久しぶりに父のことを書こうと思う。
久しぶりに・・・父のことを書こうと思う。ここで父のことに触れるのは随分、久しぶりだ・・・。知らない方も多いことだと思う。父は、2007年6月9日。私の目の前で突然、重度の病で倒れた・・・。病名は「くも膜下出血」この病気はとても恐ろしい病気だ。それを数ヶ月の間身を持って思い知らされることになった。しかし発症して3分の一が「即死」そして3分の一が病院までにたどり着けない。病院にたどり着いた残りの3分の一の中で更に3分の一が手術中にアウト・・・。残り3分の一が重篤な後遺症が残りやっと3分の一が「リハビリに向けて」トライ出来る・・・という凄まじい命の確率を突きつけられる病である。私が父が倒れた当時毎日、克明に日記を書いている。倒れた当時のことを書いた日記がコレだ・・・。今、思っても実はこの時に・・・本当にいろんなことが起こりすぎて記憶が飛んでしまっていて思い出せない・・・。ただ・・・超低空飛行ながら父は命は助かったのだ。しかし「後遺症」が残った。あの病状から考えると「奇跡」だとドクターからも言われたくらい・・・父は回復しました。自分で歩けるし、トイレも行けるしご飯も食べれるし言語障害もない。動かなかった半身もすっかり普通に戻った。しかし「脳高次機能障害」が残った。つまり「考えること」が出来ない。物事を組み立てて「計画」することが出来ない。脳が司る「高次」の部分・・・「自制したり」「考える・・・頭の中で組み立てる・・・」脳を使う部分において大きな障害が残ったのである。ここで難しいことが具現化する。この「高次脳機能障害」はカタチになっては現れない。一見、普通に見えるのである。コレが難しいところで障害者認定が下りないのである。つまり介護認定がおりない。家族にかかる(特に母にかかる)負担がとてつもなく大きい。父が退院して約2年間・・・・。いろんな出来事がありました。どうせ私が助けてしまった命・・・私が父を殺して自分が幕を引いたほうが良いのではないかと突発的な殺意を感じたことすらあります。(今だから言えますが・・・)そのくらい・・・身内が倒れるというのは重たいです。しかし・・・少しづつ・・・少しづつ・・・父は周りの方々に支えられつつ回復してきているようにも思います。地元のグランドゴルフのサークルに入れてもらい昨年は何度か大会で優勝させていただいたそうです。(↑多分、ハンディをいただいてるみたいです。ハイ)最近は自分で買い物にも行けるようになってきました。しかも以前なら「一つ」のものしか買えなかったのが最近は、複数のものを並行して考えて買ってくることが出来るようになってきています。なぜ??久しぶりに父のことを日記に書こうか・・・と思ったのかと言うとなんと「事件」が起こったんです^^家族で話をしていてたまたま・・・「パパ??昔、マージャンしてたの覚えてる??」と聞いたところ「おぉ!覚えてるよ。ワシ、マージャン出来るで」「いや~流石にマージャンは今は無理やろ~~」「いやいや~出来るよ。教えたろか??」↑この時点でかなり驚きました・・・。というのは「脳に大きな負担」をかけることは非常に疲れるらしく、今までずっと絶対に拒否してきたんです。「あれ??何故かやる気になってる??」これはダメもとで家族でマージャンをやってみることにしました。ゲストにレイン片岡氏も参戦です♪・・・・これが意外。。。。スピードは遅かったりする部分もありますがちゃんとマージャン出来るんです!!考えられない!!!正直、メチャクチャ驚きました!!「コレで三面待ちや。。。」・・・・参りました。正直、まだまだ沢山・・・・障害が残っていることを感じる部分はあるんですがちゃんと少しづつ回復していってるんだなぁ~・・・・とつくづく感動いたしました。スゴイ!!久しぶりに書いた・・・・父の闘病日記でした。。。