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Dog photography and Essay

Dog photography and Essay

よく頑張ってくれてありがとう


「脳出血は低栄養と高血圧が原因」

「ワンダーフォトライフ」では、
下書きに保存してあった写真を公開しています。

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転院してより担当看護師を紹介して頂き空いたベッドへ行った。
転院先のベッドは全て2人部屋になっており広い空間があった。

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榊原温泉近くにリハビリ病院は建っており多くの人が利用していた。
スパルタ方式でリハビリをする事で知られているが重病人はいなかった。

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病院から紹介を入れる時に治る可能性の高い人を転院させているようだ。
必ず治ると言う良い評判を狙ったもので寝たきりの人は一度も見なかった。

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女医から脳出血は飲酒、喫煙、低栄養と高血圧が主な原因などと言われた。
血管が薄くなり血圧が急に上昇し破れ易くなった個所から出血してしまう。

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タンパク質や脂肪の摂取量を増やす事で脳出血自体減らす事が出来るという。
だが高齢になってから慌てて摂取量を増やしても遅く若い頃から心掛ける。

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女医から妻の血圧は高かったかどうか聞かれたが私はあまり知らなかった。
話しが出来る妻の元へ女医と向かい血圧を聞き普段は高くはなかったと言う。

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用心して毎日のように血圧を測っていたがいつも午後から測っていたと言う。
女医は隠れ高血圧の可能性があるかも知れないと酒を飲んでいたかと聞く。

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妻は正直に焼酎のお湯割りを毎日飲んでいたと答えたが飲む量は言わなかった。
どれ程の量を飲むのですかと聞かれ毎日20度の焼酎を1合飲んでいたと答えた。

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妻が倒れた時は夏の暑い盛りで汗をビッショリ掻き焼酎を飲めば大丈夫と言った。
女医がそれは逆効果で脱水症状を起こし朝方脳出血を起こしたと納得したようだ。


「タンパク質を含む食品の例」

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タンパク質がどんな食品に含まれているか調べ代表的な食材を挙げてみた。
スパゲティ、マカロニ、カップ麺。クリームパン、ロールパン。
そうめん、フランスパン、食パン、餃子の皮、とうもろこし他沢山。

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きな粉、だいず、塩豆、あずき、納豆、がんもどき、厚揚げ、こしあん。
えんどう豆、いんげん豆、かつおぶし、煮干し、丸干いわし、あじ。
あゆ、まぐろ(赤身)、いわし(焼き)、かつお、スモークサーモン他沢山。

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はまぐりの佃煮、えびの佃煮、いか、大正えび、車えび、めんたいこ。
たらこ、伊勢えび、あさりの佃煮、甘えび、さざえ、しゃこ、毛がに。
サラミ、生ハム、鶏ささみ、豚肉、鶏肉、牛肉、豚レバー、牛レバー。

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焼きのり、味付けのり、あおのり、カットわかめ、塩昆布、ひじき。
チーズ類、脱脂粉乳、ソフトクリーム、生クリーム、ヨーグルト、牛乳。
落花生、バターピーナッツ、ごま、アーモンド、くるみ、松の実。

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ベーコン、ゆでたまご、フランクフルト、鶏軟骨、生たまご、ホルモン。
さつまいも、フライドポテト、ながいも、じゃがいも、さといも。
干ししいたけ、きくらげ、マッシュルーム、まいたけ、エリンギ。

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マッシュルーム、しいたけ、えのきたけ、しめじ、まつたけ、なめこ。
あじ、かます、しらす干し、たい、うなぎ、塩さけ、ぶり、さば。
かわはぎ、さんま、かじき、ほっけ、めざし、たら、めばる、ツナ缶。

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代表的なタンパク質を挙げてみたがほとんどの食品に含まれている。
例を挙げたのは一部で何でも好き嫌い無しに食べる事が健康ライフのコツ。


「妻の手足が固まってきた」

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4年前の妻の胃ろうの手術で45日間入院期間が伸びたはずだった。
土日祭日の月曜日と3日間リハビリが休むと妻の手足が固まると苦情。

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看護師の朝礼で昨日の問題点を吸い上げていて私の苦情が浮上した。
医師とも相談して転院先に空きスペースを確保させ転院させられた。

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私のひがみかも知れないがそのように理解し反省し納得していた。
だがリハビリ病院に早く転院出来て結果的には良かったと思っていた。

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リハビリでは作業療法士と理学療法士と言語聴覚士に分かれていた。
妻はこの3つを毎日クリアーしなければならず疲れても休めなかった。

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作業療法士は名の通り身体障害の作業療法をつかさどり私も教わった。
理学療法士は医師の指示の下でリハビリを行い運動能力の回復を援助する。

