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碁法の谷の庵にて

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2006年08月16日
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テーマ:囲碁全般(745)
カテゴリ:囲碁~碁界一般編
A山決勝は尹峻相vs王イク輝
 注目の中韓次世代(?)対決尹峻相vs古霊益は尹峻相が勝利。その前に立ちはだかるのはLG杯ベスト8の王七段。井山と仲邑を葬った李廷宇は王七段に敗れ去った。
 尹峻相が勝つと予想。

B山決勝は金東熙vs安達勲
 金東煕二段が上がった。確か新人王戦で朴永訓と決勝を打ち1-2の棋士。
 反対の山からは安達勲七段。彼は日本人みたいな感じの名前(2ちゃんで「あだちいさお」というあだ名がついている)で日本棋士を次から次へと食っています。

C山決勝は張維vs劉世振。
 決勝は中国対決。劉世振六段は比較的順当。彼は紛れもない元中国新人王ですが、世界戦ではどうも今ひとつ。張維五段はLG杯で決勝まで上がったもののクンゲン先生に完敗を食っていた。

D山決勝は斐俊熙vs孔杰。
 孔杰七段は紛れもない大本命ですが、次の相手の斐俊熙初段(韓国)ははっきり言って「あんた誰?」。睦鎮碩九段を倒して上がってきていますがね。

E山決勝は趙漢乗vs権亨鎮。
 台湾出身の韓国棋士陳詩淵五段は、枠抜け経験もある実力者ながら趙漢乗に取り押さえられる。反対からは洪性志五段を予想していたが、またしても「あんた誰?」の韓国棋士権亨鎮初段が。さすがに趙漢乗の安定感が上回るような気はするのだが・・・。

F山決勝は朴文尭vs金栄桓。
 最近絶好調の謝赫が本命で対抗が朴文尭、崔明勲と読んでいた山。崔明勲を緒戦で破った金栄桓八段がするするっと決勝に上がり、謝赫vs朴文尭の激突は朴文尭五段が勝利。
 実績からすれば朴文尭の方が上だけど。

G山決勝はユ斌vs李映九。
 中国の常緑樹、ユ斌九段が安祚永九段を撃退。フリカワリで作った弱い石をしっかりサバいて棟梁に追い込んだ。安祚永は韓国国内でもかなりの上位棋士だが、貫禄勝ちの印象。
 他方李映九がかつてのベスト8李聖宰八段を葬って決勝へ。韓国の強敵をなぎ倒して上がってきたユ斌の前にまたしても韓国強豪が立ちはだかる。

H山決勝は金秀俊vs溝上知親。
 金秀俊七段、決勝進出。白もって中盤は薄そうでしたが全部何とかするとコミが重い形勢になってました。ほっ。他方、反対の山からはなんと溝上も上がってきた。とどのつまり丁偉八段を撃破。最近溝上を世界戦で負かしたのってクンゲン先生だけじゃないのか?
 というわけで日本勢枠抜け決定おめでとう。新人王対決ですな。金秀俊が決勝病を治せるのか?ももぞうさんの応援が実るか?
 
I山決勝は王檄vs金炯佑。
 またしても「大本命vsあんた誰の韓国初段」。王檄九段(アジア杯でいっぺんに昇段したらしい)の方が普通に考えれば有利だが、スタミナの問題が少々気がかり。


J山決勝は金主鎬vs姜東潤。
 これ以上ないくらい順当な決勝になってしまった。波乱を起こせなかった日本勢の責任は大きいぞ。

K山決勝は陳耀華vs金亨奐。
 本命・陳耀華五段、韓国新人王許映皓五段にきわどく黒番半目勝ち。もう押しも押されもしない世界トップの一角ですね。相手は井山を倒したことのある韓国の金亨奐三段。準決勝が事実上の決勝だった気はするが…。

L山決勝は白洪淅vs鶴山淳志
 鶴山六段、邱峻を破り決勝進出。国内では最終予選にもなかなか残らない彼ですが、三星杯でのしぶとさは恐ろしいものがあり。対するは金成龍九段を倒した白洪淅四段。これは強敵だが、邱峻が倒せたなら何とかなるような。

M山決勝は王堯vs洪章植。
 王六段は農心杯に出場経験あり。羽根直樹に中押し負け。読み勝負っぽい棋風かな。洪章植五段はまったく存じ上げません。一昔前とはいえ中国のトップだった邵偉剛九段を撃破しているのだから、生半可な腕ではないとは思うけど。

N山決勝は林至函vs周鶴洋。
 林至函七段が再び勝ち上がってきました。日本棋士2人を倒して意気あがる金承俊九段だが、息もあがったのかここで敗退。まったく日本の連中ときたら…ぶつくさ。
 反対の山からは富士通杯で無念の敗退を食った周鶴洋九段。実績や格について言えば周九段の方が上回るが、林七段の力はかなりのもの。

O山決勝はゼイノイvs徐宝。
 ゼイノイ九段止まりません。韓国女流の主力の一角趙恵蓮六段に貫禄あふれるうち回しで圧勝。
徐五段は正官杯で使われることなく中国が優勝してたなあ。つまり大将格ね。

P山決勝は范蔚菁vs金恵敏。
 すんません二人ともまったく存じ上げないです。あ、金四段の方はLG杯で三谷四段を倒して・・・だからなんだ。




 女流は中韓戦が2つ。
 男の方は日本同士討ち1、韓国同士討ち3、中国同士討ち1、日韓戦1、中台戦1、中韓戦7となっています。
 4人中3人残ったことは殊勲。3人は素直にほめます。



 が、しかーし、ほかの連中は何だ。およそ一発も入れられずむしろ入れられ放題、互角くらいかと思われた碁を落としまくりではないか。
 しかも、溝上も金も鶴山も一応世界の予選でこれまで通用していた棋士。金は強敵を撃破して決勝進出2回、溝上と鶴山は枠抜け経験者、鶴山はゼイノイとド迫力の碁を打って撃破しベスト16だ。彼らの後ろは存在しないということなのか

 週刊碁は少しきつく言ってやりなさい。枠抜けしたごく一部を褒めるだけでなく、準決勝に4人しか残らなかったふがいなさに少しは喝を入れるべきだ。
 三星杯に勉強目的で出るのはよいし、それが一区切りついたときには、酒を飲んでも観光してもいいと思う。戦うには休みも大切だ。
 でもね、誰が相手であれ負けたらそれだけで非難されねばならないという棋士の運命が少し忘れられていないか。中野杯のあのほめ方とか。
 





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最終更新日  2006年08月16日 19時11分28秒
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