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IGLOO DIARY

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2003年01月25日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
朝5:00、IGLOO BBSに山根さんの書き込みあり。レスを書き込む。出発の時間までユーミンなど聴きつつ呆ける。8:00頃ナツと家を出る。9:00、高速バスで出る。天気が良かったので暖かく、何度かうとうとする。猫が人の服を着てニ本足で歩いている。古い友達を探すような気分で、猫の群れのなかでハラを探すが、猫たちがどんどん人間っぽくなっていくので誰がハラなのか分からなくなってしまった。サービスエリアで目が覚める。前にもこういう夢を見たような気がする。2:00過ぎ、新宿に到着。グッドタイムスで休む。関さんに電話すると、これからマジキックハウスへ寄ってから渋谷へ向かうという。僕らもしばらくして電車で渋谷へ移動、4:00近くに青い部屋の場所を確認。もう一度関さんに電話すると佳津子さんが出て、あと40分ほどかかるというので、何処かで休もうと思い手頃な店を探すが良い店が無く、仕方なくLAGUNAという禁煙の店に入る。べーグルサンドを半分とコーヒー。5:00近くになり再び青い部屋の前へ行くと、何人かが既に来ていた。キヌタパンのももさん、小林さん、大内さん、御荘町のジョンとミシェル。阿部さんも座って待っていた。開演まであと3時間もあるのに...。「早く行って待っていたほうがいいと思いますよ」と勧めたことを反省する。大内さんから、小野崎さんを紹介される。思っていたのと全然違う顔だったので驚く。今日は撮影をするのだという。お土産のCD-Rを渡す。阿佐美さん、佳津子さん、関さんも到着。再会を喜ぶ。5:00、荷物を持って会場に入る。青い部屋は戸川昌子の店で、扉には戸川昌子のサインと写真が貼ってあった。中は想像していたよりもずっとライブハウスっぽい作りで、なぜか安心する。脇のほうにガラスで仕切られた小部屋のようなスペースがあって、対バンのヒゲさんのダンディな姿が見えた。6年以上も前に僕と松本のコンビニで打ち上げの買い出しをしたことなど覚えているわけもないと思い、話し掛けず。主宰の鳥居さんは昔の写真でしか顔を見たことがなかったが、誰がどう見てもこの人が鳥居さんだろうという感じで、すぐに分かった。少し遅れて植野さん、さやさんらも到着。手短に挨拶をする。ユーフォを持った中崎さん登場。黒い帽子を被って、大きな丸っこい体は工藤さんに雰囲気が似ている。工藤さんもでかい荷物を持って会場入り。僕を見て「ああどうも」と声をかけてくれた。他にもマヘルのメンバーらしき人が居るようだが顔と名前が一致しない。鳥居さんは工藤さんに「なんでこんなに人が増えちゃったわけー?」などと訊いていた。マヘルのリハが先ということだったのでセッティングを始める。1曲目のためにかき集められたキーボード類の位置や接続が大変そうだった。そのキーボードの1つには工藤さんが持ってきたノイズのオルガンもあり、「こ、これが...」とひとり感動。しかし僕とナツはどうしたらいいのか分からないので、楽器を持ってうろうろするばかりであった。その間、渡されたスコアを元に波形のための調弦をしたりする。工藤さんに「波形で僕とペアになるのはどの楽器ですか」と訊くと、「これは特殊なやつだから、ペアは居ません」と言われる。では、何処で演奏したらいいのか。しばらくしてまた工藤さんが来て、僕が歌うパートがあるというので大急ぎで教えてもらう。まず工藤さんが歌ってから、メンバーの何人かが順番に歌うというもので、事前のメールには無かった曲であった。僕はさやさんと佳津子さんの間だった。ちょっと聴いただけでも良い曲なのでテンションが上がる。「gratitude」という曲ではアイラーふうのユニゾンに加わる筈だったがスコアをもらっていなかったので、「どうするのかな」と心配になる。セッティング中に「時間が無い」と言われ、ヒゲさんたちのリハを先に行うことになり、マヘルは一旦作業を中断。