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テーマ:友情について(14)
カテゴリ:テレビ番組
今朝、再放送だが二つの魂の触れ合い 山中伸弥と平尾誠二を観た。二人の馴れ初めは週刊誌の対談だが山中は自らもラグビーをしていて平尾に憧れていたこともあり初めて会った時からお互いを尊敬しあう友情を感じた。山中はips細胞でノーベル賞をとった男である。平尾はラグビー日本代表選手、代表監督を勤めた男で胆管がんで53歳で亡くなったが今でもラグビーのみならず各界で慕われている男である。
山中は平尾との交流の中で様々な啓発を受けて自分が研究で行き詰ったり、研究員達の指導で困った時には平尾の言葉を思い出して対応してきた。山中は平尾が亡くなってから彼の思い出や彼から受けた教訓などを本にまとめている。平尾は同志社大3年連続日本一に貢献し神戸製鋼6連覇にも貢献した。彼はresillience レジリエンス つまり復元力の塊で追いつめられても跳ね返すばねを持っておりそれを信条にしていたがそれ以上に彼のチームが勝ち続けられたのはその人柄である。彼は常に感謝の心を忘れず、先輩にも後輩にも感謝しそれに報いていた。だから同じように彼も皆から感謝され尊敬されていた。山中は専門は違うが平尾の人格に敬服し尊敬していた。ノーベル賞を取って偉ぶっている人と思っていたが平尾の人格に触れ生徒のように素直に学ぼうとしていた姿はさわやかだった。自分も医学者のはしくれなのに大親友平尾を救えなかった悔しさや苦しみが伝わってきた。その為にもips細胞を使って平尾のように既に進行がんになった人でも助けられる道を切り開こうとしている山中は真剣である。きっと山中は平尾の敵を取ってくれると信じている。山中は平尾の葬儀で弔辞を読んだが、こんなにも固いきずなで結ばれた友情があるのかと感動した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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