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◎環境問題に対する私のスタンス 今年も楽天日記をメインに、環境に関するブログを書いて いきたいと思います。 ただ、皆さんに知っておいていただきたいことがあります。 よろしければ、しばらくお付き合いくださいね。 唐突ですが、実は私は「環境問題の専門家」ではないんです。 環境問題はあまりに範囲が広くて、「専門家」を名乗るなんて 誠にもって滅相もないことです。 そして私自身、環境問題の専門家になりたいと思ったことは 一度もありません。 前述のように昨年も書きましたが、「環境問題に対する私の スタンス」を明らかにしておきたいと思います。 と言う訳で、いくつかのスタンスを挙げてみたいと思います。 1.目的と手段を混同しない 環境問題の解決は「生きとし生けるものが幸せを実感できる 地球」を実現するための手段だと思っています。 一歩譲って、「一人でも多くの人が幸せを実感できる地球社会」 を実現したいと思います。 環境問題の解決が目的になってしまうと、昨冬某国際環境NGO が行ったような「ドイツの日本大使館前に、鯨の死骸を置く」と いう行動が正当化されてしまいます。 環境問題が解決するのだったら「何でもあり」。 であれば、環境問題の解決は簡単です。 「ゴミのポイ捨ては極刑に処す。密告したものは懸賞金を出す」 というような法律をつくればいいのです。 しかし、これが「幸せを実感できる社会」につながるとは、 どうしても思えません。 私としては、まずは「自分が幸せを実感すること」から始めたい と思っています。 2.ある現象にできるだけレッテルを貼らない 簡単に言うと、先にも触れましたように「専門用語という レッテルを貼らない(定義しない)」ということです。 言葉や用語を定義した瞬間に、その定義に限定されてしまい ます。 するとそこからはみ出したり、当てはまらない観念や現象を 「定義に当てはまらない」として除外してしまうことになり ます。 例えば米映画「デイ・アフター・トゥモロー」のモデルに なった「欧州寒冷化説」は、「新氷河期到来説」とも呼ば れていますが、そのようなレッテルを貼ってしまうと 「太平洋の水温を下げる作用がなくなるので、海水温が高まり 大気の大循環に大きな変動をきたす」 「場合によっては、熱暴走を起こす」 などの可能性について無関心になってしまう恐れがあります。 ちなみに「新氷河期到来説」とは、 「欧州周辺に大量の熱を運んでいる海水の循環が変わり、 英国などは氷河期のように寒冷化する可能性もある」 というものでしたね。 もちろん、「レッテル貼り(定義づけ)」がすべてダメと言う 訳ではありませんが、最近、「定義が示されないと動こうと しない、いや正確には動くことのできない人」が増えている ように思います。 一見、合理的のようですが、 「行動しない理由ばかり考える人」 や 「すべての条件が満たされない限り行動しない人」 を輩出するように思えて仕方がないのです。 3.数値も大事だが、感受性はもっと大切 環境問題を語る上では数値(データ)は不可欠です。 ただし「数値で表されたものしか信じない」というのは、 バランスを欠いていると少なくとも私は思います。 「数値で表されたものしか信じない」というのは、実は、 「数値で表されたものしか理解できない」 あるいは 「変化に氣づく感受性がなくなっている」 という現実をカムフラージュしているのかも知れません。 目の前の真っ黒に汚れている河川を見て、 「BODの値を測定してみないと汚いかどうか分かりません」 とか 「消費期限をかなり過ぎているが問題なく食べられる食品を 見分けられずに、日付だけ見て捨ててしまう」 と言うことがけっこうあるようです。 ちなみに、私は水の状態を見るとBODの値は大体推定でき ますし、私の家内は、消費期限(賞味期限ではありませんよ) を過ぎている食品が安全かどうかをニオイだけで判断します ・・・・今のところ外れはありません。 事実、私の家には消費期限を大幅に過ぎた食品がかなり 残っています(1年以上も過ぎているのがあるのですよ)。 ただし、嗅覚に自信のない人はマネをしないでくださいね。 環境問題だけでなく、あらゆる社会問題を解決するためには、 微妙な変化を感じ取る「感受性」を育てることが不可欠だと 思います。 4.私の行動規範 行動規範というと大袈裟ですが、私の場合は極めてシンプル です。 幼稚園で学んだ、 「自分で出したオモチャは自分で片付ける」 という当たり前のことです。 環境問題に当てはめてみると、 「気候変動が起こっていようといまいと、気候変動が人為的で あろうとなかろうと、石油が無尽蔵にあろうと無かろうと、 自分で出したものは自分で片付ける」 のが人間としての責任であり、礼儀だと思っています。 自分で出した「もの」とは、言うまでもなく「廃棄物」や 「二酸化炭素」のことですね。 学問的に環境問題の仮説を検証するのは大切なことですが、 「自分で出したものは自分で片付ける」 ことも人間の「しつけ」として必要なのではないでしょうか。 しつけとは「躾」、つまり「身を美しく」と書きます。 身を美しくして、心を美しくすること。 これが自分だけでなく、周囲までも美しい環境にすることに つながるのではないでしょうか。 とりとめのない話になってしまいましたが、これらが 私のスタンスです。 良い悪いは別にして、皆さんも一度考えてみてはいかが でしょうか。 ------------------------------------------------------- ◎環境関連のe-BookとCDを刊行しました。 12月15日、e-BOOK『やさしくてゴメン!環境問題』 シリーズ(全2巻)を刊行しました。 また12月20日、「聴いてわかる『CD講座』」を 発行しました。 いずれも環境問題や環境経営についての渾身の作と 自負しています。 詳しくは、 ここ をご覧ください。 ------------------------------------------------------- ◎e-BOOK『講演でガッポリ儲けよう!』を発刊しました。 11月1日、e-BOOK(全2巻)を出版しました。 講演回数1500回超の秘密を公開しています。 心ある方にとっては、顰蹙もののタイトルですが、お読み いただくと真意がお分かりになると思います。 講演について関心をお持ちの方は、ぜひともこの機会を ご活用ください。 お時間のあるときに、 ここ をご覧いただければ幸いです。 ★無料e-BOOKもあります! ご希望の方は、 ここ をクリックしてください。 ------------------------------------------------------- ◎環境に関する2つの講座を開講しています! 先日開設したセミナールームを有効に活用するために、 地球環境問題と環境経営に関する2つの講座を企画しました。 詳しくは↓をご覧ください。 第2期『ポジティブ・マインド・エコリーダー養成講座』 第1期『環境経営実践講座』 もしよろしければ、覗いてみてくださいね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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