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ippo4342の日記 [全10件]
iPhoneアプリで購入したので、成功する人生という言葉がタイトルに入っていたことに気がつきませんでした。いわゆる成功本からは距離を置くようにしているので、タイトルをすべて見ていたら買わなかったでしょうね。まー成功という言葉が入っているだけで買ってしまうという人もいるでしょうからマーケティング的には正しいんでしょうが…
人生を会計の考え方からとらえなおしてみる、というコンセプトで書かれています。自分の生活を企業経営にたとえながら生き方を論じるというわけです。 基本的に覚えておけばいいのが ・基本的には労働時間を週40時間以内に圧縮して、最低限の支出で生活できるように切り詰めていくこと。収入が増えるかどうかは報酬を支払う側が決めることですが、自分の支出は全面的に決められますからね。 ・時間を確保すること。(両手をいっぱいにしてしまえばチャンスを掴み取ることができない) 小飼さんが特に強調していたのが時間を確保する、という点です。節約を勧めているのも時間を確保する手段に過ぎず、節約のために時間を犠牲にすることも本末転倒としています。その時間で読書などの自己投資などを行うわけですね。これを読んだ時に「確かに余裕をなくせば発想も狭くなるしリスクヘッジもできないよね」という感じで納得したのですが、これを実践するのは難しいと最近思うようになりました。 余裕の時間を持つってことは何をしてもいい時間を持つということですよね。つまり全てを自分で判断しなければいけない。会社に長時間いれば上司が何をするべきか決めてくれる度合いが高いですし、自分で判断して仕事をするにしても目的があるのでやりやすい。ところが読書をしろ、と言われても何を学べばいいかは自分で決めなければいけない。自然科学を学ぶべきか、マネジメントか、小説の書き方か? 自分の持てる時間、能力をどこにBETしたらいいかということは理論化が出来ませんし、今の自分のBETの仕方が正しいという確信を持つなどということは絶対にありえません。 そこで、僕がとっている方法が、「同じ人の本を続けて読む」というやり方です。例えば小飼弾だったら小飼弾の本だけを数冊読む。ホリエモンの本を数冊読む…ということを繰り返していくとある程度それぞれの世界観が分かってくるので「この人だったらこんなふうに考えるんだろうな~」というのが見えてくる気がします。そんな著者の幅を広くしていけばいくつもの世界観から自由に考え方を組み合わせられるので、重大なミスを犯す可能性は低くなります。なにより「この人に関しては他のやつより詳しいぞ」という自信にもつながります。あとはそういう著者が勧めている本を読むくらいですね。 小飼さんはこのようなやり方を「他人に染まる」として嫌いますが、数をこなしていけば他人の思考をトレースしていく段階で自分の思考傾向を知ることも出来ます。(例えばホリエモンは自分が死んだ後のことは考えない、と言っているがそれに賛成出来なかったとする。ということは自分は家族が死んだ後のこともケアする、ということに重要性を感じていることが理解できる。)
ガスクロ自由自在Q&A(分離・検出編) ガスクロ自由自在Q&A(分離・検出編)
藤沢数希さん@kazu_fujisawaというひとは、Twitterで面白い発言をしているので注目し、以前にも紹介した『なぜ投資のプロはサルに負けるのか?』と合わせて読了しました。 http://plaza.rakuten.co.jp/igawahiroyuki/diary/201111260000/ 経済系の本は定性的で、簡単な基礎を教えるようなものが多く、かと言って専門的な本は理解出来ない…と思っていたところにぴったりでした。 数学モデルも多少使いながら経済を体系的に説明しています。自然科学の良質な専門書と同様にデータの扱いもしっかりしていると感じます。「経済の基礎は知っているけど、時事ニュースと経済の知識をもっとしっかり結び付けたい」という人にはいいかも知れません。藤沢さんなりに日本経済を復活させるためにどうすればいいかが提言されていて、どれも面白いものがあります。全部の実現は無理としても1つ2つは実現してくれたらかなり日本経済は活性化するだろうという感覚を抱きます。
