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Dog photography and Essay

Dog photography and Essay

ホープはやはり子宮蓄膿症


「意地悪」

「ワンダーフォトライフ」では、
愛犬との散歩の途中で撮影した写真を公開しています。

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昨夜7時半からのNHKラジオのムーンライトセレナーデで
ビートルズの「恋に落ちたら」を流していた。

この曲を初めて聞いたのは中学3年の時だった。
ジョンレノンとポールマッカトニーのコーラス曲だ。

高校生になってから聞いた事はあるが、
さほど気にも留めてはいなかった。

私は小学6年の時にプレスリーが好きで聞いていた。

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母は、「そんなお兄さんたちが聞くような歌を聞いていたら、
不良って言われますよ」と美空ひばりファンの母が言った。

中学3年になった時に、ビートルズのレコードを買って来た。
母は、レコードジャケットの4人グループの写真を見て、

「こんなものを聞いていたら本当に不良になってしまいますよ」と
言われたが、新聞配達をして買ったものだった。

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私は、中学2年生から、新聞配達や牛乳配達をしたお金で
レコードなどを買っていた。

その時に買ったビートルズのアルバムの中に
「恋に落ちたら」が収録されていたが、
あまり気にも留めてはいなかった。

高校を卒業し都会へ出て来た時に、
本格的にファッションの勉強を始め、型紙から
カッティング、縫い合わせまで勉強していた。

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その頃はオートクチュールを学習し、
ボタンホールも手で作っていた。

休みの日にはマンションの1室で
グループで寝泊まりしていた。

その朝、目覚まし代わりに耳に入って来たのが
ビートルズの「恋に落ちたら」だった。

レコードはアンド・アイ・ラヴ・ハーと、
恋に落ちたらのドーナツ版だった。
四六時中そのレコードを掛けていた。

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青春時代の思い出ではあるが、鮮明に記憶に残った。
その後の生活や結婚してからもビートルズを聞く度に、
中学時代や高校時代の思い出が蘇って来た。

昨夜の「恋に落ちたら」もイントロから直ぐに
コーラスが流れると、その頃のマンションでの
笑い声が聞こえるほどに情景が蘇り心躍る時間でもあった。

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今日木曜日は、また燃えるゴミの当番なので、
昨夜携帯ラジオの入ったA4バッグを提げ、懐中電灯を持って
玄関の扉を開けようとしながら、懐中電灯を
点けるとライトが点かない。

昨年単1乾電池を入れたが、使わず入れっ放しだったので
自然放電してしまっていたようだった。
これからは電池を横に出しておけば良いなどと思った。

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↑これも春菊の花ですよ。

今日の燃えるゴミは、草を入れた袋が目に付いた。
休みの間に草抜きをしておこうと言う事で、
当番で立っている時も何人かが草や枝葉の入った
袋を持って置いて行った。

生ゴミ以外は網ネットを被せる必要はないので、
脇に山に積まれた。

今日の回収車は午前10時半過ぎと早かった。
前回の回収は11時半過ぎだった。

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前回の時間が遅かったので、今回も11時過ぎに
燃えるゴミの袋を持って来た奥さんもいた。

私が網ネットを畳んでいると、
「今日はもう回収されたのですか?」と立っているので、
「来週の月曜日まで家で保管しておいて下さい」と言うと、

「回収時間がまちまちなのよね~」と不満そうだったので、
「朝9時までには出して下さいね」と意地悪を言ってしまった。

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「素朴な質問」

「ワンダーフォトライフ」では、
愛犬との散歩の途中で撮影した写真を公開しています。

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今日地元イオンモールの中にあるペットショップへ行って来た。
ペットショップの中には、いつ出来たのか
動物病院が開設されていた。

狂犬病の予防接種とフィラリアの薬や
各病気に対応していると書かれてあった。

その左側の多くのゲージの中には、
プードルの赤ちゃんが販売されていた。

一匹28万円から36万円までの6匹が展示されていた。

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こんなに高いんだと思いながら、
まだ1か月足らずの犬をホープと見ていた。

ホープは興味深げにプードルの赤ちゃんを見て、
その場から動こうとはしなかった。

他のお客さんはホープを見て「わ~!かわいい」と言って
近寄ってくるが、ホープは静かに頭や首を
黙って撫ぜられているだけだった。

「もう8歳は過ぎていますか」って聞く人が多い。

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私が「15歳半になりますよ」って言うと、
「毛並みと言い優しい目と言い、とても見えない」と
言っては売り場を見て回っている。

私がショップへ来た理由は、シャンプーを買うためである。
シャンプーは正面入り口を入ってすぐの所に陳列してあった。

店の奥の犬の赤ちゃんをホープに見せるため通り過ぎて来た。
そして女性店員に「シャンプーって何処です?」って
知らない振りして聞いた。

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「ご案内します。こちらです」と言われ、
ホープとついて行った。

陳列棚は3段になっており、下から順に
上に行くに従って価格が高くなっていった。

店員は「この辺がワンちゃんの肌に優しいですよ」って
進めたが、「私の財布には優しくない値段ですね」と言い、

更に「どう違うのですか」と質問してみると
「肌に優しく、毛もしっとりしますよ」と説明する。

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私は最下段のシャンプーを指差し、
「ここに陳列されているシャンプーは駄目なのでしょうか」と
聞いてみると、「使われる方も見えますよ」と言い、

「下の段と上の段では価格も4倍違いますから
効果も違うと思いますよ」と、全く説得力に欠ける。

「私が使っているシャンプーは最下段のより、
もっと安いですよ」と言うと
「人間と犬では違いますよね」と言葉巧みだ。

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「素朴な質問をしますが」と断ってから
「そんなにお勧めできないシャンプーをどうして
販売しているのですか」と尋ねてみた。

私はどうしても880円のシャンプーが買いたいのだけれど、
店員は3.200円のシャンプーを売りたいらしい。

何となく平行線なので、880円のシャンプーを手に取り
「これで良いです」と半ば強引に購入してきた。

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私は帰宅後、自分が使っているシャンプーと
買って来たシャンプーとの違いをホープの
右側と左側の毛に泡立てて調べてみた。

犬用の方が匂いが強い感じがした。
泡のきめの細かさなどは分からなかった。

私が使っているシャンプーは550円である。
節約ばかりをしていてホープの肌を悪くしてもダメだが、
ひとまず様子を見る事にした。

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ホープはシャンプーをすると毛が抜け易くなる。
この抜け易くなる現象は、どんな犬も同じなのだろうか?

