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IGLOO DIARY

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2004年11月28日
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8:30頃起床。僕は先に寝たのでよく分からなかったが、あの後も何人かは起きていたらしく、珍しく僕が早めに起きた。玄さんは勤勉にスコアの写しなどをしていた。皆起きて、小林さんの家にあったベルセバのビデオを勝手に観たりしているところへ仕事帰りの小林さんが帰宅。腺病質の映画おたくをイメージしていたが、意外にも今風の立派なお兄さんだった。わずかの時間に映画の話に付き合ってもらう。小林邸を出て、徳島に向けて出発。玄さんと吉村さんの車に大谷さんが移動、長谷川さんがレガシーに乗る。途中のSAで降りたら、玄カーのブラス3名がそれぞれ楽器を出して練習していて微笑ましかった。吉村さんは楽譜が読めないというが音が綺麗で、聴いていて気持が良かった。「It's all over now,baby blue」を聴きながら四国入り。昼頃には吉野川市鴨島町駅前に着。ほぼ同時に工藤カー、武智カーも合流する。会場の「鴨島駅前マミー広場」は駅前通りに面している駐車場っぽい広場で、「街かどコンサート」という垂れ幕がかかっていたりしてイメージ通り。地元の商工会のおじさんが、軒並み閉っている商店街を訝る我々に「この辺は見ての通りのシャッター通りでしてねえ」と説明する。時間に余裕があるので、駅の脇の駐車場で練習することになり移動。駐車場に張られたポスターは凄いインパクトで、中崎さんが居たら喜ぶだろうなと思った。駐車場で、今日演奏するほぼ全曲を練習。近隣の家の犬の鳴き声が轟くなか鳴り響くマヘルの曲を聴くのは愉快だった。しかしそんな和やかな練習も地元住民の反感を買ったのか通報されて移動を余儀無くされる。会場近くに戻り、それぞれ思い思いの場所で個人練習。対バンの地元グループ「ハリケーンジャック」のトランシーな演奏が始まる。煙草を求めて裏通りを歩いていたら、人気のない角で杉本さんがリコーダーを吹いてたりして、思わず「怖いよ」と言ってしまう。ハリケーンジャックは存外に短く、裏通りで伊予万歳の合の手の練習などしているうちに出番となる。セッティングして座った段階で、すぐ脇でPCを開いている矢野君に気付き驚く。ここでのメンバーは吉村さん、矢野君を加えて、今回の最大である総勢13名。ホーン隊と川手さんがずらりと並び、マツヤマヘル勢と僕が脇にちょこちょこっと並び、フロントに工藤さん、礼子さんが立つ布陣となる。礼子さんがNHKの時のように曲紹介をして演奏。ブラバンっぽい分かりやすい曲ということで厳選された「seal and seagulls」「route 5」「open field」「asahi」「わたしの上に翻るあのひとの旗は愛でした」「giving birth to you」「荒野のペリカン」「白い夢」「伊予万歳(溝之辺騒動)」などを演奏した。昨夜の打ち合わせで、冗談混じりに言っていた大谷さんの素振りが実現し、工藤さんのギターの打撃音もアドリブで加えられマヘルの狂気を垣間見せる。他にも礼子さんのアシカボイス、「open field」の健一さんの健闘、「白い夢」の鄙びた美しさが特に印象に残った。「伊予万歳」を礼子さんがアナウンスすると、観客にざわめきが起こる。やっぱり四国の人は皆知ってるんだなと思う。僕は尚子さんとダブルでボックスを叩く。これはめちゃくちゃ楽しかった。アンコールで「unknown happiness」をためらいがちに演奏して終了する。最近としては最もコマーシャルなノリのマヘルだった。撤収後、コーヒーなどもらってしばしダラッとする。フリマに妙に馴染む工藤さんと礼子さんを遠くから眺める。車に一旦荷物を積み、究さんの御実家である甲斐ピアノスタジオへ移動。究さんの御家族の歓待を受ける。