この本を読んでいて思ったのですが、政治家のレベルが下がったと言われていますが、むしろ政治家への要求レベルと実際のレベルの乖離が激しくなったと考えるのが自然ではないでしょうか。 日本が発展途上国の時は政治の難易度は低かったのではないかと思います。経済が右肩上がりなら政治家は利益を配分するわけだからおいしい思いもできるし、道路を作れば良いとか、図書館などの箱物を作っても国民から非難される原因にはならず、むしろ利用者が充分にいて喜ばれたわけです。(もちろん使われない箱物や道路などもあったでしょうが本当に必要な物を見極めるのは難しくなかったと考えられるので、基本的には必要なものを作ったと考えていいでしょう。) ところが、社会の完成度が上がってくると国民のニーズは多様化してくるのでそもそもケインズ経済学的に箱物を作るという事自体がずれた行動になってしまいます。また、経済が右肩下がりになって高齢者世代の人口が支配的になってくれば充分に入ってくる税金や保険料を分配するフェーズから負担を誰に押し付けるかを意思決定するフェーズに移行します。(現在は選挙に落ちたくないから国債を発行して子孫たちに負担を押し付けていますよね。) つまり、今の政治家はいかにして国民に痛みを押し付けるかというところが腕の見せ所となっています。また、この本でも言及されていますが、経済の成長戦略を考えることはケインズ経済学的に政策を運用していればよかった昔に比べればはるかに難しくなっています。 小泉政権はプライマリーバランスにこだわり、小さな政府を志向し、国民を助けることを少しずつ放棄する方針でしたが、このようなやり方は極めて優秀だったと僕は思います。国が何もしないなら自分たちで何とかするしか無い。小泉政権くらいのときは企業の業績はまだ良くて、失業率も低かったんです。(小泉が優秀=失業率低下につながるとは単純に言えないかもしれませんが、少なくとも今の民主党政権みたいに”邪魔”はしなかったと評価はできる) その後の首相たちがこのような政治を出来なかったのは残念ですが、残念な政治しかできないのはもう仕方のないことなのです。 http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/2740.html
以前は何を買うにもAmazonを主に利用していました。配送も早いし、電気製品なども最安値をつけている場合が多かったのが理由です。 学生時代にクレジットカードを持つようになってからポイントをためることに興味が向き、セブンネットも試してみましたが、結局楽天に落ち着きました。 ・新刊本はどこで買っても価格が同じだが、楽天はカード決済で購入すると2%ポイントバック(つまり2%得する) カード利用やキャンペーンなんかでもらったポイントなんかも合わせるとバカにならないですね。ヨドバシと合わせてここ1年で50000ポイントくらいにはなったと思います。(ま、どれだけ金使ったんだってことでもありますがw) ・メール便発送に対応している(Amazonのマーケットプレイスも対応しているが、Amazon.co.jpはやっていない。受け取りはかなり面倒に感じる人なので…) ・引越しにともなってコンビニが楽天対応のところが最寄りになった といったところです。 楽天カードのデメリットとして、楽天ショップの商品が底値になっているとは限らず、楽天で購入して一番お得にはならない可能性がある、というのが挙げられますがこの場合はAmazonなど底値のネットショップや安いリアルショップで楽天カード決済すればいいので問題ありません。 むしろ問題になるとしたらやはりサイトが使いにくく作られているので他のサイトで商品を探してから楽天にアクセスしたほうがいいくらいの状況になっていることでしょうね。iPhoneが他のスマートフォンに対して優位性があるとしたらインターフェースの使い方くらいしかありませんが、それ1つで圧倒的な差をAppleは築きました。楽天はいつの日になったらこれを理解できるのか、お手並み拝見したいと思っていますw
本の本。学生時代、タイトルにひかれて買いましたが、今更読みました。読書家同士でトークをした場合、お互いに読む本が一致することは非常に稀だと感じた人は多いでしょう。岡山県立図書館には99万冊の本が所蔵されているらしいのですが、1日1冊読み終えたとしても99万日、2712年ほどかかってしまう計算になります。すべての読書家はこの世にある書物全体からしてみたら「本を全く読んでいない状態」といっていい状態なのです。 読書に少しでも向きあおうとする人がかならずぶちあたるテーマ、「読んでいない本についてどう語るか?」について論じている本というのはそうそうないので、興味がありました。 ある小説の中に出てきた図書館司書。彼は全くほんの中身に目を通さないそうです。目次と目録しか読みません。なぜか?図書館司書の仕事は適切な資料を探し出すことなので、自分が読みきった本しか勧められないというのでは話しになりません。知るべきなのは本の内容ではなく、この世にあるあらゆる知識の中である本がどのような位置を占めるのか?ということです。 これは現代のビジネスパーソンにこそ言えることだと思いますね。例えばエンジニアの中でも、「開発試作品を分析する場合、EPMAの前処理としてカーボンを蒸着することがある。これは特性X線の吸収が少ないメリットがある。」(『EPMA・電子プローブマイクロアナライザー』から引用)というような細かい知識を持っている人がいるとする。一方で「この製品を誰が、なぜ、どれくらい欲していて、いくらこの製品のために出すのか」というマーケティング要素や、「この製品の性能を最大限に引き出す全要素は何と何と何か」を考察できる視野の広さを持っているエンジニアがいるとする。 後者のほうが圧倒的な重要性、影響力を組織の中で維持できるはずですし、前者は後者に使われる立場になるのは火を見るより明らかです。このことを知っているかどうかで数十年後には大きな差がついていることになるのです。