シャンプーの時、結構な量の毛が抜けるのだが、
毛を乾かした後、柔らかくなり抜けるのだろうか。

ホープは、今疲れたのか私のベッドの布団の上で
手を伸ばし顔を埋めて、微かにイビキをかいて寝ている。

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「抗不安剤」

「ワンダーフォトライフ」では、
愛犬との散歩の途中で撮影した写真を公開しています。

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午前9時ごろ通り雨が降った。所謂夕立である。
天気予報では来週火曜日ごろから雨と出ていた。

昨夕車のシートに付いたホープの生理血を水で
薄めた液体洗剤をタワシに付け、擦って汚れを落とした。

ホープの生理は2月14日から始まり、止まることなく
毎日続き、今日もシートに点々と付いている。

ホープを車に残すと私を探すかのように全身を使い吠える。

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遠くからでも私の姿が見えると、吠えてるのが
止まるから不思議である。

午前10時半頃に車で20分ほど離れた心身クリニックへ行って来た。
心身クリニックへ行くのは半年ぶりである。

私の軽いうつ症状と睡眠障害が治ったのではなく、
半年前、抗不安剤のデパスが300錠ほど溜まり、
医師に告げると、驚いた後、注意を受けた。

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医師は、300錠全部飲んだとしても、死に至る事は無いが、
副作用で苦しむ事になるから、そんなに錠剤が
溜まっているなら、睡眠誘導剤だけにして下さいと言われた。

半年間毎日寝る前に1錠を飲んで気持ちを落ち着かせた。
半年間毎日飲み続けても180錠である。

まだ120錠ほど余っているので、
今日は睡眠誘導剤だけ処方して頂いた。

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睡眠誘導剤のロヒプノール錠剤を4つに割ると、
1ヶ月分の錠剤が、120回分になる。

正直に話し過ぎると、医師は軽い誘導剤を処方してしまい、
私にとって、それは都合が悪かった。

4ヶ月後に処方して頂けばよいものを、
1ヶ月後ごとに処方して頂く事になり、
財布にとっては都合が悪いと思い、正直には伝えなかった。

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私がうつ病を発症したのは、今から3年半ほど前の事である。
妻が脳出血で倒れ緊急手術。

命は助かったが、左半身麻痺という試練を背負う事になった。
リハビリの体力を付けるために、胃ろうにし
直接栄養を送り込んだ。

その後、毎日病院までの1時間を通い介助の訓練をした。
妻が帰宅する前には廊下の手すりから床の段差も補修をした。

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駐車場から介助し車椅子に乗せるため地面を
コンクリートで固めた。

妻の出入りは介護ベッドに近い縁側からになった。
長いスロープを用意し、ベッドから介助し車椅子へ移動。

スロープを車椅子で降り、車の助手席へ車椅子から
介助し乗せ病院まで走り、その繰り返しだった。

だが日増しに私が夜眠れなくなって行き、
うつ病を発症してしまった。

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2年ほど前まで服用していた薬は、3種類の耳鳴りの薬、
交通事故の後の痛み止め、2種類の便秘薬、抗不安剤3錠と
睡眠誘導剤、アレルギーの薬などと薬漬けになっていた。

しかし、現在、私が服用している薬は、抗不安剤1錠と
睡眠誘導剤4分の1錠、便秘薬のみと相当量減った。

薬は飲まずに寝れれば、それに越した事ない。

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血圧も正常値になり、現在では理想的な数値である。
うつ病が治って来たと言う事もあるが、調理で調味料を
使わず、素材から出た味だけでの食事も
血圧を下げた要因の一つである。

病院の帰り、スーパーに寄り野菜を買って帰った。
絹さや80個入り1袋145円を2袋とアスパラ、
キュウリ、ナスなど買い、素材だけの味で食べた。

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絹さやはスジを取り、レンジに2分間掛けたのち
卵とじで食べた。味が無かったが素材の味がした。

今日は、イチゴがいつもより安かった。
いつもは静岡産の章姫398円を買うが、今日は、
四国香川産のさぬき姫250円を買って来た。

夕食後食べてみたが、章姫より酸味が強い感じがした。
新たま、新じゃがなども美味しく感じた。

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「判官びいき」

「ワンダーフォトライフ」では、
愛犬との散歩の途中で撮影した写真を公開しています。

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ホープの散歩は夕方7時ちかくになった。
冬には5時の時報が聞こえる頃には、辺りは暗くなった。

しかし、立夏を越えた今では、7時の時報を
聞いても辺りは明るかった。

肩から提げたA4バッグに入れた携帯ラジオでは
ニュースが始まっていた。

私の散歩はまだ4分の1ほど過ぎた位だった。
大相撲のニュースをラジオでは伝えていた。

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大相撲夏場所初日、結びの一番で横綱白鵬が
小結逸ノ城に突き落としで敗れる波乱を伝えた。

