琴弾山(ことびきやま)神社
島根県飯南町、琴引フォレストパークスキー場から歩いて1時間、琴弾山神社に参拝しました。 国道54号線のスキー場の看板を頼りに車を走らせると、国道から3分ほどでスキー場に到着します。スキー場は夏は無人で、リフトも動いていません。山に向かって最も左寄りのリフト沿いにゲレンデを登りきると、「登山道」と書かれた黄色い看板が見えてきます。そこへめがけて進むと、「ツキノワグマの生息地…..」と書かれた看板が現れ、少し草の茂った山道に変わります。しばらくすると歩きやすい杉木立の道に変わります。ただ、毎日夕立があるのか、地面は湿っていて滑りやすいところがあります。しばらくして沢に接近しますが、そこは沢を上らないよう注意して、山側の道を進んでいきます。道沿いにユキノシタ科の植物が多数見受けられ、7月中旬頃が見頃だったのではないかと思われました。さらに進むと、沢を横切るところがあり、天然のクーラー・水飲み場になっています。 しばらく続いた杉林がブナ林に変わると、神社はすぐです。ふたつの大きな岩の間に、大国主命(オオクニヌシノミコト)が祀られている神社があります。 300メートルほど離れた所には、琴が納められたという伝説のある岩穴があります。 神社の裏から50メートルほどで、琴引山山頂(1013m)に着きます。急に木がなくなり、360℃の展望が開けます。生憎雲が多く、ふもとのスキー場や近くの大万木山が見える程度でした。すっきりと晴れていれば、かなり景色がいいと思います。 ゴロゴロと雷が鳴り出したので、慌てて下山しました。下りは30分ほどでした。登りにくかったゲレンデは、下りではクッションになって歩きやすかったです。 何か山からパワーを頂いたような気がするハイキングでした。フシグロセンノウがひっそりと咲いていました。 ナデシコ科 多年草