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IGLOO DIARY

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2003年07月11日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
12:30頃、足元に立っている工藤さんの気配で起きる。「僕は穂高さんを迎えに行きますから待ってて下さい」と言い残し工藤さん行く。入浴。勝手にキーボード弾きまくる。工藤さんと穂高さん戻り、アートランドでマヘルのリハをするということで必要な楽器などを車に積み込む。ベースのケースが見つからず、サイズの合わないケースに無理矢理突っ込む。工藤さんがサングラスを出して「澁谷さんかけてみて」と言うのでかけると、「ボブ・ウェルチみたいだね」と言われる。マジキックハウスに寄り、植野さん、さやさんとプロジェクターの接続問題を相談する。カレーを頂く。ふたたび工藤さん穂高さんと車で移動。アートランドへ。中崎さん、今治の矢野君、波夫君、KAPPAさんが居た。波夫君の新譜「hanabi」とyumboのCDを物々交換。おまけもつけてくれた。矢野君は腺病質の文学青年みたいな人を想像していたが、全く違っていて、赤塚不二夫の漫画に出てきそうな人だった。彼は御荘町のJohnのCDとcopperを持参していた。IGLOO3も他のCDと一緒に並べさせてもらう。礼子さんが入ってくるのが見えて、なんだかもうそれだけで目頭が熱くなる。挨拶を交わし、少し話す。全く、歌の通りの人だ、と思った。昨日、ナツともチラッと会ったのだという。近所の電器屋でMD録音をしようとしたが、工藤さんに「もったいない」と止められたらしい。工藤さんの提案で、今日の礼子さんのライブの曲間にKAPPAさんのノイズを挟むことになる。マヘルの「九四国フェリーのテーマ」のリハーサルが始まる。穂高さんのベース、中崎さんのユーフォがアートランドに鳴り響く。工藤さんは「リハを見てるのは退屈かも」と言っていたが、こんないい曲を繰り返し聴けるのだから退屈な訳がない。途中から工藤さんもピアノで加わり、壮大な景色を感じる。階段で中崎さんとニューウェーヴの話をしていたら、波夫君が来て、今日のセットに誘われる。聖書のテキストをコンピューターで音声化(どうやって?!)したものと、アートランドの入り口に吊るしたマイクで拾った工藤さんのギター&外の音を混ぜ、さらにユーフォとピアノと笛でDの合奏をするということなので、慌ててテキストを見せてもらったり音を聞かせてもらったりした。礼子さんも少しリハを行う。ピアノを少し弾き、マイクの音量のチェックなども。その姿を見ていて、「ああ、数時間後には礼子さんの歌が聴けるんだなあ」と思い、何ともいえない気分になる。明日のサウンドスケープのフェリー映像をデジカメで見せてもらう。ほんの一瞬、カモメが映っているので、プレイバックしてもらう。波夫君のセットの音出しも少しする。お客さんも徐々に入ってきた。関さん、ナツ、阿部さん、小野崎さん、おこめちゃん、竹下さん、植野さん、さやさん、関岡さん、西川さん、鯉淵君、ももさん...そのうちアートランドは満員になった。7:00過ぎ、波夫君の演奏始まる。工藤さんは入り口、中崎さんは階段、僕と波夫君は中という異常な配置。看板の電気を合図に工藤さんがカッティングを始めるのと同時に電子音が流れて、合奏始まる。数秒の曲を3曲続ける。中崎さんの音が小さいのでもったいないような気がして、ピアノは出来るだけ間をあけたが、それでも聴こえなかったかもしれない。曲間で、通りすがりのおばちゃんと工藤さんの会話が会場内に流れる。「これ、何かのサークルなの?」「....あ、ええ、まあ」「大学生?」「......いや、大学....大学.....ってわけ、じゃ...」めちゃくちゃ可笑しい。4曲目は波夫君がピアノで、僕は金属の笛を吹いた。ドアのすぐ側に居たので、すべての音がよく聴こえ、さらに植野さんの声なども混じってきてテンション上がる。波夫君の即興もゲル状で良かった。最後にまた短い曲でピアノを弾き、終了。終わってすぐに礼子さん/KAPPAさん&矢野君のセッティング始まる。満員なので座る場所が入り口の近くしか無く、波夫君や植野さんたちと固まって真横から観ることになる。1曲目は礼子さんの弾き語り「五月」。うーんいいなあ。一気に解放される感じだ。歌が進むにつれて、身体を押してくるような不思議な力を感じる。KAPPAさんたちのノイズが入る。一気に歌の空気を押しながしていくようだ。ノイズがフッと消えて、次の「悲しんでいるようで」からは工藤さんがピアノを弾く。