3414726 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

碁法の谷の庵にて

碁法の谷の庵にて

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2009年07月17日
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類

1812-21あたりへの指摘ですが、これに関しては、中まとめ的な文章としますので、あえて表にかくことにしました。

テーマをあえてこのテーマにした理由は、あのころにネット上に跋扈していた、言説と彼の言説がほとんど同じだからです。参考資料として有益であると考えたので。 

こんな論争興味ないよ、見たくないよという方はおひき返しを。





さて、hide-w氏と色々ドンパチ言いあいましたが、彼の手続的思考のいい加減さには、ほとほと呆れ果てています。

 真理はまず分からないから、真実につながりうる手続を行うことで真実を見定める。この基本的な思考から彼は欠如してしまっています。仮に欠如していないとするなら、思考に結び付いていません。
 そうでなければ、自分の意見が決まらなければ他人を批判できない、自分では何も言えない癖に厄人根性というような彼の言説(1812-14、1809-11)は成立しえない(手続がおかしいと指摘するのに、自説まで決めることは不要。弁護人を付けずに裁判をするなと批判するのに、被告人の罪責についてどう考えるかは不要であるのと同様)のです。

手続的思考は多少難しい面もありますので、この程度の人は、世の中に割とたくさんいる気もしますし、それが十分でない人をそれだけで責め立てる気には私はなりません。
しかし、彼は民主国家の面倒な手続きを他人に説いたり、他人をさんざんに侮辱しながら、その根拠が実にいい加減という醜態を晒してしまっています。
 曲がり4目をはじめ、囲碁をすべて実戦的解決しようという人が、裁判における実際に出させてはねることによる解決はダメと言う。王立誠の打ち上げ事件はルール上全く問題ないという人が、裁判では自分勝手なルールをでっちあげる。

 こんなありさまでは結局、彼のルールは自分の脳内なのではないかと疑ってしまいます。
 別段脳内ルールがあること自体を否定的に評価するつもりはありませんが、それに従わないから、法律に従った人間を蛇蝎のごとく罵ってはばからない。もし本当にそうだとしたら、彼は何様なんでしょうかね。
 そんな法律はおかしいから変えろというのは自由でも(島谷氏なんかはそんな路線ですし、私も島谷氏がそんな路線になったと思ってからあまり批判しなくなりました)法律に従った人間を自分ルールに従って罵るのは私は問題のある行為だと評価しますし、hide-w氏もその点は賛成らしいですが、全然各論が伴っていません。もし各論が伴っているならまずルールから知らなければなりません。ルールの基本的部分を知らないで、ルールから逸脱だのルールの濫用だのというのはありえません。例えそうなんじゃないかと思ったとしてもそれはただの感想です。
 事実もろくに調べないただの感想で他人を蛇蝎のごとく罵っていい理由はありません。へたすりゃ法的責任にさえなります。


 さて、1812-21によると、私がシロートは黙っとけと言われて怒ったのがあの発言の由来なのだそうです。その心性にも言いたいことはいろいろありますが、この際目を瞑りましょう。「説明できなくて悔しいです!」だと思うならそれも良し。

シロートは黙っとけというように書けば、なんて高圧的な野郎なんだと思うかもしれません。
しかし、あえてそれに近いことをいうことは、ケースによりますが私にもあります。「うんと単純化すれば」、シロートは黙っとけということになるかもしれません。
 無知は罪などでは全くないと思いますが、と言って抗弁にもなりません。ましてや武器にするなど問題外です。それは反知性主義以外の何物でもありません。そのような人間の不用意かつ攻撃的な発言に対し非難することをシロートは黙っとけと彼の脳内で言うのなら、シロートは黙っとけでも構いません。
 反知性主義者が「人としての知性がない」と言っていたのだとすればもう最悪ですが。

私の言いたいことは
「ある一定の論理が支配する領域で、どぎつい批判を浴びせるならその論理を知ってからにせよ」
「どうしても知らないで批判をしたいのなら、言葉を選ぶか、場合分けをして人的属性から切り離せ」

というのが、基本的な趣旨です。発言したいんだったら勉強しなさいよ、基本的なことを知らないで、どうして専門家を「人格に至るまで」非難できるのと言っているのです。ネット社会ならまだしも、現実社会における、「対等の議論の場」だったら、何も知らない奴は黙れ位の事はもっと普通に言われると思われます。
人格に至る非難は、相当強力な言説です。強力な言説であればあるほど、厳しい発言への自制や裏付けが求められます。刑罰が一番厳しいから、一番厳格な手続きが要求されているわけです。