私はそれまで何となく散歩する足取りも重く感じたが、
白鵬破れるとのニュースを聞いた瞬間から、
足取りが軽くなるのを感じた。

日本人気質の判官びいき、つまり弱い者の味方になり、
強い者が負けると嬉しくなる気持ちが沸いた。

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今日は五月晴れであったが、風の強い日でもあった。
写真撮影は風の強い日は実に疲れる。

重たいカメラとレンズを被写体に向け、構図を決めた後、
シャッターを切ろうとする瞬間から、風が吹き出す。

被写体である花は左右前後に揺れてシャッターが切れない。
切ったとしてもピンボケやぶれた写真になる事を
想像すると、やはり切れない。

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強い風の途切れる、わずかな瞬間を期待し、
カメラを構え、身動きせず只ひたすら待つのは辛い。

ショット数が多ければ多いほど、その疲れは
首から肩、左腕にまで溜まる。

大分時間の経った今でも痺れている感じがするほどである。
午前中の散歩で、今日は大相撲夏場所の初日だねと
会話したばかりであったが、スーパー銭湯へ行き
相撲放送を聞けなかった。

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スーパー銭湯を出たのが、午後6時20分ごろだった。
銭湯の湯に浸かっている時も、駐車場に停めた車の中で
吠えるホープの声が、風に乗り耳に入って来た。

その声は誰にも分からず、私だけに聞こえるほど小さかった。

今日は日曜日なので、入浴客が多いのではと覚悟して来たが、
思いの外浴室の中は空いていたので嬉しい誤算だった。

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スーパー銭湯の中で会話を交わした人の中に85歳の老人がいた。
右手にビニール手袋をして、上にあげているので
「手どうしたんですか?」って聞いた。

この時とばかりに次から次へと話し出した。

透析をしているので1週間に一度しか来れない。
糖尿病には注意しなさい。

以前は85キロあった体重が60キロまで落としたなど話していた。

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スーパー銭湯へは、長男が車に乗せて連れて来てくれるとも話し、
私が「入り過ぎるとのぼせるよ。ダメと思った時には
遅いから早目に出た方が良いよ」と言うと、

右腕を持って介助をしてほしいと言うので、
上腕を持ち上げて広い湯船から出るのを手伝った。

その時、妻の上腕を持ち上げた時、
骨折させた事を思い出していた。

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畳の部屋で、下からベッドへ移す時、妻は全身の重みを
私に預けていた為、左上腕を軽く持ち上げたつもりだったが、
「ポキン」とまるで備長炭が折れたような音がした。

麻痺している方の腕なので、妻は痛みを感じなかったが、
見る見る上腕部分が腫れて来た。

急ぎ病院へ電話をし、介助の人を頼み病院で
レントゲンを撮ると、きれいに折れていた。

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簡易ギブスで固定し、腫れが引く1週間後に、
手術でチタンプレートを入れてボルトで固定した。

妻いわく、プレートを上下反対に入れてしまい、
ネジが合わないので、プレートを抜き取り
上下入れ直したと言っていた。

私が「そんな事は無いでしょう?」と聞くと、
「部分麻酔だから話が全部聞こえていたよ」と笑うが、
笑う場面でもなかった。

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見ている側は痛々しく感じたが、本人は痛みを感じていなかった。
執刀医から「手術は上手く行きましたよ」と説明を受けたが、

妻からプレートを反対に入れた話を聞いていたので、
その時の私の表情は、言い知れぬほどに複雑な
表情をしていたのではと思った。

そのような事を思いながら老人を介助して、
浴槽から出るのを手助けした。

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私は銭湯の電気が通る所で、肩から背中に掛けて、
合計40分ほど電気を掛け、1時間半の時間、銭湯に居た。

体重を計ったが、入浴前が61.8キロだったのが、
入浴後60.8キロまでになっていた。

その事も手伝い、疲れていた私の体に、
白鵬破れるのニュースが、
何とも快ささえ感じさせた。

散歩から帰宅する頃には辺りは既に、
真っ暗になってしまっていた。

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「子宮出血」

「ワンダーフォトライフ」では、
愛犬との散歩の途中で撮影した写真を公開しています。

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今日5月11日がゴミ当番と言う事に気付いたのは、
昨深夜1時半頃だった。

朝6時前に網ネットを用意する自信が無く、
ホープの寝静まっている事を確認したのち
燃えるゴミ集積場へ向かった。

外は街路灯が点いており足元は明るかったが、
各家の中は静まり返っていた。

私は出来るだけ足音を立てないように歩いて行った。

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家から150メートルほど離れた所にゴミ集積場はあった。

家の横の1.5m幅の裏道を、
足を高く上げては歩いて行った。

しかし、このような時に限って、スニーカーの靴底が
アスファルトに擦れる音が出るので緊張する。

何も悪い事をしているわけではないのだが、
寝静まった深夜に歩くのは、やはり気持ちの
良いものではなっかった。

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ゴミ集積場に置いてある小さいコンテナの中に
網ネットが入っており、音を立てないように開けた。

小さい頃ならば、深夜に一人で何かをする事は怖かった。
木の枝が風に揺られて擦れる音でさえ怖さを感じた。

だが今は違う。人の目が一番怖かった。
網ネットをゆっくりと開いて、ゴミ集積場へ、
いっぱいに広げ終え、また抜き足差し足で歩いた。

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帰り道は、来た道とはルートを変えて
玄関と玄関の間を歩いて帰った。

裏道とは違い、奥まっている分、道路は広く感じた。

私の家の玄関が近づいて来て、玄関の感知式室内灯が
点いているので、ホープが起きて来たと思った。

私が外に出る時、そーっと玄関の扉を閉めたが、
ホープが気付いたようで、私を探して吠えていたようだった。

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今朝8時ごろに遅れてゴミ集積場へ行くと
既に燃えるゴミが出されていた。

