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ホノカニヒカル

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2010.06.23
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今、一番ハマって欠かさず見ているのはこの番組かなぁ~。

娘もはまって一緒に録画した番組を見ています^^
水木しげる役の向井理さんもいいし、布枝役の松下奈緒さんもいいなぁと思ってみています。

貧乏でもお互いに尊重できる仲であれば、それが一番だななんて思ってみたり。
今の時代にぴったりかも。

そんな中でしげるの片腕を見るにつけ思いだされることがある。

私は小学3年まで京都の下町に住んでいました。その時の話。
大学の近くだったせいか、それとも下町だったのか、うちの近所では内湯ではなく、外湯・・・お風呂といえば銭湯だった。

小さい頃は姉や母に連れられて行っていたが、小学生になってからは友達を待ち合わせをして、お風呂の用意をして今日はどこの銭湯に行こうか~などとキャイキャイ(ん~~、私はネクラだったからはしゃいではなかったけど)言いながら、近所をうろうろしていた。

真っ暗な中、2,3人の子供だけで歩く夜の道はなかなかワクワクした。

小学生のころか、それとも母に連れられた頃だったのか。。。その辺りが曖昧なんだけど、
男湯と女湯がしきられているところがあって、子供は行き来自由だったんだけど、私が男湯に遊びに行くと。

短く刈り上げた白い頭のおじさんがマッサージチェアーに座っていたり、扇風機に当たりながらタオルで体を拭いたりしていた。
その中に、必ずと言っていいほど片腕のおじさんや、片足のないおじさんがいたものだ。

私が不思議そうな眼で見ていると親にひっぱられてこちらに連れて来られる。
そして小さな声で

「戦争で片腕になったんよ。あまりジロジロ見ないの。戦争の話をされたら長いんやから」

な~んて、ウチの母らしいw。。失礼な言葉を付けて私を引っ込ませるのであった。
(ということはやっぱり母と一緒の時の風呂屋?)

でもね。

私がじっと見ていると、おじさんは笑顔で話しかけてくれたよ。
堂々ともしていたし。
おじさんというよりおじいさんかな。

でも、体つきもがっちりしているし、動きも軽快だったし。

私はなぜだか大好きだった。
だから、いつも用事もないのに、男湯に行っては膝から下がないおじさんだったり、片腕のないおじさんだったり。。。を観察しに行っていた。

ないのに、ないことを普通と捉えて、それでも堂々とするおじさんたちが
かっこよかったからだ。
普通に健康体で何も欠けることなく生きている人よりも、潔く生きているように思えた。



・・・・・
今から8年くらい前かなぁ~。
眠れなくなって夜中にテレビを見ていた。

普通の人の日常を映したドキュメンタリー。

その人は公務員の息子として生まれたんだけど、農村に興味を持ち両親の反対を押し切って古式農業を始めた。
電気もろくに通ってないような田舎にボロい家で一人で住んでる。
プロパンガスに電気は・・・もしかしたら通してなかったかも。お金がかかるとかで。

そんな彼にお嫁さんができた。

全盲の女性。
生まれた時は耳に障害があって聞こえない・・・だけだったんだけど、高校生くらいになって視力が弱まり、彼と知り合った頃は弱視程度だったんだけど、最近ひどくなって全盲になってしまった。

ということはどうやって会話をするんだって話なんだけど、
基本は手話で話をするんだけど、その手が見えないものだから、手話の形をしている指を全盲の女性が触り、解釈をする・・・という、方法。
そして、その返事を彼女が手話を使って表現する。

確か名前が「手手話」だったと思うんだけど。。。



そんな彼女と二人で行う生活は・・・私にはとても素敵に思えた。

家庭的な家具もなんにもないし、農業も古式を追及しているのですべてが手作業。
収入はそこで獲れた有機米を売ったお金・・・年収で30万のみ。

でも、あったかいの。
その女性は笑い上戸でね^^
会話は手話で行うから、音もなく静かな家なんだけど、だけど、笑い声だけ聞こえてくるという。


主人公の男性の両親は全盲で耳の聞こえない女性と結婚した彼を、勘当したらしい。

その男性が言っていた。


彼女や障害を持つ人は、目に見えてはっきりと分かるところが欠けているだけで、本人たちは何の障害とも思っていないし、障害ではない。
「障害」という言葉は、そういった人たちを見る人の心が障害だと決めつけているだけの話しだ。




・・・・この言葉を聞いてから。。。私はずっと考えている。

自分の心はどうなのか。
障害者の人を障害者と思ってみてはいないか。

普通に扱っているつもりでも、どこかで未だに思っている。
障害者だから優しくしなきゃとか、もっと自然にふるまわなくちゃとか。

そういう気持ちも含めて、すべてなくして付き合えたらいいのに。




・・・・母の介護を見る中で、車いすに座っていた頃は私や私の娘(ポノポノ)が車いすを押して、クルクル回ったり、走ったり止まったりして、車いすライフを楽しんでいたんだよね。

でも、症状が悪化するに従って、車イスすら乗れなくなって☆
その時になって思ったのは、車イスに載せていた頃は、まだ病名も知らなかったし、時間はかかっても少しはよくなって、せめて車イスの状態でいれると思っていたのもあって、みんな元気だったよな。楽しんでいたよな。って思えて、懐かしくなった。
当時から考えると、その2,3カ月前の話しなのにね^^

そんな思いがある時に、私たち親子がエレベーターに載っていると、後から…ちょうど母よりも4,5歳若い女性が車イスに載って、それをその娘さんが押して入ってきたの。

私とポノポノは心が暖かくなってね。
二人で、おばあちゃんの車イス押してたよね。同じだね。なんて話して私たちがニッコリと相手にしたんだよね。

すると、めっちゃ嫌そうな顔をされたの


・・・人によって感じ方は違うんだなって。
勝手に推測してニッコリしちゃった私たちも失礼なんだけど、
「車イス」で幸せを感じる人と、「車イス」を不幸せと感じる人と。

人によって違うんだねぇ。


車イスでいる自分を不幸せと感じることができるなんて。。。。

なんて幸せな人なんだろう、と。

私は思わずにはいられませんでした。



不幸せを感じるのは幸せなんじゃないかな~。



だって、今まで幸せだったって言う証拠じゃない。
この先、今の状況が好転することを期待している証拠じゃない。
なんてね。



・・・・・・・・
いつかは、すべての人にわだかまりや気兼ねがなく接することのできる人になれたらいいなぁ~。
障害者であるとかないとか、気持ちのいい人だ悪い人だとかそんな前情報なく、ただありのままのそこにいる個体として見れるように・・・なりたい。
けど、絶対に難しいよね!!
言ってるそばから無理っしょって思う自分がいるわ。



な~~~んか、まとまりない話しだけど、
ゲゲゲの女房を見ていると、こんな繋がりで話を広げたくなりました。


おしまい。






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Last updated  2010.06.23 10:04:04
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