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言語聴覚士になってくると発声のための喉の筋力トレーニングをする。
言葉を引きだすためのカードを使った訓練や言語指導なども行っていた。

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言語聴覚士は食べ物をうまく飲み込めない嚥下障害の訓練も厳しく行う。
妻がリハビリ病院で胃ろうをせず直接口から食事が出来たのも訓練のお陰だ。


「力任せでは腰を痛めてしまう」

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今日も妻の療養する病院へ行ったが相変わらず意識は戻らぬままである。
そしてまた新しい85歳ほどの入院患者が妻の横のベッドに横たわっていた。

4年前に車へホープを乗せて1時間の道のりを施設まで毎日往復した。
鈴鹿から妻が入院する藤田保健衛生大学七栗サナトリウムへ通った。

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リハビリセンター内にホープは入れないので車で私が戻るまで待ちぼうけだ。
作業療法士が病室に行き寝ている妻を起こしてベッドから車椅子へ乗せる。

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私にも同じように妻を車椅子へ移動さすように指示されたが簡単ではない。
療法士は私に力が入り過ぎでガチガチになっているから出来ないと言われた。

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ベッドで寝そべる妻の体の移動から始める事になったが力を入れても動かない。
介助は奥さんの力をどのように使うかで力任せでは腰を痛めるだけと言われた。

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妻をスムーズに危な気なく車椅子に乗せるまでに3日ほど掛かり腰も痛めた。
毎回作業療法士は大きなマット台の上で腕や足腰のマッサージから入っていた。

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私は毎日介助する側の体の動かし方を訓練をする為床のマットの上に乗った。
スニーカー厳禁なので脱いで上がると妻が靴下踵に穴が開いていると騒ぐ。

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妻は私が元気なら穴あきがないか確認するのだけどと療法士も大きな穴に笑う。
妻はこの時点では脳に大きなダメージを受けていないかのように話していた。


「退院間近には桜が咲いた」

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4年前リハビリ病院へ転院した時は冬だったが退院間近には桜が咲いた。
右脳出血で左半身麻痺で動かないので介助しても外を歩く許可は出ない。

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外の桜を見せる為に車椅子に乗せ療法士とホープと短い距離を歩いた。
私の介助も板に付いてきて妻を抱えて号令を掛け二人三脚で歩いた。

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ベッドに寝そべる妻の移動も軽く動かせれるようになっていた。
病院の駐車場へ行き助手席の扉を開け車椅子から助手席に乗せる。

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助手席には2回体位移動させ座らせてよりまた助手席から車椅子に乗せる。
何度も同じ介助動作を繰り返しどうにか介助合格点を頂けるまでになった。

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車椅子は購入せずレンタルにし退院の1か月前から病院で使用し慣らしていた。
車椅子をワゴンのトランクに乗せてから再度下ろして助手席へ持って行った。

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療法士は色々な事柄を想定して介助作業を私にするようにと指示された。
妻が車椅子からずり落ちた事を想定して起こそうとするが中々上手く行かない。

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車椅子から車の助手席への乗り移りも妻が協力してくれなければ出来なかった。
妻を抱え介助し胸を張るように言いイチ!ニィ!と号令を掛け歩き出した。


「退院して来るまでの準備」

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第一回目に妻がリハビリ病院から退院して来る前にやる事が山積みだった。
市役所へ行き妻の要介護4のナンバーを伝え資料データを出して頂いた。

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車椅子で部屋から部屋へ移動する為に段差などや手すり工事の話をした。
役所から地域包括センターを紹介して頂き車で取って返し話を聞いた。

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家の中の段差や手すり工事などは知っている業者があるかと問われた。
地域包括センター紹介のケアーマネージャーに一任したいとお願いした。

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ケアーマネージャーより介護設備業者へ連絡すると直ぐに来て商談した。
役所から20万円の補助金が出たが40万ほど掛かり20万の持ち出しとなった。

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妻が退院して来るまでに工事を終えなくてはならず直ぐに準備に入って頂いた。
手すりや段差を無くす工事や車から降ろし車椅子で移動までコンクリートにした。

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手すり取付け業者や段差補正工事業者、コンクリートを打つ業者が入り乱れた。
私は妻の事で頭が一杯であったし介助の訓練の為介護設備業者に任せていた。

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鍵を手渡すと私を信用して下さるのですかと問われるが管理をお願いした。
通所リハ施設も走り回り妻が帰って来るまでに決めて管理者とも会った。


「よく頑張ってくれてありがとう」

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第一回目の退院の日に藤田保健衛生大学病院からの医師に挨拶した。
医師は「また逢いましょうとは言わないわよ」と見送って頂いた。

