1618626 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

明日のワインを斬る!

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2006年10月30日
XML
カテゴリ:ワイン会
CIMG4756店内ソムリエ.jpgCIMG4760バッハ1.jpgCIMG4816食事風景.jpg





CIMG4738セリエワイン全景.jpg

ワイン

1.クリスタル ロゼ マグナム 1999年
2.ルイ・ジャド コルトン・シャルマーニュ 2本 1997年 
3.シャトー・デュケム 1986年 
4.DRC ロマネ・サンヴィバン 2002年
5.DRC リシュヴール 1997年
6.シャトー・ラフィット マグナム 1996年
7..ペトリュス 1994年


時差8時間の世界より~  よだれるTomochan

よだれ人、Tomochan
大分 ル・セリエ 萩原シェフ フィネスのお料理の世界~
Sunday, November 05, 2006


CIMG4777カキ・クレソンのソース.jpg
カキのクレソンのソース

Tomochanのコメント
牡蠣のクレソンソース

アミューズとした出されたこの一品
萩原シェフのお料理は究極のフィネスの世界~
タイトルから想像してしまう クレソンソースという青っぽさや、牡蠣が煮込んであるんだろうなどというような、野卑な考えはご無用。

クレソンという風が僅かな青さを残しながら、淡くノーズをくすぐってくれる。「秋の風」
口に運ぶと、フランスのベロンが一番だ!と思っていた南仏のムッシューFや、ドイツからの同僚たちをまず唸らせるこの新鮮な牡蠣。かみ締めると牡蠣の凝縮された旨味とジュが、あくまでもエレガントなクレソン風と混ざってくる。生のようで生でないこの絶妙な牡蠣の仕上げ方に一同、スタートからノックアウト。 最初若さを見せたクリスタル ロゼもこの辺りからビロード感が増して、バラの花が飾られたクレソンの風、新鮮な牡蠣のミネラル、見事にきれいなクリームソースの旨味・コクなどなどが一体化されて、喉を通り過ぎて行く。 このバランス感覚だ! 風味だ! フィネスの世界だ! これが萩原シェフのお料理。

大分は、ル・セリエに来た甲斐があった!!!  

という満面の喜びが、フランスからドイツからやって来た者たちの顔に溢れている。



CIMG4786オマール海老とカブのサラダ仕立て ディル風味.jpg
オマール海老とカブのサラダ仕立て ディル風味


Tomochanのコメント
オマール海老とかぶのサラダ仕立て、ディル風味

こんなに美味しいオマールを食べたことがあるだろうか・・・ 天然伊勢海老と車海老の中間のような旨味、日本人の持つ魚処理の「和」の感覚とフランスのソースが融合した一品。 この写真から想像して頂きたい! まずオマールの甘味、旨味、ミネラル感。 そして、かぶの甘味、ミネラル感。 かぶの葉っぱの、風のような青さ~。 それらをまとめる綺麗な濃くも薄くもないエレガントなヴィネグレット。その周りをそよ風のように囲むディルの針のような先端部分だけを綺麗に使ったサラダ仕立て! 仕立てということは、サラダでは決してないということ。 エレガントなヴィネグレットが、オマールの旨味をキュッと引き締めてくれる。 そして、かぶの甘味、葉っぱのほんの僅かな苦味がやはり「風」のように通り過ぎて行く。  アミューズの牡蠣の処理の仕方、こちらのオマールの仕上げ方。この微妙な感覚はおそらくフランス人には無理だろうと思ってしまう絶妙さ。 素材の持つ特性を十二分に発揮させながら、口の中でのワインとのマリアージュ、そうジャドの綺麗な酸とハニーが融合する世界。 これが大分の世界~

今まで最高のオマールだと思っていた、ホテルリッツが独自に持つブレターニュにあるオマールファームで採れるオマール! この萩原シェフのお料理を頂いて、それが見事に打ち砕かれてしまったと、同僚のU。




