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Dog photography and Essay

Dog photography and Essay

警察官はたまらず笛を鳴らす


「不安で夜も寝れない」

「ワンダーフォトライフ」では、
愛犬との散歩の途中で撮影した写真を公開しています。

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10月1日の時報が鳴る頃には気温が20度になっていた。
寒暖差アレルギーで鼻水鼻づまりが始まりだした。

少し早いがファンヒーターの電源を入れた。
3日前にファンヒーターの掃除をして灯油も満タンにした。

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こんなに早くファンヒーターを点けるとは思わなかった。
だが、アレルギーの薬だけでは不安なのでヒーターを点けた。

部屋の中は直ぐに温まりファンヒーターをオートにした。
ついこの間まで暑くて熱中症注意と言っていたのにストーブだ。

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居間のノートパソコンに来てラジオの録音ニュースを聞いていた。
話題は福島原発事故から4年半、原発事故の課題がテーマだった。

現在避難生活を送っている福島県民の避難者は10万7千人。
避難指示と自主避難も入れての数字である。

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私の所へ友人から福島避難者の仔細がメールで送られて来る。
添付ファイルは見ないと伝えているのでURLを張り付けてある。

URLを開けると福島避難指示が出た浪江町の住民の事だった。
写真付きで東電から補償金をもらい豪邸住まいの内容。

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夫婦で高級車に乗り朝から晩までパチンコ三昧と書いてある。
結構良い暮らしをしているのだくらいしか思っていなかった。

2日前の録音ニュースは打って変わって悲惨な状況を伝えていた。
あと2年も経たないうちに段階的に避難解除解く方針。

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避難解除になれば福島地元に帰っても良いとしている。
避難者の8割は帰っても苦労するのが目に見えていると難色。

避難者の人達には東電から毎月10万円の補助金が出ている。
富岡町から避難している人は、この先不安で夜も寝れないと語る。

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避難解除になれば月10万円の賠償金も打ち切られる。
自主避難した人たちには、10万の晩賞金は支払われていない。

4年半のこの格差は非常に大きいと感じた。
自主避難した人は困窮している人もいて福島へ帰る人も出て来た。

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帰還困難区域はまだまだ先の話になり情報が交錯している。
賠償金を元に避難先に家を建てた人もいるが毎月の10万は打ち切られる。

若い人たちは避難先に残って生計を立て老人だけ帰っても復興はない。
補償金も打ち切られてどうやって生活すれば良いのか途方に暮れる。

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除染が済んだから帰って下さいと言っても土地は荒れ放題。
避難を続けたいと願っても支援を打ち切られる事態になる。


「9月分の家計簿出来上がった」

「ワンダーフォトライフ」では、
愛犬との散歩の途中で撮影した写真を公開しています。

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昨深夜2時頃から雷と激しく打ちつける雨の音。
雨が降り続いているが気温は思ったより暖かい。

10月に入り風邪をひいてマスクをする人が多くなった。
耳鼻科の前をホープと通るが通りで待つ車も多い。

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午前中のシトシト降る雨の中、ホープに雨合羽を着せ散歩。
400mほど歩いて行った所でホープは私の顔を見上げる。

「もう帰りたい」と言う表情で見上げて私に確認する。
私が「帰るか」と言うと尻尾を振りながら方向転換する。

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雨合羽が少し大きく見えるように痩せて見えた。
散歩する足取りは力強く軽やかであった。

昨日嘔吐したのは流動食を無理に食べさせたからだと確信。
今日は体重別の標準グラム数を流動食にして食べさせた。

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ホープは物足らないように何度も私の所へ来て催促した。
「食べ過ぎるとまた吐くからおしまい」と言い聞かせた。

少しの時間待っていたがあきらめて自分の所へ行った。
20分ほど経つとまた私の所へ来ては何かないと言う目をする。

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無理矢理食べさせた私が悪いのだが何度も来ると気の毒にも思う。
心が折れそうになるのをホープの為に我慢して目をそらせていた。

