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碁法の谷の庵にて

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2010年03月06日
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テーマ:囲碁全般(745)
カテゴリ:囲碁~碁界一般編
 また、幽玄の間で久々にお金を入れて打ってみようかと思って、前からつけたいと思っていたHNを新登録。
 どのHNかって?そうですね、こっちでのマイHNとちょっとだけ関連しているかもね。

 さぁて、8段まであげられるかなぁ。
 最近私の特徴である序盤戦の機略あふれるうち回し(自分で言うなよ)が完全になりを潜め、序盤で死ぬほど悪くなった上でどさくさにまぎれて勝ち星を泥棒するような碁ばっかりなんですよね。


 そう思って見ると、私の後輩というか偉大なる先達である下坂美織初段の棋譜があったので、感想を述べてみましょうか。
 今後、下坂さんの棋譜がでたら講評…というのは失礼ですね、私の変態棋風に基づく個人的感想を述べることにしようかと。
 下坂さんの棋譜の講評というか検討が週刊碁によく踊るようになる日々が来ることをお祈りしています。
 今後、昔書いていたタイトル戦のネット観戦記を下坂さん向けにしましょう。プロの棋譜の感想を書くのは3年くらいぶりですかね。



 相手は小松英樹九段で、下坂さんの黒番。小松九段と言えば、かつては依田九段と共に新人のトップクラスで、十分一流棋士です。
 ざ・ぱっしょーん!!と言っているのをよく見ますハイ。


 下坂さんの向かい小目に対し、白は三々二つ。打ちたいように打たせてみよう、という腹でしょうか。
 7手目、割って入るのは棋風でしょうけど、気合のいい手ですね。私みたいなジジイは左の三々にカタをつく位です。
 11手目の打ちこみは昔早稲田内部で研究されてた手で、昔の立命戦でもこれで序盤からよさげな形勢を築いていました。20手目までは、一応黒の言い分が通ったのではないかと思います。

 21手目のノゾキから全体を攻める態勢(ツイだら下に一間飛ぶ予定か?)ですが、当然小松九段も単に継がず、つけて対応します。
 切れば五子は多分取れると思うのですが、捨てられて右下が薄くなってはイマイチだと思われますし、黒もその予定で反発したのだと思います。が・・・。29手目のケイマはサカレ型を誘発したのかな?それともまさかノゾキが早かったのかなぁ?とびとびとぬる~く打っていくのは私の棋風ですが、下坂さんの棋風ではないかなぁ
 38手目のケイマで頭を出されてみると、黒打ちにくそうです。
 39、41は筋を通した手ですが、42~46と露骨な手で1目取られてかなり厳しそうです。ここさえつないでしまえば真ん中の黒石は一方的に攻めるだけだ、ということでしょう。
 50と備えてははっきり白よしムードです。

 黒も気を取り直して51,53と大場に先行し、挽回を待ちます。53は部分的には下辺を備えるくらいが相場でしょうが、間に合わないと見たのでしょうかね。黒としては打ちこんだ石を攻めても右の白をからみに持って行ったりするのが難しく、逆に黒が壁攻めを食いそうなだけに、53は怖い手でもあります。
 案の定、57と手を戻さざるを得ないのでは辛い感じです。その代償で75手目、一路右のノゾキまで進められないかと思って検討しましたが、二線から体をかわされるとうまくいかないようですね。はねて抵抗しても、かえって黒が薄いようなので、フクレはどうやら最善だったくさいです。

 79・・・見た瞬間、これは、気合一閃という感じを強く持ちました
 白石は全部つながっていて攻めにもあまりならない訳で、見るからに薄く、案の定白は強硬に裂いてきました。いくら穏健派(&詐欺師)の私でもこう打つでしょう。
 ただ、これを引っ張りだすくらいのことをしないと勝てない、というのは分かるので、一概に否定できない所ではあります。去年そう言うことをやって逆転半目とかやっている身としてはしみじみ。

 左下は…白から打てば相当いじめが効いて地も得だと思うのですが、98はお手並み拝見というところでしょうか。
 この後どこも死なずに収めましたが、10目半はやや白が緩めた感でしょうか。





 せっかくの初回記事で、しかも下坂さんにぜんぜん勝てない私がボロボロに書いてしまったような気がしますが(汗)、いつかこの手の記事をたくさん書ける日が来ることを祈っております。
 





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最終更新日  2010年03月06日 13時24分17秒
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