CIMG4791栗のスープ、トリュフ風味 フォワグラ添え.jpg
栗のスープ、トリュフ風味 フォワグラ添え

Tomochanのコメント
栗のスープ、トリュフ風味、フォアグラ添え
 栗のスープとありますが、いわゆるマロンの香りと味が凝縮されたタイプとは全く違い、ここでも萩原シェフのフィネスが発揮されています、家の前のマロンの並木道に風が吹くと匂う香り。 若いトリュフが細かくスープの中に~ フォアグラは表面のみミクロン単位に焦げ目が付けられて旨味を上手く封じられていて、裏側はワザと焦げ目はなし。 わざとひっくり返して見る同僚Uの感覚も全開。 フォラグラの旨味が裏面から流れ出すように混ざった栗の風味のスープ。淡いトリュフ(旬のお醤油的なものではなく)の風と、素晴らしい技術で仕上がっているフォアグラの旨味ときれいなクリームスープのコク・旨味がここでも融合。 マロンの木の風、トリュフの風が野生美であるフォアグラを口の中で広がり、最後に上品な旨味のみが残り~ デュケムの何ともいえないあのボディとフォアグラの旨味を、それぞれの「風」が支えながら・・・ 究極のフィネスの世界~




CIMG4813舌平目、茸デュクセル添え パセリ風味のソース.jpg
舌平目のポシェ、茸デュクセル添え パセリ風味のソース



Tomochanのコメント
舌平目のポシェ、茸のデュクセル添え、パセリ風味のソース
もうここまでくれば、どうかみなさんこのロールされた舌平目をご覧下さい! パセリ「風味」ソースをご覧下さい!! 舌平目をロールしてこの姿でどのシェフが提供できるでしょうか!! 口に含むと天然アナゴを上手く白蒸ししたような錯覚に陥る位に、身が柔らかく、且つ、旨味を逃さずに仕上げられております。 茸のデュクセル添えということで、おそらくエシャロット、オニオンなどと共に数種の茸たちを同型に切りそろえ、ポワレしたもの? その森の香りを絶妙な塩加減で引き締められて、パセリ「風味」という「風」と共に、頂くこの舌平目。 このお魚の持つミネラル感、エレガントな旨味とパセリの風・・・ロマネー サン ヴィヴァンとの相性は一気に舞踏会の華へと。 リシュブールが開いて来てから見せてくれた構築感とあのDRCのベリー香、このかすかに残る微妙な塩加減の舌平目のポシェとの相性も忘れることはできません。 

ワインのフィネスとお料理のフィネスが共鳴し合う瞬間。 

それが至福の瞬間です。




CIMG4844佐賀牛のポワレ ソースアルマニャック.jpg
佐賀牛のポワレ ソースアルマニャック



Tomochanのコメント
佐賀牛のポワレ、ソースアルマニャック
萩原シェフのフィネスの世界も遂にここまで来たり~ 事前にソースアルマニャックという名前を読んだ時に、アルマニャックというストレートな世界をどうやったらフィネスの世界へ高めることが出来るのか?
また、同時にこれらの神々しいワインたちと合わせるためには、どう対処されるのか食べて見るまでは想像も出来なかった。 

佐賀牛のポワレ、表面の薄皮のみポワレされていて中は殆どレアの状態。超レア! いわゆるお刺身状態で楽しむこの素晴らしいお肉の身は、もうお刺身の世界に通ずる繊細な世界。 温かいお刺身から醸し出される滑らかな流れ出るナッツ香~、ほのかな酸、草食ではないビーフから出るコクが、想像を絶するような滑らかで透明感のあるあくまでもエレガントなアルマニャックのソースと混ざり合う。 この難しいお酒をどうすれば神々しい「風」の世界へと高めることができるのか・・・

この萩原シェフの「風」のソースと佐賀牛、ぺトリュス、ラフィットの香り、それぞれの持つ凝縮感が合流した時に初めて、コニャックではなくアルマニャックでなければならない理由が判った。 華やかなんです!


風のように漂う透明なソースアルマニャックには、野卑なアルコール臭など残っている訳もなく、これらの神々しいワインとお肉を結ぶ、究極のソースに圧倒されてしまい、思わず跪きそうになってしまった。
平素からお肉を食べない一人の人間のために、全員の楽しみを奪う訳にも行かずに承諾したこのお肉料理~ 

一人だけお魚に替えていただけませんかなどという野暮なことを言わなくて良かったと、夏に続いて経験した萩原シェフの底なしの感性にただただ脱帽



CIMG4850チーズ.jpg
CIMG4953チーズ.jpg
フィーリップ・オリビエ


CIMG4855デザート.jpg



いつものデリバリー ”頬肉の煮込み” 萩原シェフ作






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年11月01日 11時41分44秒
コメント(8) | コメントを書く
[ワイン会] カテゴリの最新記事


PR

カテゴリ

キーワードサーチ

▼キーワード検索

ニューストピックス


© Rakuten Group, Inc.
X