11:30起床。居間に悦子さんの置き手紙と、パンやコーヒーなどがあったので有り難く頂く。僕も置き手紙をして12:00前に渡辺家を辞す。電車で新宿へ移動。タワーでワイアットの新譜"cuckoo land"を購入し、急いで東京駅へ移動。ちょうど1:36の新幹線があったのでそれに乗ることにする。健一さん、ナツに電話。車中、"cuckoo land"のライナーや歌詞を読む。2:40頃、仙台に帰着。徒歩で火星へ。既に会場のセッティングは終わっていた。間もなく、鈴木翁二さん到着。久美子さんから、今日のトークはやめにしたと知らされホッとする。本当に何も思いつかなかったのである。山路さんがギターを届けてくれた。鈴木さんはギターを持ち歩いていなかったのである。ナツが調子悪いということなので電話してみる。鈴木さんと少し演奏の打ち合わせする。アコの曲はいいが、ピアノはどうしてもピッチのズレが気になって身が入らず不安。夕方、ナツ来る。JONのTシャツ好評。鈴木さんがカポを買いたいというのでEBeansへ一緒に行く。行きはタクシー。プロントの前で車を降りると、目の前に街宣車。あの音響の中を鈴木翁二と歩くのは奇妙な気分。島村楽器で買い物を済ませてから、100円ショップにも寄りたいというので立ち寄るが、化粧品のコーナーをぐるっと見て「いつもちょっと顔にペイントするんですが、いいのが無いから今日はいいかな」と言う。帰りはなんとなく話しながらブラブラと歩いて戻る。帰りも街宣車が近くに。理恵ちゃん、中山さん、卓さん、阿部さん、上野さんなど来るが、さすがに今日は知らない顔が沢山。7:30、演奏開始。鈴木さんは歌もギターも無骨な感じだが、じつに堂々としていて清々しく、聴いていて気持ちがいい。声は50~60年代の流行歌手のような趣があるし、和製フォーク的なベタつきが歌詞に無いのが何より良かった。メッセージではなく、やはり物語なのだった。僕は「山羊の歌」が好きだったので、本番前に「名曲ですよ」と言ったら「予定には入れてなかったけど、やってみましょうか」と話していたが、結局「山羊の歌」は演らなかった(後で指摘したら『ああ!忘れてた!』と残念がっていた)。僕はリハの段階で「弱音の即興サウンドスケープ」というテーマを自分に課していたが、指定されていた曲以外での飛び入り演奏でのほうがそうしたことをする余地があった。特に「流星」のギターは自分だけでヒットであった。しかし鈴木さんの存在および歌は孤高の断崖絶壁のようで、そこに安全ピンを刺して昇るようなものだと思った。ライブ終了後、久美子さんが「お礼に」と言って鈴木さんが持って来ていた単行本「こどものやまい」をプレゼントしてくれて、鈴木さんにサインをもらう。そのまま火星で打ち上げ。理恵ちゃんのピザ美味。後で、初めてココペリ号も見せてもらう。ナツはいい仕事をした。帰りは久美子さん、卓さんとタクシーに相乗りする。ナツは自転車。0:30頃帰宅。マジキックからユダヤジャズのDVDや「天トマ」の追加分が届いていた(おまけにパンダのおもちゃも)。メールボックスは44通たまっていたが、そのほとんどがDMだったので面喰らう。24日の分は須藤さん(光GENJIの件)、武智さん(ER、梅崎の件など)、武田さんの俳句メール、25日は大久君(HMVの件)、武田さんの俳句メール、26日は田中さん(東京での事)、大野さん(ケーキ、保育園の件など)、武田さんの俳句メール。武田さんの俳句3本を「.」に書き込む。大野さんに返信。ナツ帰るなりバタリと寝る。
IGLOO BBSに高玉君の書き込み。戸田君の日記を読む。痛そうな話が多いなあ。
悦子さん、
カントさんの日記を読む。カントさん、詩が流行っているのか。
フランクの日記は久し振りの更新。いつか僕が勧めたコレット・マニーを聴いているらしい。須藤さん、武智さん、大久君、田中さんに返信。ナツ起きてくる。小野崎さんから貰ったアートランドのマイパル、アンデルセンズのビデオを観る。どちらもまとまった演奏を映像で観るのは初めてで、非常に興味深いし、聴いていて楽しい。たいへんな創意工夫と模索の積み重ねの成果があると思った。ついこの前、一緒に遊んでいた人達とは思えないぐらいだ。追加収録されていたショーボートのアンデルセンズの終盤で突如どっと疲労感に襲われ、寝床にダウン。続けてナツが観始めた「ちめんかのや」のもりびトランスの音を聴きながら気持ちよく就寝。