今日は遅くに出しに来る人はなく
ゴミ収集車も10時と早目に来た。

私は網ネットを畳み、小さなコンテナの中に入れてより、
そのままホープと散歩に出た。

ホープの尻尾には血が付着し、後ろ側の白い毛にも
血が付いているので心配になり散歩を途中で切り上げた。

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ホープを車に乗せ、予定より早くに動物病院へと走った。
駐車場は満杯だったが1分も待たずに停める事が出来た。

メモ用紙を頂き、2月14日から生理が始まり、
その生理が今日5月11日現在でも終わらず続いています。
何か病気なのでしょうか?予防接種とフィラリアの薬以外に、
診察もお願いしますとメモ書きしておいた。

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ホープちゃん入って下さいと中に入ると、
「ホープちゃんは15歳半になったのですね。
歳をとると子宮の病気が増えてきますね」と下腹の辺りを
触診したのち、聴診器でホープの心臓の音を確認していた。

医師は「心臓の音はしっかりしていますから、
抗生物質と子宮のお薬を出しておきますから、
1週間様子を見て下さい」と終わった。

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会計で薬の飲ませ方を聞いたが、フィラリアの薬と同じだった。
薬だけでは飲んではくれないので、ウインナーを
1センチずつに切り、初め薬の入っていない
ウインナーを食べさせた。

そののち、薬の入っているウインナーを食べさせるが、
薬のみ吐き出してしまう。

ウインナー3本目で何とか薬を飲ませる事が出来た。

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この処方された薬で治ってくれれば良いが、
治らなければ最悪の場合、手術もあり得るとの事を言われた。

私が「ホープはもう年なので全身麻酔をしての
子宮摘出手術はさせたくないのですが」と懇願するように言うと、

医師は「お父さん、まずは薬で様子を見て下さい」と、
そして「この薬で治るワンちゃんもありますからね」と話す。

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帰宅してネットで薬を調べてみたところ、

子宮平滑筋に作用して、分娩後などの子宮を収縮させ、
子宮血管を圧迫して止血効果を示す。通常、胎盤娩出後、
子宮復古不全、流産、人工妊娠中絶における子宮収縮の促進、
子宮出血の予防や治療に用るとあり、

この薬は人にも使うのだと驚いた。
ホープは妊娠を一度もしてはいなかった。

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「錯覚」

「ワンダーフォトライフ」では、
愛犬との散歩の途中で撮影した写真を公開しています。

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今朝ホープはぐっすり寝ているのか、私が朝食を
作り終わっても、足を投げ出して寝ている。

いつも朝食を作っていると、私の横へ来て、
私を見上げて静かに待っている。

だが、今朝はぐったりとした表現がピッタリするほどに感じた。
昨日ワクチンの予防接種と子宮からの出血が止まらないので、
2種類の錠剤を飲んだので疲れが出たのかもと思った。

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先に私一人で朝食を済ませた。
それでもまだ起きてこないので、ティッシュを6ツ折りにし、
その上に目薬を5滴ほど垂らした。

いつもなら、この動作でホープは飛んで来るが来ない。
ホープの寝ている隣の部屋に行き、頭を持ち上げ、
目薬を付けたティッシュでホープの目を拭いた。

その後、ホープは雰囲気を察したのか、頭から胴体、
そして尻尾にかけてブルブルと震わせたのち、
ベッドの上から飛び降りて来た。

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ホープには鶏肉を炒めた物を、調理ハサミで細かく切り、
ドッグフードにトッピングして用意していた。

ホープは匂いを嗅いだだけで、そっぽを向いて廊下伝いに
歩いて行き、縁側のウィンドウの前に立ち外を見つめていた。

外は台風の影響で雨が降っていた。
ホープに散歩に行くかどうか、雨合羽を手に聞いてみた所、
行くと言っているようだった。

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雨合羽を着せている時も大人しくしていた。
リードを雨合羽の背から取り出し、私の首から提げた
カラビナにホープのリードを掛けた。

私も体が濡れないようにパーカーを着て外に出た。
ホープは息を切らせながらも力強く前に走った。

力強く引っ張るのは良いが、
私の首に繋がれているので首が痛んだ。
仕方なく私も小走りになってホープの後を追った。

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いつもの散歩コースを歩く事400m程で、ホープは立ち止まった。
しばらく前の方向を見ていたと思ったら、私を見上げ、
もう散歩したくないと訴えている。

私はホープに「帰ろうか?」と言うと尻尾を振りながら
方向転換し家の方へ向いて歩いて行く。

最近の朝の散歩で増えた光景である。
これも子宮からの出血で疲れているのかとも思った。

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ホープの子宮からの出血は、生理ばかりと思っていたが、
鮮血のようでもある。

キッチンフロアーの上に落ちるホープの血を
ティッシュで拭い取ると真っ赤である。

生理の出血がどのような色なのかが、ハッキリとは
分からないので何とも言えないが、
先日包丁で薬指を切って出血した色と同じだと思った。

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午後になり、ホープを車の後部座席に乗せ、妻の療養する
病院へ洗濯した寝間着を持って家を出た。

今日は他所事に気を取られて、肝心な寝間着を
忘れてはならないと、バッグの中の財布と免許証、
そして袋に入れた寝間着を、

まるで電車の運転手のように指で指しながら
確認して車に積み込み、出発した。

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車のシートは、3ヶ月にも及ぶホープの出血により、
点々と血の跡が点いていた。

拭いても拭いても、ホープを車に残し、私が離れるので、
ホープは全身で吠え、私を呼ぶためにその度出血し
シートに付着していた。

ハンドルにもその血が付着し、
初めは気付かなかったが、最近になり
ホープの血が付着し、手が滑るのだと気付いた。

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今日は、台風による雨のせいなのか、
病院の30分後から有料になる駐車場は満杯だった。

