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IGLOO DIARY

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2003年12月27日
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11:00過ぎ、回りの人の起きている気配で目が覚める。昨夜はみぞれが降っていたようだが、今日はいい天気。ただし風が強いようだ。11:40頃、異様にテンションの高い中崎さん到着。今日のPAの人も一緒。植野さんは起き抜けで「...今日は、僕はサックスですか?」発言あり、爆笑。植野さんはナビのため中崎さんの車で会場へ向かうことになり、僕とナツはさやさんと電車で行くことになる。大内さんと小林さんが去ってから、僕らは時間に余裕があるのでのんびりお茶する。2回ほど、セールスっぽい怪しい電話あり。さやさんが寝ていたので僕やナツが取って適当にあしらったが、後でさやさんに聞いたら、さやさんはこども声で「はーい」と出るので、大抵は「お母さんは?」と訊かれたりするのでうまく逃げられるらしい。時間になり、3人で出る。外は陽が照っていたが風が冷たく、冬晴れ特有の乾いた寒さだった。電車で西武新宿まで出る途中で曲目の確認をしたりする。大江戸線に乗り換えて六本木で降りた所で偶然、大内さんと小林さんに会う。なんと、小野崎さんはあれから39度の熱を出して倒れたという。イベントの前というのは色々あるもんだよなあ、と思ったりする。会場へ向かう途中で暖かいコーヒーを買い、飲みながら歩く。スーパーデラックスは少々分かりづらい間口になっていたが、地下に降りていくと思わぬ広い空間があり、奇妙な感じを受ける。中に入ると、工藤さんが物販の焼き物の並べ方をしていた。礼子さんとは7月以来。さらに、中崎さんから大泉さんの娘さんでフルートを吹くアンナさんを紹介される。波夫君に続いて、二世代マヘルか...。工藤さんはすぐにアレンジの続きに取りかかり、他の者は思い思いに準備をしたり個人練習したりする。ステージは意外に広く、横に長い。向かって左端の方は衝立で区切られており、今日はその中にキヌタパンのメンバーが入ってステージのメンバーと同時に演奏し、それを関さんがPCで変調して出すのだという。僕もドラムの真横に陣取って、不安の残る「desperate」や「will」を練習していたが、そのうち指が痛くなってきたのでやめた。練習し過ぎたのかもしれない。途中、降ろし忘れたナツのスコアスタンドを取りに行くため、中崎さんと向かいの駐車場まで行く。衝立の中で佳津子さんと再会。礼子さんとも少し話したり、緊張の中にも楽しい時間が過ぎる。そうこうするうちにサウンドチェックが始まる。礼子さんの声が出ると、一瞬にして場の空気が変わる。更にロンドンから斉藤さん、もう一人フルートの人が来て、今日の17人全員が揃う。曲を練習することになり、全員で音を出す。book of life、腰くだけの犬、desperate、open fieldなど、当たり前だがどれも一人で練習するのとは大変さも感動も桁違いだった。さやさんに、もっと強く音を出すように言われる。アンプの向きも直し、ドラムからモニターできるようにする。そのうち開場の時間が迫ってきたが、リハは充分ではない。そこで臨機応変に、工藤さんが「じゃあ公開練習で」と言って、客入れの最中にもリハーサルを続行。これで、僕などは随分と気分がほぐれて助かった。しかし、willだけは指の疲れがどうにも気になる。開演の時間まで、キヌタパンルームに皆が集まってしばし休憩。僕は会場に居たおこめちゃんや戸田君と話したり、外へ飲み物を買いに行ったり。入口のあたりで竹下さんと会い挨拶。7:30頃、開演となる。客席は満員。1曲目は「book of life」。マヘルで披露されるのはこれが初めての新曲。リハではイントロのベースの入るきっかけで何度も間違ったので、慎重にスコアを睨みながらきっかけを待つ。イントロがうまくいってひと安心。この曲はブレイクの後のB♭mに落ちるところがかっこよくて、弾いていてとても気持いい。ブラスのアレンジも開放的な感じで、新鮮な感動がある。次は「愛されたい犬のように/腰くだけの犬のように」。マヘルが演奏するのは10年振り以上になるのではないだろうか。レコードのバージョンよりもややテンポを落として、初期の演奏に近い感じになる。ベースは、あれほど練習したにもかかわらず細かいミスがあった。次は新曲「desperate」。「11月の夜」で最後に演奏された曲だが、あの時とはベースラインが全然違っていて、曲の感じも繊細さが増した。スコアを読むのに苦心した曲だが、案の定、1コーラス目で構成を間違え、真っ白になる。2コーラス目から何とか立て直そうとしたが、やはりミスが目立つ。こうなってくると外音も耳に入らなくなってくるので、ちゃんと鳴っているのかどうか不安になる。スコアのリズムよりも実際のさやさんのビートを意識するように努めたが、うまくいっているのかどうか。特に、Aに戻るところとか。次は、まだ一度も全員で練習していない「アイルランドの日の出」。僕はレコードで聴き込んでいるので、ピッチさえ間違えなければ大丈夫、という妙な自信があった。しかし実際に演奏してみると、どうやって曲を終わらせたらいいのか分からず、何度か繰り返した末、最後はズルズルになってしまったかもしれない。次は「open field」。これも嫌というほど練習したが、レコードで憶えていたのとは微妙に構成が違っていたりして、Aを押えようとしたら他の人がGに戻っていて「おっと!」という場面が何度かあった。リハの時にもっと気を付けておくべきだった。それにしても曲はやはり素晴らしく、弾いていてなんともいえない気分になる。次は第一部のラスト「’round midnight」サルサ・バージョン。