今日はフライデーで夕方の散歩で思い近くのイオンまで歩いた。
フライが安くホープも嫌がらずに私の横にピッタリついている。

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私が交通事故に遭遇したセブンイレブンの信号が見えて来た。
先にセブン銀行へ寄り2つのカードで現金を下ろした。

財布から先月分の残り3万円ほどを足してセブンカードで入金。
更に今月必要な妻の療養費介護費食費や日用品費を下した。

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銀行へ入れておけば財布には必要経費のみで残りは貯まっていく。
以前はお金を持てば宵越しの金は持たないと全て使っていた。

今は私が妻に代わって家計簿を付けており妻の事も有り節約。
税金類や通信費、水道光熱費などは通帳引き落しで記入は簡単。

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9月分の家計費の計算が出来上がった。
7月分の食費と比較してみると2万5千円分9月の方が少ない。

8月20日から吉野家のレシートが無くホープの食費削減だった。
多い月は食費がホープと二人で4万を超えていた。

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9月分の食費は1万5686円である。
多いのか少ないのかは分からないが節約している方ではないだろうか。

ホープとの二人暮らしで無駄に使う所が無いのも経費削減だった。
その他の光熱費や通信費などに関しては一般家庭と同じである。

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食材の買い方も慣れてきたように感じる。
一番の削減はホープの食事代でドッグフードだけになった事だろう。


「夜空を見上げると星」

「ワンダーフォトライフ」では、
愛犬との散歩の途中で撮影した写真を公開しています。

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昨夜は浴槽にお湯を張り薄い羽毛ジャケットを洗った。
袖口と左袖が流動食で汚れ全体を10センチほどお湯で洗った。

詰め替え用液体洗剤から直接浴槽に入れたが入り過ぎる。
少しだけ入れるつもりが手が滑りドボッ入ってしまった。

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浴槽内は液体洗剤で泡だらけになっている。
薄い羽毛ジャケットだけでは洗剤が勿体ないと思った。

お湯は46度にしていたが徐々に冷めて行く。
衣装ケースからひざ掛け13枚を持って来て入れ込んだ。

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お湯が足らない気がしてシャワー口から全体に掛けた。
洗剤の泡立ちが奇麗に感じバラの香りも漂って来た。

初めは手を浴槽に突っ込み洗っていたが腰が痛い。
70センチの棒付きスポンジを取り洗濯機のように回した。

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腰も楽になり折角なので体を動かしながら浴槽内を回した。
結構な泡が立ち込め浴槽内の回転に拍車がかかった。

突然浴槽のチェーンが栓ごと外れたようでお湯が抜け出す。
慌ててチェーンを持つがひざ掛けと絡んで上手く外せない。

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思いっきり引っ張ればチェーンが切れると思った。
棒付きスポンジでひざ掛けを浴槽の排水口に集め栓をした。

お湯が抜け出るのが止まったように感じた。
急ぎ靴下を脱ぎジーパンの裾をまくり上げ浴槽に入った。

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斜めに入ったのでツルッと滑って介護用手すりをつかんだ。
こんな所で転んで骨折でもしたら動けなくなると思った。

排水口の栓をしてより足でもみ洗いをと考えたが止めた。
調子にのっていると本当に転んでしまうと不安になった。

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浴槽から洗い場に出る時も慎重に出た。
洗い場に出る時に滑って転び骨折した人も多い。

滑り止めマットを敷いてより裸足のままゆっくり回転させた。
シャワーから30センチほどのお湯を入れた。

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少しお湯も濁っておりひざ掛けも汚れているのかと思った。
5分ほど回転させてよりやっとチェーンを引っ張り栓を抜いた。

左手にシャワー右手に棒付きスポンジを持ちすすいだ。
簡単に思っていた浴槽での洗濯は重労働だった。

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初めから洗濯機で洗えば苦労しないで済んだと後悔する。
浴槽でひざ掛けを出すのにもお湯を吸い重たい。

結局再度浴槽に入ってよりひざ掛け1枚ずつ絞った。
13枚のひざ掛けを絞り最後には薄い羽毛ジャケットを持った。

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お湯を十分吸い膨らんでいたが袖口から徐々に絞った。
冬に池に落ち水死する事故はこの水分を吸うからと思った。