妻の療養費の支払日なので、仕方なく病院の玄関口へ
非常点滅を点け、キーを付けたまま駐車した。

先に会計に寄り清算を済ませてから、車まで戻り、
空いた駐車スペースへ駐車し、ホープを車へ残し、
妻の待つ病室へと向かった。

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ホープの事もあり、妻の病室に入っても気が重かった。
返事をしない妻に、ホープの事を話した。

あまり返事をしないので妻の肩をゆすると、
瞼を動かしているのか、まつ毛が上下しているように見えた。

意識障害で寝たきりで回復の見込みはないと言われたが、
そのようなまつ毛の動きを見ると、
今にも起き上って来そうな錯覚さえ覚えた。

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「虚脱感」

「ワンダーフォトライフ」では、
愛犬との散歩の途中で撮影した写真を公開しています。

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ホープはやはり子宮蓄膿症なのだろうか?
獣医師が私に考えられる可能性の病名を話してくれた。

しかし、蓄膿症とは思わなかった。
蓄膿症は鼻の病気であり、友人も中学時代に
手術をしていたので知っていた。

だが、子宮の病気にも蓄膿症がある事など
思ってもみなかったので、私の聞き違いと思っていた。

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今日インターネットで子宮蓄膿症について調べてみた。
生理が終わってもいい頃なのに、出血が続いている。

食欲が減退し、水分ばかり摂るようになる。
ホープはもう高齢に達している。

子宮内膜の子宮腺の奥に入り込んだ細菌を処理しきれず、
子宮内膜炎を発症し、細菌は子宮内に留まり、
子宮蓄膿症へと進行に至る。

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ホープは避妊手術を受けていない。
子宮蓄膿症の最大の予防は避妊手術のようである。

1歳以下で手術を受けた場合、乳腺腫瘍も予防できるとあった。
ホープは4年前乳腺腫瘍で10個の乳全て摘出している。

発情出血のあと1ヶ月は黄体期でこの時期に
子宮蓄膿症が起きやすいようだ。

予備知識がない為、速やかに診察しなかった私の責任は大きい。

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子宮蓄膿症はエコーだけでも診断可能だとあるが、
手術の時期やリスクを見極めるためには
血液検査なども必要とあった。

私は責任を感じるのと焦りもあり、
動物病院へ電話を入れてみた。

聞き慣れた獣医師の声が、電話の向こうから聞こえて来た。
仔細を話すと、「お父さん、まずは今残っている
薬をホープちゃんに飲ませて下さい」と言われた。

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2月14日に生理が始まり、普通なら10日間ほどで終わる。
その生理がいつまでも続いていると感じていた。

このブログの中でも生理が続いておりシートが汚れて、
拭いても拭いても点々と汚してしまうと書いている。

私が手術入院した時にも、長女がホープの面倒を
見に来てくれたが、ホープの生理の為、私の車に乗せ
家と病院やスーパーを往復していた。

獣医師に「もっと早く連れて来ていれば薬だけで、
治ったのかも知れませんね」と聞いた所で我に返った。

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私は、ホープの事ばかり考え過ぎて、動物病院の獣医師の
貴重な時間を割いてしまったのではないだろうかと
電話を切ってより思った。

そして、深く反省した。もう少し、ホープの体の事を
気に掛けていればよかったのでは?

それほど生理が長引くのは病気では?と
何故疑問を持ち動物病院を尋ねなかったのか?
との思いが交錯した。

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そして、ホープの体の事を思えば思うほど、
涙さえ零れ落ちて来るのである。

どうすればいいのだろう?と思っても、
ここは獣医師の言うとおり、
ホープに薬を飲まさなければと思った。

5月11日に8錠頂き、今夕で3錠飲んでくれた。
あと5錠残っているが、噛み砕いて、おかずの中に
混ぜ合わせた1錠分は、おかずと共に捨ててしまっていた。

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残りは2種類の薬4錠ずつであり、
日曜日夜の分で終わってしまう。

18日のゴミ当番が終わり次第、
すぐに動物病院へ行って、ホープの症状を説明し、
判断を仰がなければならない。

まだまだ辛い日々が続きそうであり、
腹膜炎で腹痛を訴え、敗血症の場合は呼吸が早くなるという。

そして虚脱感もあり、この最近ホープが立ち止まり、
考え込んでいる仕草を見せていたのはこの事だろうか?
などと次から次へと不安が過った。

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「几帳面」

「ワンダーフォトライフ」では、
愛犬との散歩の途中で撮影した写真を公開しています。

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昨深夜にホープはデスクトップPCに向かう私の元へ、
廊下の上を足音を立てながらやって来た。

いつもホープの首周りのマッサージをしていたので、
首が疲れていると思いマッサージをした。

椅子に座る私を見つめていたが、
何も言わず寝室のある部屋の方へ向け、
また廊下を音を立てて帰って行った。

3分ほどしてホープは、またやって来た。

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ホープは夕食を半分の量しか食べなかったので、
お腹が空いたのかもと察した私は立ち上がって
キッチンの方へ歩いて行った。

ホープが私の前を歩き、尻尾を振っているので、
多少病気が落ちついて来たのかと思いながら、

IHの上に置いてある圧力鍋の肉料理をホープの食器に入れ、
20秒ほどレンジに掛け、ドッグフードを少し入れ、
ホープの前に置いた。

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ドッグフードだけでは全く食べないので、
料理バサミで小さく切った肉料理を満遍なく
ドッグフードに混ざるように掻き混ぜてホープの前に置いた。

