紫式部日記 白い綾張りの屏風を幾つも母屋の御簾に添え
「産所の空間を白で統一」 「Dog photography and Essay」では、「愛犬もも」と「紫式部日記」の研鑽を公開してます。近江の守(源高雅)は、その他の全般的なことを奉仕するのだろう。東の対の、西の廂の間は、上達部の席で、北を上席にして二列に並び、南側の廂の間には、殿上人の席が西を上席にしてある。白い綾張りの屏風をいくつも、母屋の御簾にそえて、外向きに立て並べてある。出産は母子にとって大変な営みで、中世においては尚更で、そのためもあり、出産の場では祈祷や呪いが数多く行われ、皇后や中宮が出産する際には、産所の空間を白で統一し清浄さを保ち、魔を除く想いも込められている。五日の御産養―九月十五日の夜 ご誕生五日目の夜は、殿が奉仕なさる御産養(おんうぶやしない/小児誕生の夜を初夜といい,その日から3,5,7,9日目に当たる各夜ごとに親戚・知人から衣服・調度・食物などが贈られた