泳ぎの達者な人も何枚も着ていれば水分で重たくなる。
身動きが取れずに溺れてしまうのかと思った。

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薄い羽毛ジャケットはハンガーに掛けベランダに干した。
ひざ掛けは洗濯機の中に入れ脱水のみして干した。

13枚のひざ掛けは外に出て物干しざお3本に干して行った。
涼しくなった夜空を見上げると星が出ていた。


「中高生の夜中の徘徊」

「ワンダーフォトライフ」では、
愛犬との散歩の途中で撮影した写真を公開しています。

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昨深夜11時半ごろホープと散歩に出た。
昨夜の散歩はいつもとは違う道を歩いた。

いつもは家を出て左側へ歩いていく。
昨夜は家を出て右側へ歩いて行った。

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いつもホープは勢いよく跳ねるように歩いた。
昨夜も同じように跳ねるように勢いよく左へ向かった。

私が「今日はこっちへ行こう!」とリードを強く持った。
ホープはいつもの方向を見ながら足を踏ん張って動かない。

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私がホープを抱えようと両手を体の下に差し出した。
ホープは地面を蹴り私の両手に飛び乗ってきた。

私はホープを抱えながら逆方向へ30mほど歩いて行った。
ホープを下に置くと近鉄駅の方向へと歩いて行った。

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街路灯は30mおきに点いていたが深夜の通りは寂しい。
駅までは歩いて5分ほどの距離だがホープと歩いた。

10分ほど掛けて歩いていくと笑い声が聞こえてきた。
終電は出てしまったと思いながら駅切符売り場を見た。

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私服を着ていたが中学生たちと見てとれた。
ホープと歩いて行くと女の子が「かわいい」とホープを撫ぜた。

「おじさん、この子なんて言う名前」って聞くので「ホープ」と言う。
「えっ、ホープ?」って聞くので男友達が「お前バカか、希望だよ」

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別の女の子が「希望か~」って言いホープに近寄ってくる。
私が「君たちこれからどこかへ行くの」って聞いた。

男友達が「別に~」っていうので「別にか」って皆にいう。
「家帰っても面白くないしな~」と話している。

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「君たち高校生か?」って聞くと皆がプッと吹いて笑う。
女の子が「中学生ですよ」って言ってから友達を見て笑う。

「おじさんこそこんな夜中に何してんの」と男の子が聞く。
「おじさん見て悪い人に見えるか?」って聞くとまた笑う。

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男女4人はスマホを操作しながら話している。
話は途切れ途切れになってしまいそれでも意味だけは通じる。

駅のロータリーにもタクシーの姿はなかった。
人通りもあまり無い中彼ら達だけが駅の薄明かりの下にいた。

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私は防犯ビデオカメラを見上げて2か所あると思った。
「君たちそろそろ帰った方がお母さん心配しているんじゃないか」

「誰も心配するものはいないよ」と男の子が私に言う。
「おじさん早くどこか行ってよ」と邪魔者扱いされた。

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私は早く帰った方がイイよとだけ言いその場を離れた。
ホープと歩きながらもあの子たち今夜どうするのだろうと思った。

誰かの家に泊まるのだろうとも思いながら歩いた。
記憶に新しい寝屋川市の中学1年生男女殺害事件の事が浮かんだ。

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去年中高生の夜中徘徊で補導された人数は73万人との事。
思春期の子供が心に抱える悩みを大人が理解するのは難しい。

LINEなどのツールで知らない人と交流できる。
名前も知らない人と平気で会ったりする。

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昨日駅で出会った中学生たちは私の中学時代とは全く違う。
夜中に女の子と徘徊するなどという事は無かったし友達にもいない。


「いよいよマイナンバー」

「ワンダーフォトライフ」では、
愛犬との散歩の途中で撮影した写真を公開しています。

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国勢調査がまだ終わっていないと言う自治会調査員。
今日からマイナンバー作成作業が各行政で始まった。