横から観ていると、背中を丸めた工藤さんと、直立した礼子さんがくっついている形が凄く良い。次の「夜があかるくて」にはメロディーにやられた。こうやって歌えばいいのに、どうして僕はこういうふうに出来ないのか。聴いていると凄く簡単そうなのに、これは明らかに新鮮で、初めて人の目に触れた花のような美しさだ。「春(しみずけ)」では即興的に崩れるメロディーとリズムが絶妙である。言葉がよく聞き取れない部分も、ちょっとした息遣いや声音で何か伝わってくるものがある。「回復」は、イントロを聴いて一瞬「mihoko」かと思ったが、これも新曲だった。俳句の連続のように歌われる歌詞が秀逸。短いが重い。KAPPAさんたちのノイズは、単なるハーシュノイズのたれ流しではなく、ボートが水面を走るような音になったり、機械が土を掘るような音になったり、様々な表情がある。次の「ひとみ」も短い曲。友達のことを歌ったのだろうか。そして次は「ここでまっているのは」。大好きな曲なので、イントロが聴こえた瞬間に涙腺を刺激される。何だろう、この気持ち良さは。歌の後半で、やはり歌が即興的に崩されて、あまりにもかっこ良くて、ビートルズの来日公演のように叫びそうになる。そして次は、イントロでは分からなかったが、礼子さんが歌い出して耳を疑った。これは「this fall」ではないか!! この歌を礼子さんの声で生で聴けるなんて、思ってもみなかった。この曲を好きだとアピールしておいて良かった(僕がアピールしたから演ったわけじゃないだろうが)。それにしてもなんという曲だろう。いつかは、僕にもこんな曲が書けるだろうか。波打つように長く続く工藤さんのインプロ(予定外だったようだが)も堪能できて最高だった。ノイズの間に工藤さんが去り、次の「じゃがいも」は、「冬里さんに捧げます」と言って演奏した。言葉をじっくりと噛み締めるように聴いていると、本当に涙腺が刺激されてやばい。メロディーが、完璧に僕の好きな上がり方をする部分があり、撃沈。確かに、これは電器屋のMD録音で済ませるわけにはいかない名曲だ。次のノイズの間に、工藤さんが戻り、もう一人、女の人が出てくる。さっきまで僕のすぐ近くで観ていた人だ。曲は「夏」。その女の人がコーラスで声を出して、その人がReiko.Aだと気付いた。うーん、この3人で「夏」。凄い事だ。この曲で今日の演奏は全て終了。しばし茫然。客出しが始まり、階段で一服していたら関岡さんや鯉淵君が出てきたので少し話す。阿部さん、ナツは高円寺へ帰る。中では、矢野君が物販係でせっせと働いていた。こういう時って、自然と役割分担されるんだよなあ。などと呑気に考える。客がはけてから、展示物の撤収が始まる。焼き物をひとつひとつ新聞紙でくるんで、段ボールに詰めていく。西川さんの献身的な動きに感銘を受ける。なぜか、「働かざる者くうべからず」という言葉を思い出す。梱包作業を終えてから、矢野君にCD売り上げの精算をしてもらう。IGLOO3は13枚も売れた。嬉しい。植野さんが波夫君へのお土産に持ってきた類盤まで間違って売れるという笑える事故もあった。植野さん臨時収入。関さんが売れ残ったちまきをゲットすべく佐久間さんに交渉。しかしあっけなくもらえたので皆で分ける。美味。武田さんへのお土産に、箸置きを1個預かる。11:00頃、工藤さん関さんと車で移動。関家へ戻る。近くのバーミヤンで食事。チンジャオロースなど食す。中華ファミレス、いいなあ。家に戻り、関さんフランス語の翻訳の作業をなんとか終わらせる。波夫君のCDRを聴く。疲労と満腹感がいい感じにブレンドされた気持ち良い時間に、よく合う音だった。二人で「いいねえ」と悦に入る。3:00過ぎ、関さんはもう寝るというので僕も寝ることにする。それにしても工藤さんは何処へ行ったのかな...と思いながら睡眠。何時頃かは忘れたが、工藤さんが戻ってきて部屋の電気をつけたので目が覚めた。「なんだ、寝ちゃったのか...つまんないな」そんな事言われても...。工藤さんは横に敷いておいた布団に潜り込んだが、「眠れないからさあ、澁谷さん何かお話して下さいよ」などと言う。「えっ...?」お話...と言われても、めちゃくちゃ眠いので、何も思いつかない。しょうがないので、暗闇の中で四谷のいーぐるの事とか波夫君が生まれた時の事などを訊いたりしているうちに、なんとなく眠ってしまった。





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最終更新日  2003年07月18日 04時46分10秒


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