ホープは初め、肉料理を匂っているだけで
食べようとしない。

いつもは新しい物を先にホープに出し、
残った物を私が食べているので慎重に匂いを
嗅いでいるように思った。

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私が、スプーンで肉をすくって、ホープの口元へ持って行くと、
一口食べてから、スプーンの肉を食べた。

問題ないと思ったのか、食器の中の肉料理を食べ出した。
そして、全部食べ終わると、私を見上げたかと思うと
「ゲ~」っとゲップをしたのち水を喉を鳴らしながら飲んでいた。

体の調子が良くなって来たのかと思いながら、頭を撫ぜた。

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ホープはキッチンから出て、ベッドの置いてある方へ歩いて行き、
ベッドの布団の上に飛び乗った。

私が様子を見ると、満足そうな顔をしているので、
安堵しながら廊下を歩き、デスクトップの置いてある
書斎の方へ向かうと、ベッドから飛び降りて来た。

ホープは、私の後ろに付いて来ている。
首のマッサージをしてほしいのだろうと思った。

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テレビのハードディスクに録画してあるドラマをリモコンで
再開させ、ホープに手招きすると私の横へ来る。

斜め下から顔に手を付けると頭の全体重を手に預けて来る。

この習慣が、散歩中に出会った人たちに、頭をもたげるので、
「この子は人懐っこいね~」と言われる。

ホープは、頭をもたげる事で、人々の喜ぶ姿を見て、
更に頭を預けている。

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ホープはどのようにすれば、人から好かれ、
また、どのようにすれば人に嫌われると分かっている。

どんなワンちゃんが吠えながら歩いて来ても、
ホープは全く知らない振りして、ひたすら歩いている。

私が立ち話をする時にも、いつまでも黙って待っている。
皆が「こんな大人しいワンちゃんは少ないわよ」と、
言ってくれるが、それはまんざらお世辞でもなかった。

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今日午前中は、ゴミ当番だったが、少し余裕を持って接した。
昨夕、朝6時半頃にゴミ出しするご婦人と立ち話をした。

ゴミ当番と言っても何もしない人も多いと話してくれた。
あなたのように几帳面にしていたら、何も出来ない。

皆分かっているので、勝手に網ネットを出し、
終わっても片付けない人もいるから、そのままで
網ネットをまた適当に出して、ノートにだけは、
「きれいでした」だけ書いて当番したように装っている。

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そんな、露骨な事を聞いたが、同じような事は出来ず、
収集日の前日夜に出し、回収後、網ネットを畳む事はしておいた。

昼を待たずして、妻の療養寝間着を持って病院まで行って来た。
ホープの出血は鮮血で、きれいな赤である。

出血の量は少なくなったように感じるが、止まる事はなかった。
月曜日までに、出血が治まってくれればと祈る気持ちだ。

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「更なる不安」

「ワンダーフォトライフ」では、
愛犬との散歩の途中で撮影した写真を公開しています。

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今朝6時半に起きたので、朝食の前に
ホープと散歩に行こうとホープを起こすが、
散歩には行きたくないようである。

今までは無理してでも散歩に行っていたが、
一時的なものなら良いがと思いながら、また眠ってしまった。

30分ほど眠ったかなと思い時計を見ると、
3時間半が過ぎてしまっていた。
ここの所の疲れが溜まっているのかも思いながら起きた。

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外の日差しは眩しいくらいである。
私はホープの目を拭くため、ティッシュを6ツ折りにして
目薬をたっぷり付け、ホープの元へ行き
「散歩!散歩!」と言いながらホープの目を拭いた。

ホープの子宮からの出血の量のほどは分からないが、
先週よりは少なくなっているように感じた。

それでもウェットティッシュで拭くと
鮮血がベットリ付くほどである。

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ホープに肉を炒めて、細かく切り、ドッグフードに
トッピングして出すが、食べてはくれない。

匂いを嗅いだだけで、その場から離れる。
ドッグフードの匂いが鼻について食べ難いのかと、

私がドッグフードを手の平に乗せホープの目の前で、
ドッグフードを食べて見せるが、一向に関心を見せない。

それどころか怪訝な眼で私を見つめている。

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ホープを抱き上げて玄関上り口まで行く頃には
尻尾も垂れ下がり、散歩に対する興味も示さなくなっている。

首にバンダナをして、そのバンダナにカラビナで
リードを繋いだ。いつもと変わらぬ光景である。

外へ出るとムッとする空気である。
真夏の暑さとは違うが、一気に初夏になったような気がする。

アスファルトの道路を手の平で触ってみると熱く感じた。

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いつもなら、私を引っ張るほど力強く歩くのだが、
何となくホープの動きには軽快な動きがみえなかった。

300mほど進んだ所で、立ち止まり前に進もうとはしない。
「ホープ、早く、行くよ」と言っても、私を悲しい目で
見つめるだけで、仕方なく「帰ろうか?」というと、
方向転換する。

家に帰って来ても玄関から家の中に入ろうとはしない。

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車庫の車が停めてある所で踏ん張って動こうとはしない。
車のドアーを開けると、後部シートに飛び乗るが、
上手く飛び乗れず、コンクリートの上に
仰向けにひっくり返っている。

私が抱き上げて後部座席に乗せた。
エンジンを掛け、家から7分ほどの河川敷へと向かった。

河川敷ではテニスをしたり
グランドゴルフをしたりする人たちで賑わっていた。

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ホープを車から降ろし、私のリードへ繋ぎ、
芝生の上を歩いて行った。

金曜日であるが、2つのグループがバーベキューをしており、
肉の焼ける良い匂いが風で運ばれて来ていた。

河川敷でもホープの歩くスピードは遅く、
時折立ち止まっては、また思い出したように歩いていた。

私は木陰のベンチに腰を下ろしホープにも座るように促した。

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ホープは中々ベンチへ上がろうとはしないので、
結局私が抱き上げてベンチに座らせるのである。