マイナンバーは住民票の住所に通知カードを送付。
10月20日ごろから1月末には各家庭にに送付される。

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配達され不在の場合は通知され地元郵便局で1週間保管。
1週間過ぎて取りに行けない場合は市役所に返される。

マイナンバーは住民票がある国民全員に送られる。
12桁の番号が付けられ各個人の情報が管理される。

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マイナンバーは複数の機関にある個人情報が管理される。
国民の利便性を高め公平公正な社会を実現する社会基盤。

所得や行政サービスの受給状況を把握しやすくなる。
現在負担を免れる事や不正受給を防止される。

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公平公正な社会の実現のためマイナンバーが考案された。
煩わしい添付書類や手続が簡素化され国民の負担が軽減。

国民の利便性の向上を計れると行政は報じている。
一番は行政の仕事が大幅削減され仕事が楽になる。

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個人情報が複数の業務の間で飛び交い丸裸にされる。
口座へのマイナンバー適用の義務付けが検討されている。

自宅から離れた遠隔地預金銀行口座も簡単に照会できる。
財産を隠して生活保護を不正受給は徐々に摘発される。

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国民の財産を把握され金融所得の課税が一体化される。
ゆくゆく総合課税が導入されると隠し金も出来なくなる。

今日もラジオで報じていたがDV(配偶者暴力)の女性。
逃げ回っていても行政の不手際で送付され居場所発覚する事。

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DV、ストーカー行為被害者本人が地元行政に届け出る。
DV、ストーカー、児童虐待等の被害者だけ送付先変更可能。


「脳に刺激を与えるために」

「ワンダーフォトライフ」では、
愛犬との散歩の途中で撮影した写真を公開しています。

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ホープはどんなに体が辛い時でも散歩は毎日行きたがる。
どこの犬でも同じではないだろうかと思う。

散歩が出来なくて犬小屋に閉じ込められる犬を見掛ける。
私とホープが通ると歯をむき出しにして吠える。

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何年も通っていると歯をむき出していた犬も尻尾を振る。
そればかりか全く吠えなくなっているから不思議である。

見慣れたと言えばそれまでだが近くまで寄る時がある。
家から飼い主が出て来て「散歩に連れて行かれない」と言う。

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木で出来た犬小屋の入口はストレスで噛みちぎられている。
犬小屋の1mほど前の土は30センチほどの穴が掘られている。

犬が鎖に繋がれており行ける所で土を掻き出していた。
体は雨と泥で汚れて毛が固まっているようにも見えた。

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可哀そうにと思うだけで何もしてあげる事は出来ない。
ホープも立ち止まり犬を眺めているだけである。

私たちが暫く居て立ち去ろうとすると前足を伸ばし立ち上がる。
まるで「連れて行って」と悲しい声で訴えているようだ。

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私は立ち去る時は振り返らない、振り返れば辛くなるだけだ。
その犬小屋はホープとの散歩のCコースにある。

いつも同じ道ばかり通っていては単調になるので変えている。
最近のホープは直ぐに疲れるようになり同じ道が多い。

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ホープと散歩をするようになったのは妻が倒れてからである。
一時帰国で帰って来ても東京大阪と挨拶回りが忙しい。

夏の終わりの一時帰国が多く小学校裏山をホープと歩いた。
家に帰れるのは長くて3日間でホープと散歩して直ぐ別れだ。

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この4年以上の歳月はホープといつも一緒に居る。
毎日散歩にも行っているが初めは散歩コースを毎日変えていた。

ホープの脳に刺激を与えようと散歩のコースを変えていた。
時には散歩コースを逆に歩く時もあった。

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歩く方向を変えるだけで見える景色も違って見えた。
それはホープも私も同じであろうと思いながら歩いていた。

最近は違う道を歩くとホープの尻尾が下がってしまっている。
途中からいつもの散歩コースに入ると途端に尻尾を丸める。

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歩く速さも恐る恐る歩いていたのが胸を張り早く歩く。
縄張り意識があるのだろうか見知った道に入ると生き生きした。