個別の裁判について論じるなら、「事実」と「法」が大切ですから、事実は何だった、法は何だったというのをまず知らなければなりません。
彼は事実を知りません。彼の手元にあるのは、ほんの一部だけをつまみだした、しかも過去の情報であることは、つぶさに指摘し、私の方からさらに深めるための参考資料まで提示しました。
彼は法制度も知りません。彼は「事実を認めるのなら、残された道は・・・」と言っていますが、弁護人や被告人は殺人罪ではなく傷害致死を主張していたのです。死刑の適用可能性という視点に絞れば、100%の冤罪主張といってもよいものです。この裁判で「事実を認めている」と考えているなら、この裁判の基本的争点や、その意味内容を理解していません。彼にとって腸が煮えくりかえるあの理屈だって、その基本的争点に収斂させるために出されたものです。まさか、差戻審に入ってから、「証拠関係をまるっと無視して」完全まっさらな冤罪主張をする方が、あの弁護より良かった・・・訳はありませんね。

これが、自分の持っている事実や知識で十分と誤認したというのであれば、まあしょうがないと言って言えないことはないかもしれません(無論、これまでろくすっぽ調べなかったことをどうなのよという非難はしますが)。とりあえず、この知識を得た上でどう考えるのかと言えば済みます。
ところが、彼は「情報量ゲーム」などと知ること自体嫌だねという態度を露骨に示し、その後も人の提示した資料に何一つ反論も何もしないのです。(1809-21、1812-9以降の一連の事件に関する言説)
必要な知識を集めて検証することこそ手続の第一の意義ともいえるのに、必要な知識を自ら拒絶する(あるいは必要か不要かの判断さえしようとしない)。こんな手続なら、むしろない方がいい(手間と費用の無駄な上、手前勝手なアリバイに使われるだけ)です。


しかも、ついに彼は「法律馬鹿」とまで言い出しました。
個人的経験から言わせてもらえれば、その手の言葉はろくに法律問題について話すだけの事実認識も素養もないのにケンカを吹っ掛ける悪質法律問題クレーマーが、捨て台詞か遠吠えとして使う言葉の筆頭格です。
法律の論理が一番上に来ざるをえない裁判の世界で、法律の論理に従わないことが許されると思っているのでしょうか。もちろん、その法律の範囲内で、何とかよい結末をもたらそうと工夫しますし、工夫してきた実務家に対しての敬意は惜しみたくありませんが、法律を無視していいことにはなりませんし、工夫が行きすぎて枠を超えてしまったらやっぱりお仕置きされてしまいます。日本は法治国家で法の支配なのですから。
裁判の場で、法律がどうなっているか、それに従うにはどうするべきか真っ先に考えたら、あるいは考える必要もないくらいに身についている人を法律馬鹿というのなら、私は法律馬鹿で結構ですし、多分法律馬鹿でなければ法律家は務まりません。
仮に私の法律に対する理解が間違っているというのであれば、当然その批判は受けますが、彼の言説からするとそれは期待できそうにありません(説明の機会を出そうとすると、また昭和37年の裁判例を出した時みたいに叩きそうですから)。「●●馬鹿」というのは、一般に●●のことしか考えられない奴、という意味で、●●のことが間違っているということまでは意味しませんし、彼は弁護団の知性や人格についてあーだこーだ入っても、違法だなんて一言も言っていませんし、違法だというに足る理屈も提示していませんし。


あと、本当に彼は本村氏が事件も後半になってどういうことを言うようになったか知った方がよいでしょう。
懲戒煽動訴訟の第一審判決の後には
「判決は正当だと思います」
とコメントしたとのこと。
さらに脅迫状送付事件のときには
「自分のせいでこんなことになったのだとしたら弁護団にはお詫びしたい」
最高裁判決直前には
「自分の言論活動のせいでこの事件は本来の筋と違う、弁護団vs自分という方向に流れたのではないか」

「報道のために裁判が弁護団vs自分という本来の筋と違う方向に流れたのは痛恨の極み」
という趣旨のことを言っていました。最後の問題意識から、彼は最高裁判決までほとんど表に出て活動しなかったとのこと。

本村氏がこんなことを言う責任などこれっぽっちもありません。確かに本村氏はもうちょっと考えてほしいと思ったことはありますが、だからと言って第三者の場外乱闘に本村氏が尻を拭うようなことをする義務があると考えたことは私にもありません。hide-w氏のような人がたくさん現れたことを、本村氏は歓迎していたのか。本村氏を誠実な意図の下に出す気ならその辺も考慮すべきです。

最後にちょっとだけ。
>パニックになって

法廷で、検察からなされる色々なツッコミに対していやパニックになったんです、覚えてませんと繰り返すだけで、裁判官に通じると思うのでしょうか。仮に、それで通じない裁判官がおかしいと考えると仮定しても、被告人の利益を守るという立場である以上、それに乗っていく必要があります。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009年07月19日 11時26分04秒
コメント(2) | コメントを書く


PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

カテゴリ


© Rakuten Group, Inc.