち出し説明した。
しかし、気分が優れずに焼き魚にしたが駄目だった。

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帰りの車の中で、部長はインドネシアへ行けて良いですね。
などと、思った事をそのまま口にする若者たちに今後4ヶ月で、
この二人をどうやって教育すれば良いかと考えながら、
帰宅したが、この二人はインドネシアでは長続きしないという、
本社の見解にも頷け納得できたが前途多難である。つづく

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