だが大きな刺激を受けるのは初めて通る道と聞いた事がある。
ホープは完全に老犬の域に達しており興味もわかないようだ。

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家と家の間の細い路地では興味があるように見ている。
散歩の行き帰りの30mほどは狭い路地を通っていく。

時折学生たちが自転車のブレーキのきしむ音を鳴らし走り去る。
気を付けなければならないが興味を引きホープの脳の活性にもなる。

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ホープはこの半年呆然と一点を見つめるようになった。
段々と脳の動きが悪くなりボケ症状が出だしたのかと心配。


「警察官はたまらず笛を鳴らす」

「ワンダーフォトライフ」では、
愛犬との散歩の途中で撮影した写真を公開しています。

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午前のホープとの散歩が終わってから車に乗せた。
後部座席にホープを乗せ私は忘れ物を取りに行った。

わずか5分ほどの時間だがホープは助手席に来て吠える。
私がホープの傍に居ると吠えないが居ないと吠えた。

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「待て!」と言う言葉も全く効力を失っていた。
私はホープの吠える声が聞こえると慌ててしまう。

妻の療養する病院へ乾いた寝間着を持って向かった。
太陽が眩しいほどに感じサングラスをして運転した。

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私は55キロほどのスピードで左車線を走行する。
私の車の後には多くの車はついてきていない。

慌てる車は私を追い越して行き私の前に割り込む。
私の前に割り込みアクセルを踏みスピードを上げる。

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400mほど手前の信号が黄色から赤に変わる。
私を追い越してマフラーの爆音を轟かせた車は停まる。

私はアクセルから足を離し一回だけブレーキを踏む。
あとは足を離したままエンジンブレーキだけで走行。

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先ほどの車のバックミラーに写る目が私の車を見ている。
車の後に着けるとほとんど変わらず信号が青に変わる。

前の車はタイヤのスリップ音をさせ爆音で走り去る。
ガソリンの無駄、タイヤの減りが早いのにと思い走る。

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500m先の信号が同じように黄色から赤に変わっている。
同じように前の車が急ブレーキを掛け停まりかけている。

私は相変わらずラジオの第三次安倍内閣組閣を聞いていた。
国道23号線は街を通る時は信号が多くなる。

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どこの都市でもその信号設置構造は同じであろう。
どんなに急いでいても心安らかに走らせる事が基本である。

イライラしながら運転をすればストレスが溜まるだけである。
右側の車線を走り去る車も同じように急いでいる。

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後に着く2トントラックなど車間距離を空けていない。
不意に前が急ブレーキを踏めばたまらず追突する。

それでも早く走れよと言わんばかりにまくし立てている。
前を走る車も左へ避ければ良いのだが知らんふりして走る。

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津市内に入ると信号のある交差点で3台の車が事故。
2台のパトカーが来て警察官が交通整理していた。

大きな事故ではないが車は3台ともトヨタ車だった。
誰も大きな怪我はないようだが救急車も来ていた。

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電動車椅子を操作する老人が交差点を右折しようとしている。
警察官はたまらず笛を鳴らして車椅子を制止する為走る。

電動車椅子は横断歩道を渡って通らなければならない。
車と同じように交差点を右折してはならない。

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老人は右手を出しているが右折車の死角に入れば跳ねられる。
慌てる車もいるがゆっくり過ぎる車も追突される危険性が高い。


「新3本の矢で得する者」

「ワンダーフォトライフ」では、
愛犬との散歩の途中で撮影した写真を公開しています。

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続投が決まった安倍首相が「新しい3本の矢」を提唱。
GDP600兆円。出生率1.8の実現。介護離職ゼロの3本の矢。

「新3本の矢」ではなく「新3本の目標」と言い換えるべき。
第1の目標、日本のGDP(国内総生産)を600兆円にする。

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600兆円という金額には流石にピンとこない数字。
昨年は490兆円で1.2倍に拡大すれば600兆円になる。

600兆円達成の目安は2020年度で毎年3%以上の拡大が必要。
2013年度が1.8%、2014年度は1.6%で3%は途方もない数字だ。

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2014年の2人以上の家族の家計消費支出が350万円だった。
GDPが3%増は家計の支出も3%増加で年間11万円の支出増。