『なぜ投資のプロはサルに負けるのか?』というタイトルの「サルに負ける」というのは、投資のプロが出すパフォーマンスがランダムに株式売買した場合のパフォーマンスに劣ることを表しています。サルがダーツを適当に投げて、ダーツが当たった企業の株を適当に購入する方が、ファンドマネージャーにお金を預けるよりましだ、ということですね。 外資系金融に興味がある人(ゴールドマン・サックス、メリルリンチなどの名前を聞いたことがないような人はこの本の読者層ということはないでしょう)がこの本の読者層ではありますが、人によって反応が大きく違ってくる本ではないかと思います。 金融について興味のある人が知りたいと思っていたことがほぼ余すところなく書かれているのですが、著者はこれによって金融を志す人が減少する可能性を憂いています。ただ、僕としては外資系金融が”秘密のベールに包まれた向こう側”ではなく体力・気力さえ続けば大きな稼ぎが期待できるエキサイティングな世界だと考える人も多いのではないか、と考えますね。この本の読者たちがどちらに近い反応を見せるのか、とても興味深いものがあります。
藤沢数希さんという人はTwitterでも非常に面白いツイートを良くしているのですが、彼が他の経済系・金融系の人達に比べて格段に面白いと思える文章をかけるのはなぜか、ということにも興味がありました。勝間和代さんやホリエモンも面白い方ではありますが、この人の文章はひと味違う。 藤沢さんにあって他の人にないもの(あるいは乏しいもの)は自然科学の知識ではないか、と思うのです。経済系の本を読んでも、普通は自説を滔々と述べているだけのものが多いですが、藤沢さんの本は統計データを上手に生かし、その上で思考実験も取り入れて説得力のある文章を組み上げています。この2点が両方できる著者は僕が知るかぎりではこの人しかいません。(海老原嗣生さんは統計データを活かすのは得意ですが、思考実験は取り入れていません) これは物理などの勉強をしたことがあり、その上で金融を学んだことがあるからこそ出来る芸当でしょう。アメリカなんかであればそういう人はある程度居るのでしょうが、日本だと少数派なんですかね。 金融の本ですが、自然科学を知っているかどうかはこの世で生き抜くに当たっての知的優位性を持てるかどうかにとって重要な要素だと改めて認識できた本でもありました。
『拝金』と『成金』、どちらの作品を先に読むべきかについてはホリエモン自身は「成金を読んでからのほうが拝金の面白さが分かるのではないか」とメルマガの中で語っています。 『成金』は『拝金』よりも前の時点のことを描いているので、時系列順に読むという意味でもオーソドックスですね。 ただ、僕としては刊行された順番である『拝金』→『成金』で読むことをあえておすすめしたいと思います。 1.第1弾である『拝金』より第2弾の『成金』の方がはるかにクオリティが高くなっていて、楽しめる。 2.『成金』の方がスキームが複雑だし、エグいと思える場面も多いので『拝金』でホリエモンワールドに慣れたほうがいいかもしれない(読んでしまえば関係ないとも思います。福本漫画なんかに比べたら無害な作品にすら見えてしまいますしね。) 3.好みにもよりますが、普通物語では登場人物が時系列に従って成長していきますが、僕はそうではなくて自分とはぜんぜん違う人間に思えた人間が意外に親近感のあるような過去を持っていた、というようなストーリーを読むのが面白いと思います。今では世界で最も有名な一人であるスティーブ・ジョブズが自らの過去をスタンフォード大学で語ったスピーチが大いに人気を博しましたが、それと同じような心理ではないかと思います。
特にこの本で僕が面白いと思ったのが、資本主義、拝金主義の象徴であったホリエモンが書いた小説の中に虫のメタファーで「強欲の行き着く先」を描いていたことです。ストーリーを書くには古典文学に精通しているのがいいと考える向きもあるかもしれませんが、自然科学を知っているからこそ生み出すことの出来るストーリーを読むのは楽しいものです。
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