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お世話になった療法士の皆さんにも妻の車椅子を押して挨拶しに回った。
各療法士さんは車椅子に座る妻の目線までしゃがんで挨拶をしてくれた。

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「よく頑張ってくれてありがとう」と言うので「皆さんのお陰です」と。
作業療法士は妻を車の助手席に乗せ車椅子をトランクへ入れるまで確認。

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後部座席で待っていたホープも妻が助手席に座ると甘えた声を出していた。
助手席のウィンドウを下げると療法士は「家でも頑張ってね」と声を掛ける。

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私は「お世話になりました」と言い駐車場を出て家までの1時間を走った。
自宅に付きハザードを付けバックで駐車場に入れ妻を待たせて家の中へ。

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一番奥の和室のカギを開け縁側から外へ出てレンタルのスロープを出す。
長さが3.5mと一番長いスロープを掛けたが購入すれば35万円はする。

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妻を助手席から練習した通り下ろして車椅子に乗せスロープを上がった。
和室には病院と全く同じ介護ベッドへ車椅子から訓練通り妻を寝かせた。


「介護用呼び出しチャイム」

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妻の在宅介護は2012年4月18日から始まり通所リハと訪問リハを利用した。
妻の介護ベッドは8畳間の和室に備え付け畳が凹むと補強板を敷いた。

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介護ベッドは病院で使っていた同じベッドをレンタルして手慣れていた。
病院では小さく見えたベッドも家の和室に置くと大きくも感じた。

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病院で看護師の前で合格を頂くまでオムツ交換の訓練も受けていた。
長女が7ヶ月位の時に妻が1か月間入院してオムツも交換した。

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だが当時のオムツは綿布を輪にして作ったオムツで交換した。
当時は自営業で従業員もいたが私は外回りで長女を背負って運転。

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交差点で停まると隣の車の運転手はマジマジと私の方を見ていた。
妻の介護用のオムツは市から支給されテープ止めタイプ式を使った。

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昼間は私が家事をしていても介護用呼び出しチャイムで駆け付けた。
トイレにと言うと部屋の隅の簡易トイレを用意し妻を介助した。

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昼間もオムツだけは付けて夜には私も眠る為にオムツにしていた。
介護をした人は理解できるが私も同じで何度も起きては様子を見に行った。


「つきたての餅は美味しいわね」

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今日は自治会の餅つき大会で昼頃様子を見がてら自治会会場へ行った。
ホープも連れて行っておりホープちゃんも来たのと撫ぜられていた。

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自治会内にマンションがあり寒い中でも子供達も大勢来ていた。
自治会も老齢化してきたが若い人たちも増え活気にあふれていた。

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妻を介護していた時も私は役員として餅つき大会に参加していた。
途中で何度も抜けては家に帰り妻の様子を見に行っていた。

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他の役員から何度も抜け出して何処へ行っているのと質問された。
妻の介護中なので様子を見に帰っていると話すとそうだったなと言う。

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自治会の組長を引き受けるかどうか会議の中でも相談し役員も知っていた。
役員の皆からは組長の役を飛ばさない方が良いので副を決め引き継いだ。

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自治会の中で協議をしたのだが人は自分の事で精一杯で他所事は忘れている。
私も他の家庭内の事情を詳しく知らないのと同じであると思った。

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妻を介護していた時は餅を家に持って帰り小さく切って妻に食べさせた。
つきたての餅は美味しいわねと言うが妻が呑み込む度に注意して見ていた。


「理不尽すぎる」

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妻が藤田保健衛生大学七栗サナトリウムから退院する日が近付いてきた。
私は市役所でメモを取った内容は殆どクリアーして迎える準備が出来ていた。

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私がまた中国に居る頃に妻から国民年金を前倒しで受給している人がいる。
前倒しで頂く分が安くなるけどどう思いますかと相談を受けた事がある。

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私は生活に困っているならともかく65歳になってからにしなさいと伝えた。
前倒しで受け取っている人も居るのだと思ったが気にも留めなかった。

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妻が倒れた時61歳8か月になっていたがこの1年半後に身害者年金が支給される。
もし前倒しで年金を受け取っていたならば障害者年金は降りなくなってしまう。

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妻は障害者1級であるので幾らかは知らないが最高額支給されている。
現在医療費から介護用品代全て妻の年金からまかなえて余りがある。

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通所リハビリテーションへは介護送迎車が送り迎えしくれていた。
だが妻の調子が悪くなると介護から医療へは同じ病院内でも出来なかった。

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介護と医療を切り離していたので私が迎えに行き医療機関へ連れて行った。
介護の最中調子を崩した年配の人も家族を待たなければならず理不尽過ぎる。



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