ぽっかり空いた時間を利用して、それぞれ外で練習したり休んだりする。中崎さんにお土産を渡すと、「えっ、僕にですか。嬉しいなあ」と言って下さった。僕は中崎さんと言葉を交わせただけでも嬉しかった。会場の外へ出ると、工藤さんは琴の打ち合わせをしていた。佳津子さんはヴィオラの練習。開場時間もうすぐだというあたりでマヘルの番になり、再びセッティングを行うが、案の定時間切れとなり、全くリハーサルを行わないまま客入れとなってしまった。ステージから散るメンバー。僕はどうしても「gratitude」が不安だったので、佳津子さんに頼んでスコアを見せてもらう。関さんがメールで言っていた通り、歌詞はえんえん「アリガト」だけ。ナツに手伝ってもらって控え室でメモしたりして音符の解読を試みたが、さすがに急拵えでは失敗しそうで怖いので、部分的に加わることに決める。控え室は淋しいのでナツと客席へ降りて皆を探していたら工藤さんが来て「スコアが...」と言うので、部分的に入ると伝える。JONの姿が見えたので声をかける。阿部さんも客席に座っているのが見えた。少しの間、関さんにくっついてジッと開演を待っていたが、迫ってくるとどうしても落ち着かなくなり、また控え室へ戻って「gratitude」の確認をする。そこへ突然知らない人が入ってきて、きびきびした口調で「あっ、マヘルの方ですか? 8時ちょうどに始められますよね? ダイジョウブですよね?」と訊かれたが、僕に訊かれてもなあ...と思いつつ適当に「あ...はい」などと答える。また関さんやナツの居る場所へ戻り、鳥居さんのDJを聴きながら開演時間を待つ。なぜか、洗面所に派手な格好をした踊り子みたいな人が居た。僕の居た場所からはキヌタパンの人達以外のメンバーが見当たらない。「8時になっても誰も出て行かなかったらどうなるのかな」などとぼんやり思う。鳥居さんのDJが終わり、「えー、それでは工藤冬里率いる、マヘル、なんとかかんとか...」とアナウンスされ、関さんと苦笑する。シーンとした客席を通って、ステージに全員が集合する。位置は迷いに迷った末、ステージ左はじの工藤さんの手前に僅かな隙間があったので潜り込む。ナツは1曲目だけなのでステージの外に居た。全員を見渡すと、僕とナツを入れて総勢16名のマヘル。1曲目の波形演奏が始まる。ジョンの出してくる音のピッチの変化に合わせて弾くのだが、予想していたよりもずっと細い音だったので中では聴き取りづらく、演奏が難しい。目の前でノイズのオルガンを弾いている大内さんの手の動きを見て合わせたり、全体の流れを見ながらギターを弾く。ステージに居ると、うまく波が出ているのかどうか分からない。ともかく全員、厳かな気分で演奏。波形が8分ほど続いたところで、工藤さんが三味線を弾き始める。舟が波に揺られながら島に向かっていくのが映像的に浮かんでくるような感じだ。そこから、さやさんが中崎さんに島の生活についてのインタビューを始める。二人の声と、三味線・琴・フルートなどのユニゾンが重なる。よく考えるとずいぶん妙な演奏なのに、耳には極めて自然な流れのように思える。ジョンの音が消えて、工藤さんのアコギによる次の曲のイントロが始まり、そこに中崎さんのユーフォが重なると、途端に海の霧が晴れて陸地にたどり着いたような感じになった。まず工藤さんが歌い、続いてスコア通り順ぐりに、工藤さんの伴奏でそれぞれのパートを歌っていく。順番は大内さん、ももさん、植野さん、知らない人、小林さん、斉藤さん(バスクラを吹いていたので分かった)、中崎さん、さやさん、僕、佳津子さん、ミシェル。そしてまた工藤さんに戻る。ここだけ前に出て、手の甲にメモった歌詞を見ながら歌った。僕のパートの歌詞は"when I book,when I pack,when I treck,when I stack,when I back,when I..."というもの。もっと緊張するかと思ったが、曲が良いのと、皆が連鎖していく感じが気持ち良くてリラックスできた。でも、僕の後の佳津子さんやミシェルの歌が凄く良かったので、僕の歌など消し飛んでしまったような気がする。定位置に戻り、問題の「gratitude」が始まる。