バッグに入れていたジャーキーの封を開け、
指でつまんでホープの口元へ持って行くが、
直ぐに吐き出してしまう。

食べてはくれないのだ。
私がそのジャーキーを食べてみても、
腐っていると言う感じはしなかった。
ホープはやはり体がおかしい。

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私とホープは、その木陰のベンチで、
1時間ほど過ごした。

ホープも黙って座っているだけである。
ただ、ホープの後足は、ランクルのタイヤに巻き込まれ、

左右の向きが違い、その事もあり座り方が、
昔の座るフォームとは違っていた。

時刻は正午を過ぎたので帰路に就いた。
家の玄関に上がり、ホープの前足を拭き、右後ろ脚を拭いた。

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その時、痛々しい叫びにも似た吠え方をした。
散歩で軽快な動きが出来なかった訳が分かったような気がした。

ホープの右後ろ脚太腿を触っても痛いようである。
マッサージをしても痛がるほどである。

3ヶ月ほど前から右後ろ脚を上げ、
3本足で歩いている時もあった。

3か月前と言えばホープの出血が始まった時であり、
憂鬱な私の心に、更なる不安が過ぎった。

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「負荷軽減」

「ワンダーフォトライフ」では、
愛犬との散歩の途中で撮影した写真を公開しています。

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今朝も6時半に目が覚めた。
ホープのベッドを見るとホープが居ない。

私のベッドの上に居るのかと確認してみるが、何処にも居ない。

3年ほど前に、犬は自分が死ぬ時は
自分から身を隠すという事を聞き、ふと嫌な思いがした。

私はまだ頭がぼんやりしていたが、各部屋を探しだした。
一番最後に仏間に行くと、仏間の絨毯の上で横になっていた。

ホープが息をしているかどうか、私は目を凝らして
お腹の方を見ていた。呼吸をしている事を確認すると
ホッとしてホープの傍に寄って行った。

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私が近付いてもホープは気付かず、イビキさえ掻いて眠っていた。
寝室からいつの間に仏間へ来たのかと考えた。

ホープはよく自分のベッドから抜け出し、
縁側の絨毯の上や書斎の絨毯の上で横になる事がある。

冬場は滅多にない事だが、初夏から晩秋までの季節には
気分転換をしているようにも感じた。

ホープの目を目薬を付けたティッシュで拭いた。
時刻は7時前になっていたので、玄関の方へ歩いて行くと
ホープも後を付いて来る。

ホープとの散歩に行くべきかどうか考えていた。
ホープは散歩に行きたいかのように散歩用バンダナを臭っている。

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私がバンダナを手に持つと、ホープは頭を私の方へと近づけて来た。
ホープの尻尾は下がったままである。

体の調子が悪いのだろうと容易に察しがついた。
リードを付けて玄関の扉を開けるとホープの尻尾が
上を向きくるっと尻尾を巻いた。

今朝は少し私を引っ張るように歩いた。
それでも400mほどでUターンし帰って来てしまった。

朝食は、ドッグフードへのトッピングはせず、
少し味付けした豚肉だけをを食べさせると食べてくれた。

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私もバケットを焼き、ハチミツをたっぷり付けて、
ハチミツがこぼれないようにと、口へ持って来るが、

手が滑ってバケットはハチミツの付いた方が
ジーパンの太腿の上に落ちる。

何を焦っていると思いながらバケットを取ると
ハチミツがベットリ付いていた。

ジーパンを脱いで、ハチミツの付いた部分をティッシュで
拭いたが、ティッシュがジーパンに破けて引っ付いている。

洗剤のジョイを付けて揉み洗いして、お湯で洗い流した。
ハチミツはベタベタする。

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ホープは自分の豚肉を食べ終えて、私の横へ来て、
まだ食べたいと吠えている。

私の更に入れた豚肉を皿ごとホープの前に差し出した。

もっとゆっくり食べればいいのにと思うほど、慌てて食べている。
お腹が空いていたのだろうとも思った。

私は仕方なく、桜餅と柏餅を冷蔵庫から出し食べた。
ホープの鼻先に持って行っても顔を背けるだけである。

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午前8時40分過ぎにホープを後部座席に乗せ、
動物病院へと向かった。

朝の時間は道が混んでいたが、家から10分ほどで着いた。

昨夜、プリントアウトしていたホープの症状を受付に出した。

出血が少なくなった事。
散歩時右後足の痛みのため上げている事。膝が脱臼の有無。
靭帯損傷の有無などをタイプしたものである。

最後に高齢犬の為、子宮摘出手術は出来るだけ控えたい事を
手書きして渡した。待合室には既に7名ほどが待っていた。
外の駐車場でも診察を待っている人が居た。

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小型犬ばかりで、如何にも高そうな犬を連れていた。
ホープはそのワンちゃんたちが気になるのか、
椅子の下に隠れているワンちゃんに鼻を近づけていた。

待つ事20分で「ホープちゃん」と呼ばれて診察室の中へ入った。
診察室は3部屋あり、3人の獣医師が診察に当たっていた。

私は院長を指名していたので、その診察室へ入った。

「お手紙は読ませて頂きました。ホープちゃんの歩き方を
見させて下さいね」と言い、私が診察室の中を2往復した。

「はい、分かりました。ホープちゃんはお座りできるかな~」と、
診察台の上に乗せ座らせようとするが、上手く
座れないでいると、「はい、無理しなくていいよ」と言い
「体重をもう一度計っておこうか」と計ると、
300グラム太っていた。

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レントゲンを撮り、暫く待っていると、
「ホープちゃん、入って下さいね」と、中へ入ると、
「足の関節や骨や靭帯にも異常は見られませんから、
交通事故の後遺症の可能性がありますね」と言った。