だが物価が上昇すれば11万円の支出では済まなくなる。
給料が3%増えても物価が3%上がれば豊かさを実感できない。

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物価が上昇しても消費者が買える物は今と何ら変わらない。
安倍政権は600兆円の数値目標を掲げ何か策を講じるのか。

有力な手段は日銀の追加緩和だが円安がさらに進行するだろう。
円安により輸入物価が上昇し物の値段も上昇するのは必至。

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円安が進めば各企業商品値上げに踏み切るしか仕方なくなる。
原油価格は下がったが追加緩和を行えば上昇するだろう。

安倍政権は2度に渡り経済界に賃上げ要請を行った。
企業が賃上げすれば大企業の所得は上がるかも知れない。

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だが企業は収益の低下を補うため商品の値上げを加速させる。
所得が上がっても物価が軒並み上がれば苦しむのは消費者。

各家庭にはメリットがないようなGDP目標値の設定である。
政府がGDP600兆円を実現させれば投資家は利益が出る。

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株価と不動産価格も上がり生活実感と大きく掛け離れるだろう。
安定内閣の下どこまで改革出来るのかお手並み拝見といこう。

第2の目標、希望出生率で2020年代半ばに1.8にする。
2014年の出生率は1.42だが統計上2037年に1.8可能だという。

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出生率低下は若者の未婚化にあり背景には非正規雇用の増加。
2015年4月「子供・子育て支援新制度」がスタートした。

保育所の待機児童解消に向け定員を大幅に増やす計画。
だが待機児童数が5年ぶりに増加に転じるなど先行きは険しい。

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第3の目標、親の介護で離職する事は大きな社会問題である。
首相は施設整備で対応する考えだが多額の費用が必要になる。

介護に直面するのは企業の管理職の年代で団塊ジュニアである。
大量離職は経済社会は混乱し第1の矢の目標は達成できない。

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団塊ジュニアの親の団塊世代が75歳以上になるのは2025年だ。
2025年になれば私も75歳に突入し施設確保が不安に感じる。

介護人材も2025年度に38万人不足すると推計されている。
介護人件費の捻出の為社会保障費を削る事態となれば死活問題。


「長めのウェアーを買った」

「ワンダーフォトライフ」では、
愛犬との散歩の途中で撮影した写真を公開しています。

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屋外より室内で飼うほうが、犬はぼけにくいという。
殆どの家庭では室内で飼っているのではないかと思う。

犬は怖がりで孤独に弱いというから部屋で暮らす方が良い。
私は一人なので問題ないが大家族ではどうだろうか。

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ホープといつも一緒に居るのでスキンシップも増える。
妻の療養する病院の休憩所へホープのリードを掛けて置く。

休憩所には患者が集まっているのでホープの頭を撫ぜる。
私が妻の病棟へ行っている25分間は人気者である。

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ホープは人の愛情に飢えているので多くの人がいると安心する。
スキンシップと言っても長い時間ではないが嬉しそうにしている。

ホープは家に帰って来ると肉球を洗ってから廊下を行く。
家に帰ればリードは外して開放的に自由に出来る。

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外に繋がれている犬も自然のように思えて来る時がある。
家の周りの3軒は犬を飼っており外でリードに繋いでいる。

飼い主との触れ合いはご飯を持ってご飯皿を無造作に置く時だけ。
犬も触られないことによりストレスが溜まりやすくなると言う。

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屋外の場合、飼い主と触れ合える機会が限られている。
家の中だとホープと離れていても30分に一度は甘えに来る。

外で飼っていても散歩の時にはスキンシップ多くできる。
孤独が苦手な犬には、散歩程飼い主と一緒に居られるチャンス。

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10日ほど前からホープのウェアーがamazonから届く。
サイズはXLで2枚注文してありXLの着丈は40センチだった。

ウェアーをメジャーで計ってみると40センチの長さがある。
ホープに着せてみるとオムツが丸見えになるほど短い。

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直ぐにazmazonへ大型犬Sサイズで注文を入れた。
大型犬Sサイズは着丈が50センチでちょうどよかった。

