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2014/02/16
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国民のすべてにある特定の指向性をもたせ、為政者が望ましい、と思うその姿へと誘導していくためには、教育を手段とする偏った方向づけを行えばよい。つまり、洗脳するという方法が最も有効なものとなる。反日教育が中国共産党の支配を確固たるものにする目的で、中国人民を一致団結させることに寄与した。その事実の記録が中国の人民を、反日的な行動に駆り立てていた証拠となった。だが、その結果日本からやってきていたさまざまな支援に慎重になる、という変化を生み出すことともなったのだった。50歳代以上の高い年齢の世代は、日本に対する強い親近感を当時既に抱いていた。

  日中の国交正常化に寄与した田中角栄を敬い、遅れていた中国経済を先進国レベルへと高めさせる、そのきっかけとなった1972年秋の強い意志と決断による訪中の断行を、深い滋味と高い尊敬の念に満ちた穏やかなまなざしで、繰り返し語っていた当時の人々の姿を、過去の事実として思い出されてならない。まさに隔世の観がある変化が、その後生まれていたということができるだろう。日中関係はその後とても良好な状態で進展を続けていったのだったが、天安門事件を生み出した民主化運動(1989年の六月四日)以来、共産主義体制を盤石なものにするという目的で、日本軍による過去の蛮行を教育の名のもとに、改めてその悪業ぶりを強力に刷り込む、という教育が国を挙げて実施されるようになっていたのであった。

 国民の意志を一つにまとめておくためには、具体的な脅威、つまり敵と呼ぶべき憎き存在というものが必要なこととなる。当初はその対象が反日への誘導という方法ではなく、既に宗教的な存在へと高まりつつあった気功を手段とする宗教運動、即ち法輪功というものに対する弾圧という形をとっていたのであった。民主化は反共を意味していたことから、チベットやその他の少数民族との軋轢、つまり独立運動の高まりを封じ込めるという目的でも、反日という偏った教育を次世代の青少年たちに施すようになっていったのだった。

 現在の40歳代から前の中国の若い世代は、共産主義体制を護持するための措置として、過去の日本軍による行為のすべてを犯罪として教え込まれていたのである。日本に対する中国人の意識にみられるこの特徴的な偏りは、共産党指導部の意志によって誘導されてでききたものに他ならない。所謂洗脳教育の結果として与えられたもの、といってまったく差し支えない行為であった。

 国の指導体制が脆弱化すると、具体的な敵を作ることによって、国民が自発的に抱くようになった不満を、反転させる意味をもつさまざまな行為を抑制する効果が得られる。共産主義体制ばかりではなく、帝国主義体制であっても、また民主主義体制であっても、それは似たような扇動型の教育が実施されていたことがあったのだ。日本語では鬼畜米英という言葉が、未だに生き残っているのとそれは代わりのないことなのだ。

 敵がまったく存在していない平和な時代には、仮想敵という概念すら多用されていたのである。為政者が国民のもつ敵愾心を刺激することによって、当面の危機を免れようとする行為を強化することがある。中国でいま起きている反日的な行動のあれこれは、共産党指導部の腐敗に根差した反抗運動を、民主化という名の反共運動にしようとする勢力との、せめぎ合いのはざまの思惑によって、図らずも産み落とすようになったものに他ならない。

 国際政治の場でいま起きている軋轢の根源は、欠陥を有する制度のもつ不健全性、に対する健全化への自発的な運動の萌芽を、敵の存在という概念にすり替えてしまうことによって、具体的な脅威を国民の意識に想起させ、反共ではなく反日に徹することを愛国と看做す教育を行うことで、日中関係を大いに損なう結果を「図らずも」引き寄せていたのであった。

 中国共産党政府が民主化を阻もうとすればするほど、反日教育はより苛烈なものとならざるを得ず、少数民族がもつ独立機運というものを、専横的な圧力をかけることによって逆により一層高める。中国の政治と経済は共産党指導部の下で、既に限界領域へと達しつつあるのかも知れない。ソ連が自己崩壊した前夜の朝、のような状態にそれは近いのではなかろうか。陰の銀行によって隠されていた債務の総額は、既にどうしようもないほど巨額なものとなっているとされており、債務不履行という差し迫った不毛な結果は、これから陸続として顕在化していくようになる予見されているほどだったのだ。

 アベノミクスが有する課題の一つは、国内経済の部分だけをその基準としていたことから、グローバル化している国際経済が引き起こす未知の異変を、まったく要素化していなかったというその点にあったのである。量的緩和を実施したことによって増加した大量の資本は、銀行を経てどの分野へと流れ込んで畑を潤すことになっていたのだろうか。一時活発化していた設備投資が、このところ停滞しているという事実があるその一方で、貿易収支は赤字幅を毎年拡大させ続けるようになってもいたのである。

