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今が生死

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2010.05.17
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テーマ:ニュース(99197)
カテゴリ:仕事
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カーネーション:ナデシコ科ナデシコ属 原産;南ヨーロッパ、地中海沿岸、花言葉;熱烈な愛情、情熱 5月9日の母の日に咲いてくれればいいと思っていたがその時はまだつぼみで1週間遅れで花を咲かせた。熱烈な愛情とか情熱とかの花ことばなのでそれにふさわしい話題を書こうと思ったが、帰りの車の中で口蹄疫について報道しており、何よりも強烈な印象を受けたので、そのことについて書くことにした。

宮崎県では牛の口蹄疫が流行しており、既に何万頭もの牛が屠殺された。畜産で生計を立てている農家にとっては大打撃で、収入が無くなり、路頭に迷うことになる。鳩山首相は赤松広隆農水相を首相官邸に呼び、2010年度予算の予備費から1000億円を対策に充てることを確認した。農家救済のためにはいいことだと思う。

しかし殺される牛については何のコメントも無かった。ラジオではかわいそうでどうすることもできないとの聴者からの声が紹介されていた。人間には感染しないし、その肉を食べても大丈夫とのことだが家畜の伝染防止のために皆殺しにするとのことである。どうせ肉となる時には殺されるのだからそれが早いか遅いかだけの問題でそれほど苦痛を感じない人も多いかもしれない。

しかしいくら感染力が強いからと言って即殺はひどい。人のインフルエンザも感染力が強いが感染したら即殺することはない。インフルエンザも口蹄疫もウィルスの感染で起こるが大体感染後数日で免疫抗体が出来て何もしなくても治っていく。

感染牛の何頭かは病気のために亡くなるかも知れないが、病気を克服して口蹄疫には2度と罹らない抗体を作って前以上の健康体になる。

獣医師もしくは畜産界の大ボスが即時に殺せの指令をだしたのだと思うが、それは間違いだと思う。人間に感染する恐れはないのだから数日様子を見ていれば殆どが治って行く病気である。感染したら殺せでは際限がなくなる。感染が広がるばかりである。

感染したら治癒を待つのが正解である。牛の体内でウイルスと白血球が戦えば必ず治る時がくるものである。感染してしまったのでこれから戦いを開始しようとする前に殺されてしまうのは無念である。

今の世の中には物の分かる政治家も、畜産人も、獣医もいない。かわいそうなどと思う人もいない。ウイルス感染は抗体を作ることが重要だということも分かっていない。

ウイルス感染なので、宮崎だけでなく他県にも広がる可能性がある。金銭的補償を話し合うことも大切だが、病気の牛そのものについてのしっかりした議論を尽くしてもらいたいと思う。





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Last updated  2010.05.18 20:52:23
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