胴回りが10センチ大き過ぎ両脇で2.5センチずつ縫い込んだ。
ホープに着せてみるとピッタリになったので追加注文した。

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色々と犬がウェアーを着た姿をネットで検索してみた。
皆のウェアーはお尻むき出しの着丈が短いものであった。

私にはどうも気に入らないので長めのウェアーを買った。
今、家の中では短いウェアーを着せている。

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犬は毛皮を身に着けているとは言え秋も深まれば寒い。
震えているホープを見るより穏やかに眠るホープの方が良い。


「デジタル遺品整理で困る事」

「ワンダーフォトライフ」では、
愛犬との散歩の途中で撮影した写真を公開しています。

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近所の小中学時代の同期生の親が2か月前に他界した。
ホープとの散歩の途中で会ったので立ち話をした。

遺品の整理に追われると話してくれたが88歳で他界。
友達が困っていた事柄は父親が生前使っていたPCだった。

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電源を入れてもパスワードでロックが掛かっている。
中身を見る事が出来ないと言うので見せてもらった。

WindowsXPであるがPCはパスワードを尋ねて来た。
父親の生年月日や銀行口座番号、住所番地全て開かない。

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一体ノートパソコンの中に何が入っているのか聞いてみた。
65歳の息子はデータの中身は全く知らないと言う。

30分ほど雑談をしたが開ける事は出来なかった。
他人の家族の事にこれ以上関わらない方が良いとも思った。

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雑談では父親は生前株の取り引きをしていなかったかとか、
写真の趣味とかブログをしていなかったかとか話しをした。

メールのやり取りはなどかなり立ち入った話しまでした。
母親に変な人とメールのやり取りなかったか聞いていた。

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母親は86歳でパソコンには触ったこともなかった。
父親は脳出血で救急で運ばれ2か月後に他界した。

PCをシャットダウンせずに途中のままなら中身が見れた。
友人は何か遺言のようなものが入っていないか気にしていた。

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友人に何も手助けできないままホープと共に立ち去った。
散歩している間にも友人の父のノートPCの事が気になった。

私は多くの写真を保存しハードディスクにも保存している。
パソコンでは半年分ほど保存してハードディスクに移した。

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もしも、私が突然この世を去るような事になってしまったら。
パソコンやブログ、SNSのパスワードを残すべきと思った。

普段からパソコンを開けられ見られてまずいデータは削除。
だが削除してしまえば次に使う時不必要に時間が掛かる。

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いつ死が訪れるかも分からない中で整理するのは難しい。
今は生活のあらゆる場面に浸透してしまっているパソコン。

私の死後の事までは考えていなかったのも正直な所である。
パソコンは外から見ればただの箱である。

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私の子供たちは皆パソコンをこなして使っている。
開けれたとしても多くのブログのパスワードまでは分からない。

パソコンの利用者である自分自身が、銀行口座通帳カードなどの、
パスワードを紙にプリントアウトしておく必要があると思った。

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残された者にどう処分してほしいかを生前に残すべきだと思った。
パソコンやネット上のブログは生きた証ではないだろうか。

遺品整理屋も多く出てきている時代であり困っている人が多いのだろう。
デジタル遺品整理になると簡単には捨てる事は出来ない。

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画像データは良いとしてもSNSなどで毎月課金されると困る。
最近はネット銀行も主流になり家族の知らない口座があったりする。

ネット銀行の存在に気づかずに整理してしまうと支払い滞りも発生する。
今後はデジタル化が進むのは確実で残された者の事をよく考える。

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デジタル遺品のエンディングノートの取り組みが紹介されている。
パソコンのログインIDや家族に残したい画像データ保存場所を記入。

パソコンには銀行口座やキャッシュカードの暗証番号etcタイプ。
ネット銀行や全てのブログやfacebook、twitterのパスワード。

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他界の為と説明書き及び削除は残された家族が判断する事である。
私のような資産のないものは楽だが大資産家は大変だろうと思う。



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