テーマ:囲碁全般(745)
カテゴリ:囲碁~碁界一般編
1回戦の組み合わせは以下のとおり。アマくじは全部日本勢が引いてしまいました。 A:仲邑信也八段(日) 対 フェルナンド・アギラールアマ六段(南米) B:結城聡九段(日) 対 胡耀宇八段(中) C:孔傑七段(中) 対 高根台五段(韓) D:張栩九段(日) 対 周俊勲九段(台) E:依田紀基九段(日) 対 李捷アマ七段(北米) F:常昊九段(中) 対 趙漢乗九段(韓) G:高尾紳路九段(日) 対 王檄九段(中) H:横田茂昭九段(日) 対 スベトラーナ・シックシナ初段(欧州) 仲邑信也八段(日) 対 フェルナンド・アギラールアマ六段(南米) おお懐かしきアギラールアマ。去年はエデュアルドロペスアマに代表を譲ってしまいましたが、トヨタ杯で周俊勲を2目半まで追い詰めたりしてたし、仲邑が負ける構図が普通に見えるような。 仲邑は大舞台への登場は初めてに近い。予選から山田規三生、趙善津などを倒して金的を射止めた以上、ここらで一発どーんと存在感をアピールしたいところなのだが、どこかのプロ九段2人のようにアギラールに負けて存在感をアピールしないでもらいたいところ。 B:結城聡九段(日) 対 胡耀宇八段(中) ここ数年、毎年毎年予選から、それも激戦山ばかりから勝ち上がる男結城。次の相手は半目で世界棋王の座を周俊勲に奪われた胡耀宇。CSK杯で対戦経験があり、このときは結城が見事な厚みの碁で押し切っていた。 C:孔傑七段(中) 対 高根台五段(韓) 中国国内ではコンスタントに上位にいる孔杰七段。世界予選に出ても安定感もまあまああるような気がするし、国内の実績を考えればもうチョイ上に言ってもいいはずなのだが、世界戦は強いといえば強いんだけど・・・レベル。いきなり黄翊祖に蹴りを食ったりとか。 高根台五段は韓国でいつの間にか天元を取ったかと思うと中韓天元戦で古力を撃破して存在感が激増。これからもっと上に出てきそうな棋士である。 D:張栩九段(日) 対 周俊勲九段(台) のっけから台湾対決にして新旧世界棋王対決。二人は仲良しだと聞いたことがある。 周俊勲は台湾の看板棋士。まあ弱くはないけど・・・くらいに思われていた棋士だったはずだが、LG杯で強敵をなぎ倒して見事優勝。「紅面棋王」のあだ名までもらって、評価が3階級特進ってところです。 無論張栩とて世界戦優勝2回、決勝1回。まだ張栩の方がちょいと格上・・・とは思っているけど、張栩は最近あんまり調子がよさそうに見えないのが気がかり。 E:依田紀基九段(日) 対 李捷アマ七段(北米) 去年趙治勲に敗れて代表の座を逃した依田も、今回は予選を上がった。本因坊リーグプレーオフで蘇耀国をボコって挑戦者に名乗りを上げるなど、調子は悪くなさそう。 李捷は北米のアマ強豪。学生王座戦にもでて来て、江村さんとか石井さんをはじめ、中韓の強豪学生にはけっこう負けていました。と言う訳でまあ勝つでしょう。 F:常昊九段(中) 対 趙漢乗九段(韓) 1回戦で日本が絡まないカードは近寄っただけで消されそうなカードばかりですね。 趙漢乗は兵役がどうなってんのかよく知らないけど、もしかするとそろそろやばいかもしれない。韓国棋士としては安定感もあり実力のある棋士である。 他方相手は中国の大重鎮常昊九段。 農心杯で打ったときは常昊がサバキをしくじって趙の黒番中押勝。 G:高尾紳路九段(日) 対 王檄九段(中) さて、名人本因坊なのに「世界戦で全く使えない」という大恥評価をもらっている高尾紳路。 明日の相手は中国の王檄九段。張栩、李昌鎬をボコ殴りにしてテレビアジア杯を取ってきた。まあ普通に考えれば王檄に乗るのが妥当な評価であろう。 もちろんここからいきなり覚醒してばったばったと中韓をなぎ倒すのは別にかまわないけど。 H:横田茂昭九段(日) 対 スベトラーナ・シックシナ初段(欧州) 横田九段、実は第1回少年少女優勝者。九段までは登ってきましたが、その先にはなかなかいけない様子。 ただ、絶好調のときの張栩とか依田を噛み殺したりする一発屋である。 シックシナ初段は韓国のプロ初段ですね。あんまり強い部類の初段ではないと思うけど。 ちなみに1回戦シードは、李昌鎬、李世ドル、崔哲瀚、朴正祥、朴永訓、古力、周鶴洋、山下敬吾である。 LG杯の統合予選も近い。組み合わせが発表されるのはいつごろだろうか? もっとも最近は勉強のおかげであんまり世界に目を向けてなくてわたしの手元にある囲碁情報が古くなってきているので当てにしないほうがいいかも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年04月13日 17時48分02秒
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