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テーマ:活き活き健康講座(4120)
カテゴリ:健康
今夜8時からのNHKテレビ1の地域医療の記録をみた。山梨県南部の僻地病院飯富病院とその周囲の住民の記録だったが、飯富病院院長の長田忠孝先生が、人里からかなり離れた所に住んでいる方々をこまめに往診している姿には打たれた。
もともと子供さんがいないお年寄りもいるが、子供さんがいても生活のために子供は都会に住んでいて事実上一人暮らしの老人が多い。薬の飲み忘れや、傷の処置など集落の人同士で助け合っているが、世話をする側の人も認知力が下がったり、健康を害したりして、思うにまかせないことがしばしば起こる。僻地の家から出て市街地に住む子供達と一緒に暮す選択枝もあるが、そこに住んでいる人たちはほとんどがその地の自分の家で最後を迎えたいと望んでいる。 長田先生は殆どの方と「最後をそこで迎えるように看取ってやるよ」と約束なさっておられた。80何歳かの男性は数年前に奥さんに死なれて、一人で大きな家に住んでいて24時間鼻から酸素を吸入しながら生活している。その家で看取ってもらいたいというのが希望で、長田先生は片道30分以上かかる道を往診するが、そのつどその患者さんと碁をしてくるとのことだった。 長田先生は胸部外科の専門医だったとのことだが、今夜のテレビで見る限り、医者らしいことはあまりしていなくて、碁をしたり、山道を運転したり、傷の処置の仕方をその患者さんの旦那さんやお友達に指導したりしていた。 医者にも色々な人がいるものだなと思った。設備の整った大病院で、華々しく先進的な手術をしている医師もいれば、長田先生のように、村から村をおんぼろ車で走りまわり、患者さんと碁をしたり、様々に触れ合っている医師もおり、どちらがいいとはいえないが、そこで楽しく仕事ができればいいのではないかと思う。 外から見るとかなり大変な仕事だと思うが、長田先生は結構楽しそうに仕事をしていた。長田先生と飯富病院のスタッフ、それに、僻地から離れられずにそこに住んでいる人達に幸あれと祈る。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.09.11 23:06:41
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