リハでは構成を思いきり間違ったので本番では慎重に弾いたが、どうやらメンバーによって違った構成になってしまっていたらしく、どんどんズレていく。仕方ないので、自分の憶えている構成でひたすら弾いてみたが、聴いた感じはどうだっただろうか。ここで一旦休憩、と植野さんがアナウンスする。皆、ふたたびキヌタルームへ。鯉淵君に声をかけられたのでどさくさに紛れてお土産を渡す。彼は最前列を陣取っていて、吉沢さんの姿も見えた。さやさんに、曲を終わらせるタイミングについて相談。第一部で工藤さんの顔色を見て止めていたのを次はやめて、さやさんの判断にまかせようと考える。中崎さん曰く「むかしはよく、工藤君を無視して皆で続けたりしましたよ」と笑う。予定では、この間にマヘルの映像をプロジェクターで流すことになっていたので、僕と中崎さんは興味津々でピアノ椅子にもたれて上映を待つ。が、いくら待っても画面には「地域によって再生不可」というような文字が出ている。どうやら、日本の方式とは違うディスクらしい。皆であれこれ模索していたが、どんどん時間は過ぎていく。徐々に、再生が絶望的というムードになってきた辺りで、さやさんの「演りましょうよ」の一声が上がり、第二部が開始される。最初は「trees」。短い曲だと思って演奏していたが、さやさんがやめないので、先程の誓いを守ってずっと弾き続ける。案の定、工藤さんは「もうこの辺で...」という表情を見せたが、ドラムとベースが止まらないので誰もやめない。そのうち、また工藤さんが弾き始めたので、さらに続ける。フレーズが何度も反復されて、もはやトランスミュージックのような様相を呈する。あまり単調に反復するのもつまらないので、最後の伸ばすところをいろいろ工夫するが、やり過ぎたかもしれない。「trees」が終了し、次は「route 5」。これも短いバージョンしか聴いたことが無かったが、さやさんはここでも長尺で挑んでくる。すぐに考えていることが分かり、僕もしつこく続ける。ところが、さやさんがやめたので一旦、演奏が終結したかと思いきや、今度は工藤さんがカッティングを続けていて、植野さんにソロを吹くよう指示しているので、さらに演奏は続く。植野さんの音がテーマから解き放たれて、奔放な音が飛んでくる。フルートのソロや、大谷さん、ナツのソロもあり、僕にも指示が来たが、いい即興が思いつかなかったので、調を無視して「蝶」を弾いてみた。途中、植野さんの指揮で全員でテーマに戻ったり、だらだらになりそうなところを工藤さんが「最初に戻る。1,2,3...」とまとめたりして、ジャズワークショップのような楽しさがあった。「route 5」が終わったと思った瞬間、植野さんが「エチオピア」のテーマを吹き始めたので、僕も即座に弾き始めたが、このタイミングは早すぎたかもしれない。あと、構成がよく分からなくなってきたので、曲にうまく対応した崩し方が出来なかったのが悔やまれる。もっと慎重にモニターすべきだった。最後の方はノイズを出してしまったし。次は礼子さんの新曲「痴呆症の天」。工藤さんのピアノを伴奏に、礼子さんの声が響き渡る。7月のアートランドの感動が甦った瞬間だった。バンドで演奏してもかっこいい曲だと思った。次に予定していた「ブリストルの夕陽」はアレンジが間に合わずパスされ、皆で「will? will?」と確認し合って、ラスト「a will」を演奏。僕はいきなり出だしで失敗して、強引にさやさんを止めてしまった。仕切り直して演奏するも、やはり指がうまく動かず。焦っているうちにどんどん曲は進行。回りの音が耳に入っていないことに途中で気付き、「おっと!」と思いさやさんの音に集中し始めた時は既にエンディングに突入していた。がーん。ふたたび植野さんが「おわりです」とアナウンス。全曲が終了し、退場する時にアンコールの拍手が。工藤さんが皆に、葉書に書かれた「blues du jour」のスコアを示して「これやる?」と提案。ふたたび位置に付く。即興でやるのだろうかと思い弾くが、ダメ出しでもう一度。何か不文律のような決まりがあるようだが、全く分からずお手上げ。最後にもう一回演って終了。これはちゃんと演りたかったなあ。ともかくライブは終了、「お疲れ様でした」と言い合ったりなんとなく片付けたり、観に来ていた佐々木さん、武智さん、穂高さんらとちょっと挨拶したりで、撤収しているのか立食パーティーなのかよく分からない状況になる。「11月の夜」に来られなかったという人に声をかけられたりもした。荷物を中崎さんの車に積ませてもらってから、植野さん、さやさん、中崎さん、半野田さんたち、大谷さん、僕、ナツで近くの中華屋へ食事に行く。が、中崎さんは途中で携帯に電話が入り、荷物を積み直さねばならないというので出て行った。オーダーしたものを皆で回して喰いまくる。途中、工藤さんと中崎さんと関さんが荷物を積み終わって入ってきた。植野さんとさやさんは電車で帰るというので先に出て行く。工藤さんの「ロックンロールトレインにジョイントしないか?」発言。打ち上げ終了後、関さんにマジキックへ送ってもらう。荷物を一旦全て降ろし、先に帰着していた植野さん、さやさん、半野田カップル、関さんと、植野さん秘蔵の「ロウ・ライダー1990」なるビデオ上映会。関さんが帰ったあと、僕が持参したニヒリストスパズムとか、相馬さんの撮影したテニス関西ツアーのビデオなど皆で観る。京都のテニスのライブは人の心を捕らえる力が尋常でなく、曲と演奏の関係について深く考えさせられた。半野田カップル就寝後も僕らはしつこく起きていて植野さん、さやさんと朝までマヘル反省会~音楽話が続いた。





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最終更新日  2003年12月31日 20時54分24秒


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