メロディオンを用意。何回かフレーズをくり返すようなので、まず1回ぐらい見送って聴いてみることにする。しかし曲が進むにつれ、これが只の曲ではないように思えてきた。僕は上のトランペットのパートを確認しただけだったので分からなかったが、テナー、バスクラ、ユーフォ、ペットの重層的なブラスアンサンブルは重く強力で、ただでさえメロディーが美しいのに空気を震わせるような波形を皆が意識して吹いているから、よけいに心に響いてくるものがある。僕が入ろうと思った部分は、スコアでは歌詞の「アリガト アリガト」が赤く書かれていて、「この部分は歌いたい人は一緒に歌って下さい(水の結晶化をうながすため)」というようなことが書かれていた。我に帰って、何巡目かでその部分に加わってみる。波形を意識できたかどうか分からないが、とにかく弾きながら涙腺を刺激されて、危うく泣きそうになってしまった。工藤さんのピアノの調子が強くなり、皆の音も謳い上げるような感じで高まり、演奏しつつも、これは何かとんでもないことが起きているのではないかという気分になった。呆然とするうち、曲は終了。客席から歓声が飛ぶ。僕がもし客席に居たら、やはり立ち上がって歓声を上げただろう。「gratitude」はそういう、特別な演奏だった。最後の曲はブラームスのアレンジで、僕は「哀しいノイズを出す」という指示しか無かったので一応ヴァイオリンを用意してきていたが、結局、これは何も出来なかった。ジョンの出すリズムトラック、大内さんのディスコ調のベースと佳津子さんのヴィオラだけの伴奏で、さやさん・ミシェル・工藤さんによる歌が入る。歌詞はフランス語だったので「やられた」と思った。これも非常に僕の好きなタイプの曲で、自分が入る余地もないし壊したくなかったので、ただ聴いているうちに終わってしまった。最後に工藤さんがピアノでワルツを弾いて、フィニッシュの時にピョン!と椅子の上で跳ね上がった。工藤さんが椅子に落ちる瞬間に、振動が僕に「ドン!!」と伝わってきた。工藤さんが立ち上がり、客席に向かって「終わりです」と言い、マヘルのライブは8:35ぐらいに終了。控え室で中崎さんに「gratitudeはいい曲ですね」と言ったら、中崎さんはニコニコして「うん、あれは名曲だね」と言った。楽器を片付けてから、急いで控え室を出る。JONを見つけたので、お土産のCD-Rを渡す。「マヘル面白かったよ。皆で歌うやつが良かった」と言われる。JONは、急遽出演することになったらしく、このあと詩の朗読で出るという。そうこうするうちにアナウンスが流れて、ステージでは妖しい音楽をバックに、派手な人が踊っていた。さっき洗面所で見かけた人だ。「本当に踊り子だったんだ...」と思う。関さんが出ていくのが見えて、外の空気が吸いたいので僕やナツも一緒に外へ出る。山根さんとのんちゃんを発見。yo-oshimaさんにも紹介される。外へ出て煙草を吸う。植野さんに「どうでしたか、マヘルに参加してみて」と話し掛けられたが、まだ呆然としていたのでうまく答えられず。植野さんは「良かったらこのあとマジキックハウスに来て下さいよ」と誘ってくれたりした。それから関さんと植野さんと斉藤さんで話していたかと思ったらまた下に降りて小野崎さんにマイパルの竹下さんを紹介されたり、入り口で焼きものを並べていた工藤さんにお土産を渡したり、キヌタパンの皆の固まっているあたりで何となく過ごしたり、鯉淵君から沢山テープやMDをもらって、西川さんに紹介されて西川さんからもMDをもらったり、関岡さんと初めて会って挨拶したり、さっちんと挨拶したり、yo-oshimaさんから「相澤君、来てましたよ」と言われて客席へ探しに行ったが見当たらなかったり、山根さんが工藤さんの焼きものを買ったり...と、楽しい交流の一時を過ごす。結局、相澤君と小柳は見つけられなかった。ナツは僕が見逃した…





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最終更新日  2003年01月01日 00時00分00秒


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