 経済政策における認識の拙さは、ここからも窺い知ることができるのではなかろうか。国際収支がかろうじて黒字を保っているからといって、安心していてはならない。この程度の黒字幅など、一瞬で消え去ってしまうものであるからだ。あたかも風の前のチリの如きものでしかない、ということなのである。
 中国では共産主義体制を堅固で盤石なものにするという目的で、反日教育が行われるようになっていたのだ。一方韓国の反日運動というものについては、竹島の帰属を巡る問題意識の変化がそうさせたものであるように見えるのだ。奪いとったものを奪い返されそうになったその危機感が、韓国政府の姿勢を頑なで且つ歪んだものへと変容させているようだ。

 日韓関係の問題に於ける本質的な主要成分は、慰安婦問題を生んだ歴史認識の違いなどにあるのではなく、地下資源を巡る領有権の正統性の確保にこそあったのだ。問題のすり替えが為されている状況下で、表層の変化に振り回されていてはならない。問題の本質を承知しているという事実を、国際社会で機会あるごとに明確にしておく必要というものがあるだろう。韓国政府側の内情を政府内閣が把握することができていたのであれば、もっと有効な対応を取ることは夙にできていた。現状のもつ見事なまでの拙さというものは、為政者が共通にもっている愚かさの代償として、政府と国会及び国民全体へと降りかかるものとなっている。


 中国大陸で実施されている反日を目的とする偏向教育の結果が、日本からの生産財、資本財、中間財のそれぞれの流入を妨げるようになってきている。民主化運動を隠密裏に弾圧しようとしたことにより、13億人の国民を反日へと一斉に誘導したその判断の誤りこそが、世界の生産基地となる直前の段階へと達していた中国経済を日本の産業界に見限らせることとなり、日本からやってきていた有形無形の支援を消し去って、グローバル経済から孤立した暗黒の大陸へと、中国全体をこれから変えようとするようなろうとしている。

 中国の経済を異常なほど素早く成長させることができていたというのは、国際金融資本が過剰流動性を人民元に替えることで消し去ったことにより、元高ドル安という状態を、演出することが抵抗なくできるようになっていたからであるに他なるまい。元売りドル買い介入を営々と続けてきた共産党政府が、世界最大の債権国(ドル建てでの資産総額)へと化したというのは、ドルの供給元を務めていた金融資本の支援の賜物だといえるだろう。

 供給過剰で消化されずに余っていたドルを、投資という形で押し付けられていた共産党政府は、その資産の一部を海軍力の強化へと振り向けた。これによりアメリカは世界展開していた艦隊の再編成を余儀なくされ、南シナ海と東シナ海に平和状態の継続を否定しようとしている中国共産党政権が、危機感を高まらせようとする驕りにも似た尊大な行動を顕在化させるようになってきていた。これはドル経済圏構想に基づいた、望ましからざる変化のひとつとなっている。
 

地下資源の消費がこれからもっと進む時代がやってくると、すべての資源は希少価値を募らせていくこととなり、資源の奪い合いという最も不幸で不毛な状況が産み落とされるだけなのだ。領土領海を巡る駆け引きは今後一層苛烈なものとなっていき、生命を代償とする合理性を超越した展開をとるようにさえなることもあるだろう。その萌芽が、尖閣諸島を巡る日中間の関係悪化に窺える。

 地下資源を確保することが仮にできたとしても、それは温暖化の原因物質である二酸化炭素を量産することを通じて、生命全体に対する巨大な淘汰圧を均等にかけ、更により強化していくことになるのであろう。エネルギーの根源的な意味をここで再確認しておかないと、経済成長を急いで繁栄をいっとき手に入れることができたとしても、子孫の恒常的繁栄にその学習効果を結びつけることはできない。

 隔週能力の有無によって、将来不毛な結果だけを残すこととなるだろう。廃墟となった遺跡に過去の繁栄を語らせてはならない。持続可能性というものは、歴史が否定している通り、幻影と幻想の所産以外の何物でもないのだ。アメリカの退潮がそうであり、中国の台頭もまたそうなのだ。有効解はたったの一つ。エネルギー保存則を実生活で有効活用する、ということに尽きるのだ。消費を上回って尚余りあるゲインを引き出す術を見出すのは、決して不可能なことではないのである。






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最終更新日  2021/03/13 08:49:54 PM
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