その後、触診をして「右足太腿の筋肉が左より落ちていますね。
痛み止めを出しますので、それで痛みは取れ、
歩行もスムーズになりますよ」と言われた。

最後に「お父さん、子宮蓄膿症に関しては、あと1週間分の薬で
様子を見て下さい。ホープちゃんも高齢なので、出来る事なら
摘出手術は避けた方が良いと思います」と言った後、
何枚かの写真を見せてくれた。

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全身麻酔でお腹を切り開いた写真で、子宮摘出後の写真だった。
ホープにはここまでさせたくはないと思った。

病院を出た足で、妻の療養する病院へ行った。
妻の鼻にはカニューレが差してあり、看護師に
「妻も調子が悪いのですか」と聞いた。

「奥さんは変わりはないですけど、鼻から濃度の高い酸素を
送った方が楽に呼吸が出来るのよ」と、
酸素マスクと同じような作用だとも話していた。

ベッドの頭の方には酸素が出ており、そこから管を繋ぎ、
妻の鼻へカニューレをあてがっていた。

高い濃度の酸素で、心肺への負荷を軽減させるようである。

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「後の祭り」

「ワンダーフォトライフ」では、
愛犬との散歩の途中で撮影した写真を公開しています。

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昨夜10時半頃から天然温泉のスーパー銭湯へ行って来た。
ホープは、抗生物質と子宮の止血剤を飲んでいたが、
昨夜は関節炎などの鎮痛剤が増えた。

中々薬を飲んでくれなかったが、サーロインを買って来て、
サーロインをサイコロ目で焼き、切り込みを入れ、
錠剤を半分に割り、中へ詰め込み食べさせたが、
器用に薬を吐き出してしまう。

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獣医師は、ワンちゃんは苦みを感じないと言っていたが、
苦みより異物混入で吐き出すのかと思ったほどである。

何とか3錠の薬を飲ませた。
私がスーパー銭湯へ出掛ける時には、ベッドの布団の上で、
スヤスヤ熟睡しているので、ホープは連れて行かず、
私一人で行って来た。

10時45分に浴室へ浸かったが
土曜日でもあり若い人で賑わっていた。

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私は、いつもの通り電気風呂に入り、
電気マッサージで交通事故の後遺症の痛みをほぐした。

スーパー銭湯を出る時には時計の針は、
5月17日0時30分を過ぎていた。

家が近付くになるに従い、ホープが目を覚まして、
吠えていないかと言う事に関心が行っていた。

車庫に車を入れる時に、カーラジオの電源を落として、
ホープが吠えていないか耳を澄ませて聞いていた。

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心配していたが、キッチンのガラスの扉を閉めてあり、
表からホープの吠える声は、余り聞こえなかった。

急ぎ玄関を入り、キッチンのガラス戸を見ると、
ホープが立って吠えていたが、私の姿に大人しくなった。

私がガラス戸を開けると、安心したように、
軽く「ワン」と吠えた後、水を飲んでいた。

私が冷蔵庫を開け、有機豆乳に冷たいコーヒーを注ぎ、
泡立てた飲み物を一気に飲んで、
「あ~、上手い!」と声を上げた。

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ホープは、ず~っと私を見上げているので、
腹でも減ったのかなと思い、鶏のから揚げを
小さく切り、器に入れると食べている。

薬が効いて、体が楽になったのかなと
思うほどに食べていた。

だが、ドッグフードはきれいに除けて、
鶏のから揚げのみ食べていた。

ベッドの部屋の電気を点けると、
フロアーに夕食を嘔吐していた。

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嘔吐物は水分を多く含んでなく、キッチンに持って来て、
内容物を調べてみた所、余り消化はされていなかった。

薬は既に吸収されているように見えた。
嘔吐はベッドの上の布団の端っこへもどし、
フロアーにもどしていた。

布団の中央にはもどしていないので、余り良くない事と
分かっているようであった。
ホープは嘔吐した為、腹が空いていたのである。

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早速、ネットで鎮痛剤のみ検索してみた。
「プレビコックス57」と呼ぶ鎮痛剤で、人間の鎮痛剤の
ロキソニンに似ていると説明があった。

更に、体が弱っていると、稀に副作用で、
嘔吐する事があるとも説明されていた。

今日は嘔吐していないので薬がホープの体に
慣れて来たのかもと思った。

外に出ると尻尾を上げ、家の中では一度も上げなかった。

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今日、amazonからヤマト便で、ホープの靴が届いた。

早速、前足から靴を履かせるが、
嫌がって飛び跳ねている。

やっとの思いで前足のみ履かせたが、
歩き方がかなり、ぎこちない。

馬が速歩の一種のピアッフェをするような感じで、
その場で足踏みをするような動作をしているので、
可笑しくもあった。

肉球のソフトシューズで、4800円を1700円で買った。

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ホープに15分ほど掛かり履かせてみたものの、
廊下を歩く時、何度も足を滑らせていた。

私がホープの後を追い掛けると、慌てて、
逃げようとするが、足が滑ってひっくり返っている。

結局、無駄に終わったと言う感じである。
こんな事なら1700円分の美味しい肉を買って、
食べさせた方が良かったと思うほどである。

3000円以上安い訳が売れないからだと、
分かっても後の祭りだった。

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今日夕方7時前からホープと散歩に出掛けた。
明日のゴミ当番の網ネットを出しに向かった。

同じ組のご婦人が、網ネットを広げようとしていた。
私は「スミマセン、ありがとうございます」と言うと、
「アッ、コレッ?」と言い広げていた。

「あなたが5月の当番なの?」って聞くので、
「そうですよ」と答えると、
「奥さんの具合はどうですか?」と聞かれたので、
「相変わらずですね」と話すと一礼して帰って行った。

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