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碁法の谷の庵にて

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2010年12月27日
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テーマ:囲碁全般(745)


 というわけです。


 まあ順位などはこちらで確認していただければよいかと思いますが。
 連盟の翌日に棋譜までアップされる情報の早さは素晴らしいですね。ブログを使用しての速報性もなかなかのものだと思います。私などかつては最後の終局後10秒で全結果をアップしたりもしていましたが(笑)、公式結果しか発表できない連盟の立場としては十分すぎるほどでしょう。

先にちょっと全体の感想を。

東北大学7位
九州大学8位


 ポカーン。
 東北大と言えば5年前早稲田を痛い目にあわせて2位まで進み、それ以降も異常なまでの安定感で3位をキープしていた訳です。九州大学も一昔前は4位が定位置で、早稲田が2006年に優勝した時の最終戦の相手は九州大でした(前回順位が早稲田3位、九州大4位だった)。
 それがなぜいきなりこうなるのでしょうか?まあ直接的な原因は主力選手の卒業なり戦線離脱なりなのでしょうが(大学でルール等を覚えて強くなることは不可能ではないが限界はある)、やはり栄枯盛衰ということなんでしょうかねえ。ともあれ、捲土重来を期待するとしましょう。
 そう言えば関東では「あの」東大が二部落ちの危機などという噂も。

岡山大学3位

 去年最下位に沈んだ岡山大学ですが、今年は踏ん張り、最終戦を待たずして3位を確定する力を見せました(最終戦は負け)。10年も前から大学選手権を見てますが、関東、関西、東北以外が3位以上に入ったのは初めて見たような気がします。本当は2004年に九州大学が3位に入ったらしいですが2004年は早稲田が代表じゃなかったんで見に行ってないのよね(汗)。
 ついでに言えば、2年連続出場校が一度に上げた順位として5位は最高記録タイみたいです。
 主将は学生十傑入賞2回(未確認ながらむかーしネットで打った彼は実は主将ではないかというあたりがあるのだが…)、五将も何度か見ました(というか主将と五勝以外は見にくい)が、早稲田に一発入れ立命戦もけっこうしつこく抵抗し、力を感じさせました。新戦力率が高いようですし、来年以降の飛躍に期待するとしましょう。





 とまあ基本的な感想はこれくらいにして、多分多くの人が期待しているであろう(笑)最終日、立命戦に移りましょう。
 立命はここまで30戦全勝。史上初、35戦全勝のパーフェクト優勝の可能性すら見えています。去年の5-0をこっちでやっていれば(ぼそ)。因みに過去最高は東大の34―1が2回。東大では一人だけ負けると「りゅうそう」のあだ名がつくらしいです。
 早稲田勢も五将が2回負けた他はパーフェクトペース。観戦記者(誓って私ではありません)までしっかり用意されており態勢は万全です。



 個々の選手の様子もここで振り返るとしますね。といっても、副将から四将までは見えないので分からないことが多すぎるのですがorzorz
 握りは早稲田のあたり。因みにここ5年間、早稲田―立命戦は握りを当てた方が負けていたりするのよ(実話)。
 一方で近年の三連覇できないジンクスも存在していたり(なぬ)


主将戦 田中伸幸―△加畑陽一
 立命の主将は去年副将として暴れまくっていた(北大戦で土をもらっていますが)元高校チャンピオン、今年は学生十傑を取った田中くん。異常な強みを見せていました。全部見た訳ではありませんがみた碁はほぼどれも完勝と言ってよいものばかりだったと思います。
 早稲田の主将、加畑くんは新一年。高校時代に関東の個人戦に出て大物を倒してたりしたので入学前から名前は知ってました。夏合宿でも私のコミなしの黒で殴り合いに近い碁を打ち、最後は細かくなりましたがコウ圧に屈しました。しかし全国での戦いぶりを見ているとどうも私はあの時大善戦したのではないかという疑惑も(汗)。ここまで6戦全勝。打つのが異常に早いです。張栩棋聖のように後々まで時間を残す作戦の意味もあるのでしょうがそれにしても早い。相手が秒読みに追われながらやっと打っている中余裕綽々で30分近く残った時間を使って打っている様は憎らしいほどです。