大きな干し柿は本当に美味だった。矢野君が編集中の10月のマツヤマヘルの映像を見せてもらう。ビコさん、中崎さんの話など出る。礼子さんはここでツアーを終えることになり去っていった。スタジオのグランドピアノで工藤さんがモーツァルトを弾き、そのノリの延長で今夜の演奏の打ち合わせになだれ込む。鴨島にはハリケーンジャックに代表されるジャンべ~ホーミー~オキさん的な文化はあるが、オルタナカントリーのような文化はまだ入って来ていないので、先鞭をつける良い機会かもしれない、と工藤さんは言う。言いつつも短い曲もやろうかと言いスコアの束からどんどん弾いて皆に選ばせようとする。「迫害」「とかげ」「苦い水を飲ませて」...僕にはどれも魅惑的に聴こえるが、僕が一人で「全部いい」とか言うと身も蓋もないので、あまり喋らないようにする。やがてタイムアップとなり、ほとんど何も決まらないまま会場のcafe au gogoへ徒歩で移動。まず食事。僕はカレーを食す。それから本格的な打ち合わせに入る。楽器を搬入。僕はドラムを叩くつもりだったのでセッティングしておく。工藤さんの車に物販を取りに行く。歩きながら、工藤さんから今夜の内容をざっと聞き、心を入れ替えてギターも弾くことにする。荷物を出して行こうとしたら、工藤さんが「ちょっと待って、スカーフを」と言うので「スカーフ...?オシャレのために?」と訊くと、「そうです。オシャレが足りない」などと工藤さんは言う。会場に戻ってから、「四谷ワルツ」を演ることになっていることを知る。ブラスが主に旋律をやると思ったのでドラムをやろうかと思ったが、メロディオンをやるように言われて、慌ててスコアを練習する。そんな余裕の無い空気のなか、小林君は財布をなくしてしまったと言うので気の毒に思う。「四谷ワルツ」は何度か皆で合わせたが、不安が残るもののお客さんも入ってライブ開始となる。最初はギリシャ旋律を用いたシリーズで、珍しく工藤さんがひとつひとつ説明し、調弦もその場で皆に音を示しながら行なったので非常にやり易かった。杉本さん、僕、大谷さん、小林君の順でステージに呼ばれ、一人一人をフィーチャーする形で「the broom of annihilation」「love your wives」「first love」「it rains on my cut tail」が演奏される。次にロック寄りの「おーとうー」「moving without ark」「a big hug」を演奏。最後にヨーロッパ的な「四谷ワルツ」を演奏した。リズムに注意しながら慎重に演奏する。アンコールで「ma-on」を演り、今回のツアー全てが終了した。撤収後、甲斐さんの所に小林君の財布があったという朗報。ホッとしたムードとなり、玄さんと吉村さん、矢野君、武智夫妻らとお疲れ様を言い合い、別れを惜しむ。最後に工藤さんに挨拶しようと思ったら、何と車のキーをなくしたと言うので、皆で慌ててあちこちを探索するがなかなか見つからず。一度は諦めムードとなったが、最終的に車の後部の無造作に置かれた荷物の間に挟まっているのを川手さんが発見し、事なきを得たのだった。最後まで色々ある。車4台に別れて徳島を出る。車内で空腹が極まってきて、淡路島SAでうな丼とうどんのセットを食すが、これは失敗だった。SAにうまいもの無し。帰りは不思議と行きよりも早く感じた。川手さんが運転の時に助手席に座り、あれこれ話す。最近のマヘルの事、イギリスツアーの事、他のメンバーの事など。運転が大谷さんに代わる頃には眠気がピークに達したので後ろに座って寝ようと思ったが、3人掛けの真ん中は地獄であったことをここへきて知る。全く眠れず。最後に元の窓際に座らせてもらい、ようやく少しは寝ることができた。





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最終更新日  2004年12月03日 04時20分21秒


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