テーマ:囲碁全般(745)
カテゴリ:囲碁~碁界一般編
高校選手権・男子の方は、優勝は闇雲くん。出場者には選手権以外でも名前を聞いたことのある人も何人かいますが、闇雲くんもその一人です。
ただ、決勝は黒の方がパキッと折れてしまった印象を受けました。決勝の棋譜を1か月前の私なら、勝てたんじゃね?という妄想を抱きました。ハイ調子に乗りましたごめんなさい。 大体、棋譜を見てレベル変わらないなどと思ったら、その棋譜の主は彼を向先でこなすと思っていてそんなに間違っていないと思います。 女子の方の優勝は藤田さん。最後正しく打てば白(小原さん)が残していたようですが、連覇、ということですが・・・うーん、決勝の碁を見る限り、双方とも碁のレベルとしてはまだまだという印象でしょうか。私なら互いで打って、たぶん負けません。The Passion!!なら、インストラクターには4子5子は置かないと勝てない印象を抱きました。 まあただ、劇的に強くなることは十分考えられるので、これからに期待してよいように思います。大学に入る前に名前がそれなりに知られている人であっても、大学に入って急速に強くなるというのは、あることです。学生タイトルを取るような人は、えてしてそういう人たちで、高校時代の遺産だけで優勝するのは相当に厳しい話だと私は思います。 さてさて、三星火災杯統合予選、なんと日本勢予選決勝にも残らず全滅とのこと。2005年のLG予選で小林光一・蘇耀国が枠抜けして以降、世界予選で少しは日本勢が枠抜けできる状態になったかと思ったら・・・。以前は二人ぬけた、日本碁界復活の兆しか、と喜んだものですが・・唯一喜ばしかったことといえば、学生囲碁界出身(?)の王初段が2勝を挙げたことくらいでしょうか。 あと、幽玄の間で、某プロ(実名HN使用)の碁を見ていたのですが、アマの方が強いといわれても文句が言えない碁の山でした。本番で勝てるならネット碁をいかに適当に打とうと関知しませんが、本番でろくに勝ってもいない棋士(リーグ・本戦などで彼の名はほとんど見ない)がプロの金看板しょっててあんな碁打っていいのかなと思いましたね。どうしてもっていうなら、アマとしてIDとったらどうだ、と。 正直なところ、今は日本で新人王をとるのと韓国でプロになる難易度はほとんど変わらないのではないかと思います。 以前の新人王(年齢制限が今より緩かったころ)として、山下、張栩、溝上、金秀俊、蘇。皆世界戦では一応戦えていた(上二人は言うに及ばず、後ろ3人は皆世界統合予選で枠抜けし、大物を食ってもいます)のですがね。 しかし、です。もう今更怒る気力等湧きませんし、また、正直なところ原因追及をしても詮ないことだと思います。 努力が足りない?今まで努力をしていない人を今からどやしつけたところで努力をするのでしょうか? 層が薄い?ヒカルの碁がとっくに終わってしまった今、囲碁普及に抜本的な対策があると思うのでしょうか? 弱いプロ棋士は首にしろ?そんなことをしたら、有望な素材を入れられない可能性が跳ね上がることには思いが至らないのでしょうか?社会生活という視点からも賛同いたしかねます。 フルメンバー出せば?そういうことは富士通杯とかデンソー杯でベスト8を3人くらいは出してから言うセリフですね。 国民的スターが出れば?今の囲碁界に国民的スターが出る土壌があると思うのでしょうか? 日本が弱いとファンが離れる?本当に碁が好きな人たちが、日本が勝てないからと言って自分で碁を打つのもやめてしまうことがあると思うのでしょうか? もうこれは涅槃(ニルヴァーナ)の境地というやつかもしれません。 私は自分で碁が打てて楽しければそれでいいと思う自己中心的な人間に成り下がりましたから、日本が弱くたって困りはしなくなりました。7年くらい毎週買っていた週刊碁もほとんど買わなくなりました。決勝に残らず全滅しても、まそんなこともあるでしょ、と構えていました。今更2ちゃんねるで繰り返される日本が弱い理由をぐだぐだと論じるのにもあまり興味がなくなりました。 例え日本棋院がつぶれたって、碁が打てれば困りはしません。NHK杯と竜星戦は楽しみにしていますが、その程度の完全なる「一介のアマチュア」です。 以前、プロ碁界に関する評論で高評価をいただいたこともありましたが、おそらく、私がプロ碁界を熱意をもって追い回すことはもうないでしょう。何年か経って奇跡が起こればもしかするかもわかりませんけどもね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年08月02日 14時36分06秒
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