副将戦 △山下寛―宮崎能爾

 山下くんと言えばnipparatさんのようなベテラン?勢を次々撃沈した静岡県産のホープで元中学チャンピオン。彼が来ていた合宿に私がいたことは…私は覚えてるんだけど覚えてないんだろうなあ。当時は私の方が全然ランクが上だったと思うけど、今となっては(遠い目)・・・。補欠に何局か譲っているので立命では一人だけ全勝がかかっていなかったり。
 早稲田の宮崎くんの方は元院生でプロ試験で名前だけは何度か見ていたり。1年で本因坊戦でも全国決勝まで行った・・・とまるでTぽり先生の再来のようです。でも碁はよく知りませんゴメン。部誌で見る限りは序盤で悪くなっても粘っこく頑張ってくるタイプのようなのですが。
今年の十傑の九決で当っているようでその時は山下くんが勝っているとのこと。

三将戦 又木諒太―△松井宏平 
 又木くん知りませんしかも三将なので碁があまり見えませんゴメン。後で検索したら選手権5位だって。立命の層の厚さでセンスになっていると言うだけでも強いんだろうってのは分かるけど。昔は選手権入賞者の名前くらいすらすらと言えたのになあ(遠い目)
 松井くんは法学部なので私の後輩。唯一去年も打ったお方ですが、ちょっと序盤作戦に問題があったらしくその後の殴り合いで殴り負け。細かい碁になることが多いですが私の同期の某君と違って半目勝ちより半目負けの方が多いらしい(ここでそれを書くか)。今年に入って枠抜けする等実力は確かなはずですが。

四将戦 △梅谷豊巨-村上好実
 梅谷くんと言えばまたまた高校選手権チャンピオン。前にさかのぼれば高津、山田と立命は高校チャンピオン多いですね。因みに早稲田は高校準チャンピオンが多いです。かつての菊川、坂本、朴、太田、糸山・・・みんな高校2位です。
 村上くんは元院生の強豪らしいけど名前しか知らないのゴメン(これを多用することになるから書けないって言ったのにorz)。というか挨拶もしたことなかったけど、なんで私の名前を知っているの?どうやら私の悪行の数々は新一年にまで知れ渡っているようです(ガクガクブルブル)

五将戦 西村一駿―△今井健太郎
 五将戦はギャラリーにも見やすいので多少はあれこれ言えますね。
 立命の西村くんは棋風的な安定感は感じないかも(失礼)だけども、露骨に悪くなったシーンは全くなく地力でがっちり勝ちあがっているという印象を受けます。北大戦はちょっと大変かな?と思った瞬間に相手のちょっときかそうとした手を無視して連打、優位を不動にしていました。
 今井くんは内容的には本格派か。ただ本格派すぎるせいか細かく負けるシーンもちらほらで、ここまでに2敗。北大戦は序盤ではまったらしく(というかはまり以前という位にはまっていた)、相当追い込むも半目負け。相手も2年前吉成くん(慶応、元学生準王座)を、去年田中くん(今年立命主将)を倒す等強豪に違いないけど、どうやら逆転もあったらしかった(終身名誉監督談)だけにおしかった。でも、彼だって関東でいくつも枠抜けしてる実力者なんですけどねえ。



 立命戦の大カード以前、市ヶ谷をぶらついて目に入ったラーメン屋でつけ麺を頼んで待っていたら見覚えのある顔が多数。
 何と立命軍団じゃありませんか。同じ鍋の麺を食った仲(マテ)になりました。
 先日プロ入りを果たしたT先生とあいさつなんかもしたりして。




 では碁の方・・・というところでスペースがつきました。
 続きはwebでまた明日(というか今日かな)

 





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最終更新日  2010年12月28日 00時03分50秒
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